2週目にもなってくると、朝の空の様子をみれば、だいたい行くべき岩場を決められるようになる。いつ空が崩れるかもわからない今日は、近場のSmoke Bluffへ。
Ugly American (5.10b)に取り付いたものの、濡れすぎていて2秒で中止。
となりのPartner in Crime(5.11a)もビショビショの下部が核心ぽく、しかもカムが取りにくいから、怖くて取り付けない。
ローカルクライマーによると、5月はいい感じで乾いていたらしいのね。へえ〜、夏じゃなくても結構登れたりするんだ。
Climb and Punishment(5.10d)をトライする神をオブザベ。
見た感じ苦手系なので避けていたのだけど、どうやら可能性はありそう。
・核心は1箇所。それ以外は僕でもできそう。
・核心ムーヴは、神であの強度ってことは、同じ状況になったら確実に落ちる。かといって他のムーヴはなさげ。
・一度核心に入ったら、クライムダウンは難しそう。
・となると、前腕がフレッシュなうちにスピード勝負で核心をこなすしかない。
んなわけで「神シミュレーター」がはじき出した作戦は、「核心手前の決めにくそうなプロテクションをとるのを諦めて(神は複数取ってかなり消耗していた)、ランナウトのまま核心へ突入すればいける」というものでした。
核心前に、カムを固め取りできそうな最後のセクションと、そのサイズ感は、神のセットから目視で確認。トライ前に深呼吸30回くらいして覚悟を決める。
核心ハングは、おかしな体勢で落ちそうになりながらも、無理やりのデッドを繰り出して耐えてギリギリ一撃。まあどこにデッドすればガバがあるかも聞いていたのだけどねw
うーん、なんとなく姑息な感じが残るが・・まあツアーということで・・
本命のCrime of The Century(5.11c)へ。
神があっさり卒業してしまったコイツは、今までのような他力本願は頼めない。
たった一人で、この苦手フィンガーへ真っ向勝負に行かなくてはなりません。
こういうのを乗り越えられる自分になりたいなあ・・
結果はテンテンだったけど、不思議なことにトライには満足。
前回、半分から先をゴボウで抜けてしまったので、少なくとも自分のムーヴで上まで抜けられたのがよかった。
ラストのマントリングで力尽きて、足下よりずっと下のマイクロでドカ落ちしたけど、かえって色々自信がついたような気がする。自分にとってフィンガーはメンタル的な苦手要素が多いのかもしれない。
残念ながら、ヨレすぎて今日はここまで。
最後に有名ルートのPopeye and the Raven (5.10c)をぎりぎりオンサイト。
ちょっとユガマクのアニーを思い出す形状で、僕にはかなりお買い損に思えましたが(笑)、個性的なルートで充実しました。
さて、明日は嵐の予報とあって、そろそろ大雨が来そうな雰囲気です。
今日はここまでで撤収。
明日はのんびり図書館にでもこもるかな〜。
0 件のコメント:
コメントを投稿