2016年10月30日日曜日

宇宙最強怪獣


さて、日曜日の朝。
今度こそ決心して植樹祭へ行ったのですが・・




ぶ厚い雲に気持ちが萎えましたorz
どうにも9月のトラウマが・・

ささささやうなら瑞牆〜(結果的には全然登れたという話でした クソー)


んなわけで、今シーズン二回目?くらいの甲府幕でした。
荷物置き場で支度していたら、知り合いのフェースクライマーの方にばったり。
山でジュゴンを見つけたくらいの勢いで驚かれました。

今日は異業種交流にやってきましたのよオフォフォフォ。





アップがてらに、昔から気になっていたゼットン(5.10b/c NP)をオブザベ。
乏しいカムポイントからランナウトして1mほどのブランクセクションを超える下部が、5.10には見えないのですよね〜。

見落としているホールドがあるのか、案外プロテクションが決まるポイントがあったりするのか、もしくは下部のラインが違うのか・・

付き合ってくれたK坂先輩と、たまたま居合わせたST氏、モモ氏を巻き込んで、あーでもないこーでもないとオブザベセッションをやりましたが、さっぱりやり方がわからず。




検討の結果、ブランクセクション上のガバらしき箇所の手前で落ちても、ギリギリグランドにならない(ような気がする)、ということと、ブランクセクションにマイクロナッツを落とし込めるかもしれないという、心もとない勝機が見えました。

ということでついに突入!

核心まで上がったり降りたりしてプロテクションを漸進させていき、やっとこさブランクセクションにマイクロナッツを取れたところで意を決してのデッド。

・・取ったところは全然悪いツルツル面で、落ちました(白目)





まあなんとかつないで、ブランクセクションを過ぎると、一応まともなクラックが出現。ちょっと湯川を思わせる脆そうなホールドにビビりながらトップアウトしました。


今日はゆっくりスタートということもあって、これにて終了〜。
変なところにクラックの宿題を残してしまいました。ゼットーン!



あ、フェース・・・



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(本日の結果)


HIVE(5.10)再      いつ登っても楽しい。しかも上部にクラック!
サイコモーター(5.11a/b)× いつ登っても残念・・。苦手すぎる〜
ゼットン(5.10b/c)TO   全然5.10に感じられず。さすがは最強怪獣。

アップついでに触ったサイコモーターでまたもや敗退。セッションした時のムーヴをすっかり忘れてしまっている上に、自力ではムーヴが再現できないという残念な感じです。

それにしてもゼットンは厳しかった。博士、わたしに無重力弾を・・

2016年10月29日土曜日

ムーヴの選択肢



K坂先輩、M田先輩と一緒にKBT岩へ。

小川瑞牆・・なんて言っていたのですが、厳しい冬型予報に恐れをなして、暖かい岩場へ来てしまいました。

アップを終えたら、前回に引き続き宿題の祝退職(5.11b)へ。




以前はてんとう虫のレクイエム(5.11c)より歯が立たないと思っていましたが・・やっぱり核心で苦手系のスポーツっぽいムーヴがこなせずテンテン。

ムーヴをバラしたら、さすがに2回目で落とせました。
なかなか印象的なムーヴがあって面白かった!

ビ・・ビバ退職!!





M田先輩に、以前やって楽しかった「甲府城エリア」をオススメしたのだけど、びっくりするくらいコケコケ・・ってことで撤収。

最後に珍しくキレイに乾いていたブリム・オブ・スカル(5.11b)にトライさせてもらいました。こちらは行けばカチがあるという楽しいルートでオンサイト。

一箇所ムーヴがわからずにガバカチに飛びついてしまったけど、ヒールで行けばスタティックに取れたんだろうな〜と後から気付きました。



恥ずかしながら、こういうスポーツ系ルートをやることがムーヴの練習になる、と思えるようになったのはごく最近です。

たぶん、前は保持力だとか、体幹だとか、フェースムーヴの引き出しがなさすぎて、「自分にできる解決ムーヴがない」という頭真っ白状態に陥りがちだったのだろうな。もしくはできる解決策が1パターンしかないから、「組み立てた」感が全然しない、とか。

ようやく「正対かフリかの2択からどちらがいいか検討する・・」くらいのことがナントカできるようになりまして、遅ればせながらフェースクライマー仲間が2年前に言っていたことの意味がわかるくらいになってきました(ショボイ・・w)



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(本日の結果)

祝退職(5.11b)累計3RP 最後のムーヴが面白かった!
ブリム・オブ・スカル(5.11b)OS 


祝退職は、以前にはらりさんが言っていたことを思い出して左右に蛇行して弱点を抜けました。んで後日、T屋姉さんにムーヴを聞いたら直上したとか。うはー、全然届く気がしなかった・・!(リーチ差20cmくらいありそうなのに)
T屋さん、足置きうまいなあ〜。


2016年10月27日木曜日

空を飛ぶ怪鳥



木曜日は夜に飲みの予定があるので、塾長と半日クライミング。

近場で軽くならいいですよ〜。

・・と、甲府幕や太刀岡を想像していたら、なぜかバベルの塔になりましたw


ちょ〜うのうりょくしょ〜ねんバビル二世〜♪(古)


実はカンマンボロン方面は初めて!新鮮だな〜。





色とりどりの落ち葉を踏みしめながら、朝のトレールを上がっていくと・・


おおおっ!これが少年に仕える3つのシモベか〜!(だから古いw)






キレイ!!背が高い!!カコイイ!!

右のダブルクラックが、ずっと気になっていたポセイドン(5.11a)。
左のワイドから直上するのがロプロス(5.11c)。
ロデム(5.12a)は、ロプロスから右に派生しているラインです。


午前中しかないから、ポセイドン1本を狙おうかな。






・・と思って取り付いたらあっさり一撃!
5.11台クラックのオンサイトは久しぶり。

最近は怖いからとOSを譲ってフラッシュ狙いにしたり、ハングドッグでムーヴばらしばかりしたり、会心のトライからはすっかり遠ざかっていました。

こんなに綺麗なクラックで、真剣なオンサイトトライができたのが何よりも気持ちいい。そうそう、自分はこういう緊張感が楽しいんだよな〜。(いつも恐怖に負けるけど)


塾長は昨日に引き続き絶好調。
宿題のロデム(5.12a)を本日一撃していました。





さすが〜!すげー!
昨日はやや崩壊しかかっていたメンタルでしたが、ちょっと立て直せたみたいでよかったです^^

中途半端に時間が余ったので、余勢をかってロプロスへ。

花崗岩クラックには、最後にワイドが乗っかっていることがありますが、こいつは出だし7・8mほどが5.10bの悪そうなワイド。トポによるとここで敗退するクライマーもいるとか。





まあ、5.10bならギリギリなんとか行けるかな、と思いましたが、カム戦略やらムーヴやら色々と失敗してどハマり。テンテンの末、エイドして抜けました。
トポを侮ってはイカンですね。


出だしでこんな有様だから、ワイドから先のクラックをオンサイトで残すか迷う。

・・が、次はいつ来られるか分からないし、このレベルで今の自分がどれくらい歯が立つか興味があって、トライを続行。

上部は集中力が抜けてしまって2テンでした。

あと1・2回あればつながりそうな予感なんだけど・・ワイドがねー!ワイドがねー!





まあ、無理やりポジティブに言えば、完全なバラシはやらなかったので、ワイド部分にまだ謎解きの楽しみが残ってます。次があったら、2撃を狙ってみたいなあ・・。


最後に5.12dのボルトルートをトライした塾長と一緒に、宿題を残したまま下山。


・・・東京に帰り、ダッシュで飛んで行った仕事関係の集まりは朝まで続いたのでした(卒倒)


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(本日の結果)

ポセイドン(5.11a)OS T&Tを長くした感じ?隣のクラックに足が届いたりするのでリーチ有利かも。
ロプロス(5.11c)×TO エグい核心はなく、徐々に削られるトワイライト系。好きです。(ワイド以外)

ポセンドンのトライについて、「トポでカム情報を見てしまった」とか、「一箇所、足を遠くの右壁に張ってしまった(さすがに限定だと思う)」とか、厳密な意味ではちょっとだけチートしました。微妙ですが、それらがなくても行けたとは思うので、オンサイトということで素直に喜びたいと思います。

ロプロスについては悔しいけれど、オンサイトするには力が足りていませんでした。でも、やれてよかったな。5.11中盤ではカヌーに匹敵する内容の豊富さがあると個人的に思いました。

この岩場を最初に発見した開拓者の気持ちを想像するだけで萌えますね〜(^^)
昨年来、あちらこちらで5.11台の有名ルートに手をつけてしまった気がしていましたが、まだまだ知らないルートに出会えるチャンスがあるんだなあと思いました。

2016年10月26日水曜日

回収というメンタルゲーム



水曜日はI塾長のお誘いで小川山でした。

(ええ、平日カードを容赦なく切っているという社会のゴミ野郎とは僕のことです)





この古き良き風景よ!
今年はホント土日の天気がダメでしたね〜。


今日はサウスポー(5.11c)を希望されていた塾長にのっかって、最高ルーフを登らせてもらうことにしました。

途中まであがってポカポカテラスへ。




この先、最高ルーフの最終ピッチから、サウスポーが分岐しています。




ルーフ下、塾長がいる右トラバースがサウスポーですね。

んで、まず塾長があっさりサウスポーを一撃!スゲー(°_°)




つづいて、僕も最高ルーフへ。




あっさり一撃!ヤター( ´ ▽ ` )ノ

気持ちよく終了点へ。


岩峰の上での〜んびり待つものの、フォローの塾長が来ない。
どうやらカムスタックしたようです。

小さな岩の窪みに座り込み、風に吹かれながら待つこと1・2時間。
徐々にTシャツの汗がひいて、震えに耐えていると、落ち込んだ様子の塾長があがってきました。


「うっうっうっ・・有名ルートに残置を残すなんてえ〜」


どうやら完全にカムスタックさせてしまったとのこと。

そんなこといいから早く防寒具をください
あ、いえ・・僕が変に決めちゃったんです。ゴメンなさい。


ルーフ下でロープが蛇行するのはわかっていたのですが、核心トラバースで大きく落ちるのが怖くて、スリングで延長しませんでした。クラックの向きとロープの引かれる方向の関係で、カムがおかしな方向に歩いたようです。




(拡大図:ロープピンピンだけど、テンションかけてないよ!w)


原因をつくった僕が言うのもおこがましいですが・・こういう場合は一旦諦めて、時間を置くとか、選手交代した方がいいですよ〜。


自分の場合、スタックが酷くなる時の心理って大体決まっている気がします。それは一刻も早く取り出したい、という「焦り」。

焦りを生むシチュエーションはいろいろあります。トライ時の疲れ、日没や雨など天候の悪化、ハング下のような姿勢が苦しい場所、相手を待たせている状況、自分が回収しないといけないという責任感や自負・・・。

回収作業はこの焦りを取り除くことが鍵じゃないか、という気すらします。
難しいカム回収って、まるで爆弾処理班のような神経戦になることがあり、ちょっと焦ると「切っちゃいけないコードを切る」ことがあるんですよね〜。

スタックさせた本人がどハマりするのに、交代した人が回収できてしまったり、取り付きに一旦降りてレストして登り返したらあっさり取れたりすることも、そんな心理が影響しているように思います。

今回の場合、塾長の方が圧倒的に経験が深いけれど、僕の方が失敗に対するプレッシャーが軽い。(塾長ができないレベルなら素人の僕ができなくても無問題だ 笑)




・・・などと偉そうなことを言って、選手交代にて回収作業に参戦したのですが。
最終的に、下からハンマー、アブミ、ユマールなどを取ってきてもらい、夕刻までかかっての回収となりました。

オイオイオイ・・選手交代した割にあまり役に立っとらへんがな〜!



この機会に、ちょっと長くなるけど回収についてのアレコレ。

今までお世話になった回収名人達を見ていると、オブザベ9割。ハンマーで叩いたりするのは、回数もインパクトも最小限だったりします。

そんなまどろっこしいことしてないで、ガンガン叩きまくればいいじゃん!


・・・とばかりに、デカいハンマーで闇雲に叩いて叩いて叩きまくり、某ヶ崎の薄暗いハング下に火花と煙が散ったという残念な過去が私にはあります(´Д` )





んじゃ、そのオブザベで何をしてるの??

僕にも詳しくはわからないのですが、回収の困難さ≒自分の限界グレード、という最もシビアなケースを想像すると、こんな感じなんじゃないかと思っています。

(ベテラン回収士の皆様は、もっとやっていることがあるのかも。ぜひ教えてください・・ m(_ _)m)


1)現状の観察
カムの4枚の歯のうち、どれがハマっているのか。動く歯はどれか。
岩の形状はどうか。近くに4枚の歯が緩む程度のちょっとした膨らみがあるのか、さらにタイトになりそうなNGゾーンがあるのか。4枚全部を緩められるエリアがなさそうなら、プラス1枚が緩むような場所はあるのか。

2)侵入経路、ヘッドの方向の変化の想像
 カムは先端方向に逃げながら、片側の歯がスタックしたところでヘッドが回っていく、そしてまた先端方向に逃げていき、詰まったら回転・・・というパターンで迷宮入りすることがあります。回転も含めて、その経路を正確に再現しないと抜き差しならない場所にハマることがある。

極めて道幅が狭い十字路で、自動車をUターンさせようと苦戦しているうち、「斜め向きになってしまい前後に抜き差しならない状況になる」ってありませんか?カムが通り抜けられる道幅は非常に狭かったりするので、似てますね〜。

3)カムの脱出経路、向きの変化のイメージ
 侵入経路を正確に逆にたどる方がいいが、クラックの形状により、別の方面から抜ける場合もある。
一枚ずつ歯を動かす場合、片側だけが動くことになるので、ヘッドは少しずつ回転することになる。この時、あまり回転させない方がいいのか、回転を利用して抜くのかをイメージする。あまり回転させたくない場合は、カムに強いテンションをかけ続けてまっすぐ方向に動くように動きを制約したり、片側ずつ交互にこじってヨチヨチ歩きさせたり。回転させる場合は、トリガーが引きにくい方向を向くことも想定して注意する。

4)カムを眺めやすい・叩きやすいポジショニング
 カムより上にいた方がいいのか、下にいた方がいいのか、どちら側から見た方が観察しやすいのか、作業の邪魔になる岩の形状があるならどっちに避けた方が作業しやすいのか、トリガーを引くには、どちらに体があった方がいい方向に引けるのか。面倒がらずに10cmでも位置を変え、必要ならアブミで楽な態勢をつくったりしながら作業した方がかえって効率がいい。

5)こじるポイント(叩くポイント)の照準
4枚のうちどの歯を動かしたいのか。ナッツキーを、歯のどの部分に当てるのがいいのか。ナッツキーの先端のどの部分を当てるといいのか。ナッツキーで押すのがいいのか、引っかけるのがいいのか、こじるのか、叩くのか。
ナッツキーをハンマーで叩く場合、ハンマーを当てる位置も、インパクトの伝わり方に関係があることがある。(ナッツキーの天辺のうち、コーナーを叩くか、中央部分を叩くか)。インパクトの邪魔になるもの(落とし止めスリングとか周囲のビナとか)は丁寧に整理しておく。


ここまでやったら満を持してこじったり叩いたり。

で、ある程度動いてきたら、また1に戻って現状確認。脱出経路をイメージし、ポジション修正・・・って感じじゃないかと思います。






かつて倉庫番ってゲームがありましたが、あれをハング下にぶら下がりながら苦しい姿勢でやっている感じが時々します。しかもゲームオーバーしたら、罰金8000円+残置という不名誉つき・・ww


普通のメンタルの持ち主だと、パートナーを待たせたり、プレッシャーのある状況で、こんな緻密な作業はできないですよね〜。


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(本日の結果)

最高ルーフ(5.10d)OS 細かく言うとサウスポーとの共通部分はFL。楽しかった!
回収作業       あんまり役に立てなかった・・

*写真はI塾長に提供いただきました。


核心トラバースの最後にある巨大チョックがグラグラ動いていて怖かったです。抜け口に立ちふさがっているので、どうしても触ってしまうのだけど。懸垂時にでも落としてしまおうかと思ったが、抜けそうで微妙に抜けないという嫌らしい感じでした。落ちたらビレイヤー直撃もありえるかも・・。


カムスタックについては、塾長の名誉のためにそっとしておこうかと思ったのですが、ご自分で暴露されているようなので書いてしまいましたw(主原因は僕だと思います)
ビレイ点での過ごし方、トライの順番や回収手順をどう調整するかなど、塾長と過ごすことができていろいろと取り組み方の勉強になりました。ありがとうございました。

2016年10月23日日曜日

癒しのショートルート



翌日は末端・・のはずが、寒さと強風の予報に全員の心がめげてしまい方向転換。
山岳会の先輩方が登っているらしい某KBT岩に行きました。

アップをしてから、2年前からの長〜い宿題になっているてんとう虫のレクイエム(5.11c)へ。








はらりさんにバラしてもらったムーヴで、なんとか可能性は見えたのだけど、あの時のボクには核心の一手がつながりませんでした。
足元ランナウトからの飛びつき気味の遠いガストン。今やったら余裕かな〜。

・・と思ったが、予想以上に乏しいホールドを駆使しての怖いムーヴで、思い出し便を含めて3便かけてしまいました。

はらりさんのベータをうっすら覚えていなければ、あと1日はかかったんじゃないかと思いました。やれやれ・・。



(やれやれ・・な顔)


ま、ともあれ、2年という歳月はたちましたが、限界ギリギリと思っていたムーヴが、案外こなせるようになっていたのは嬉しかったです。
今メタメタにやられているルートでも、いつかは「案外こなせそう」と思える日が来るのかなあ〜。

いつまでも伸びることはないのだろうけど、運動神経がからきし弱い僕は、周りの人が自然にできているムーヴを、周回遅れで自分もできるようになるという楽しみがまだまだ沢山残っている気がしました。


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(本日の結果)

Nightmare(5.10c)再      やっぱりグレード感が・・(だ、誰だ俺の口をふさぐのはモゴモg)
薫風(5.10a)再        スラブとシワカチ。忘れそうになっていた幕岩系。
てんとう虫のレクイエム(5.11c)累計5RP  面白かった!ユガマクみたいなミジカシイ感じ?


やっぱりホールド・スタンスが限られてくると、ムーヴの引き出しが少ないという弱点が如実に出てしまいます。しばらくは5.11中盤〜後半のフェースやクラックをたくさんやって、引き出しを増やしたい。

遠いと思っていたガストンは、普通に届くようになっていたのが収穫。さらに足下ボルトというランナウト状態でのムーヴが思い切ってこなせるようになっていた。体幹、そして精神力がほんのり伸びたのかな。

どうでもいいけど、高さと厳しさに圧倒される末端壁に比べると、ここはのんびり過ごしてしまいますねw

2016年10月22日土曜日

冷たい親指


夜はT氏が去って、ひとりの小川山キャンプ。

寒い寒い寒い〜!
マックス後ろ向きな僕でしたが、一人でゆっくりしていると、ふと何も知らなかった初心者時代の気持ちを思い出しました。

何しろ、どの場所も初めてだから楽しくて楽しくて、どこでもいいから一つでもたくさん登りたい!と思いながら岩を見ていました。
今日はどんな面白い岩を見られるんだろう?どっち方面行こうかな?とワクワクしていたな〜。(それにひきかえ今は・・)

ちょっとでも登っていたいから、調理の時間がもったいなくて、レトルトばっかり食っていたよ。山で寝ることも今より非日常感があったのだろうな〜。

いつか爺さんになっても、こんな気持ちで楽しく岩と戯れられているのだろうか。


なんて考えているうちに心地よい眠りに落ちました。




翌日は親指岩で、マジのラインを。
先週、破いてしまった指皮に気をつけながら、核心を何度も撃つけど全然解決しない。前回できたはずなのに、アレは幻だったのか・・。





見るからにツヨッツヨクライマーたちが一緒にセッションしてくれたけど、やっぱり難しそう。ただ上手い人を眺めていたおかげで、前回は繋がらなかった最終核心でもう少し安定するムーヴを見つけることができました。

あとは一度突破した4ピン目核心なんだが、、またできなくなっているよ。トホホ。






M田センパイのクレジャムRPなども見られて、ちょっと気合をもらいました。

今シーズンもう一回くらいは来られるかな?
頑張ろうっと。


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(本日の結果)

小川山レイバック(5.9+) 再 大人気ルートですが、順番を譲ってくださいました。感謝。
マジのライン(5.12a) 3× 上部核心に光が!あとはカチ力とスメア力・・(それがないので困ってる)


そうそう、朝方、お隣のテントのクライマー(めっちゃ強そうな方)が、「ブログ見てますよ〜」と話しかけてくれました。こんな役に立たない過疎ブログ(ソーシャルで宣伝とかしてないし)を見てくれてる人がいるなんて!

・・・なんだか急に恥ずかしくなってきましたが、今まで通りアホな内容でいきたいと思います。
Kさん、写真ありがとうございました〜(ぺこり)

2016年10月21日金曜日

いろいろクラッシュ


金曜日はフリーソロイストアルパインクライマーのT氏に誘ってもらって小川山〜。
妹岩へ行きました。

ずっと気になっていた「帰ってきた開拓王(5.11c)」、それから名ルートとの誉れ高い「イエロークラッシュ(5.12a)」あたりをやろうかなあ〜。




で、イエロークラッシュにOSトライしたのですが、のっけから2ピン目がまったく解決しそうな気がしなくて中止。見事に自信がクラッシュしました。
まあ、トップロープにして上を触ってみるとかもあるんだけど・・。今の自分ごときが触るのはもったいない気がしました。

てなわけで、宿題のJECCルートに目標を切り替え。

たしか最初のRCCボルトからランナウトして、2ピン目にクリップするところで、「今落ちたらあのRCCが抜けるんじゃないか」という恐怖に襲われて、A0クリップしてしまったんだよな〜。

さすがにもう余裕かな?

浮ついた気持ちでやったらあちこちで落ちました。トホホ。




よくよく記録をみたら、トライしたのは今年の5月。
そんな短期間に楽勝になるわけないがな!

最後のラインがよくわからなかったので、「届け手の平」の大穴を経由してしまったけど大丈夫なのかな?なんとなく設定外な気もしたけど、こんな顕著な形状を限定するのも変だしいいか(独り言)

今日は全然粘らず、ここでおしまい。




一方のT氏はイエロークラッシュを撃つ。撃つ。撃つ。

「アルパインクライマーは落ちないように登る」という僕の思い込みを、見事に塗り替えてくれる攻めっぷりでした(笑)。

夕闇せまる最終便まで粘り倒して、かなり惜しいところまでせまってたよ。ついこないだまで一緒に5.11とかやっていたのに、すげーなー!

解決スピードも、持久力も、集中力も見習いたいものだなあと思いました。


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(本日の結果)

イエロークラッシュ(5.12a) 2× 自分には保持力も体幹も全然足りない。出直します。
JECCルート(5.10d)通算5便RP  ま、小川山のスラブ5.10後半となれば苦戦するのは当然か・・。

僕も1日でRPまでこぎつけることをもっと意識して、ボルトルートをやってみようかな。ダラダラやるくせがついてしまったのか、オブザベに集中力がない気がしました。


2016年10月16日日曜日

遠い壁


今日はワイワイと末端へ。

こんなに晴れた瑞牆なんて・・遠い昔の風景みたいです。





今日もY女王さまにご一緒していただき、まずは春うらら1P目を先行リードから。

賑やかな取り付きには、春うらら希望者がチラホラいらっしゃいました。

僕なんかよりはるかに上手い人達に見られながら、緊張マックスの春うらら1P目。出だしで失敗していきなりテンション。
次でRPしたものの、かなり怪しいムーヴでした。ううう嫌な予感。


さて、お昼寝テラスに上がると、2P目のクラックの中からコウモリの凶暴な声がする。

ちょうど隣のルートにいらっしゃったガ◯ラ先生のロアー中に見てもらったら、コウモリは核心部のハンドジャム付近にいるらしい。ずいぶん興奮しているようで、顔の前に飛び出してきたとのこと。





おいおいこんなところで噛まれたら大フォールするじゃないか!!

ところがこのコウモリ、ガ◯ラさんが下に去ったら急に大人しくなりました(笑)。
ペットのニオイが体についていたりしたのかなあ?


ともあれ本題。今日のトライはいつもに増して酷かった。

ヨレもあったのだけど、あまりにも進めない自分に心が折れました。濡れた夏の日にやった時よりもダメな感じで、ビレイしてくれたYさまにはただただ申し訳ない結果。

・・・と、泣き言を言っていても仕方ない。考えたのは2つ。

1)最適ムーヴになっていない可能性
フィンガーや足の位置は「ここしかない」という感じなのでいつも迷わない(迷えない)のだけど、そのポイントを使ったムーヴをうまく組み立てられていない気がしている。ずいぶん無駄なパワーを浪費しているようだ。

2)持久力が足りていない
レイバックに耐えられそうにないから、ランナウトからの大フォールが怖くて突っ込めないという、いつものアレです。怖さに慣れるということもあるけれど、悪いムーヴに耐えられる持久力が後少しつけば、またちょっとしたレスト体勢でも見つけられれば、自信持っていけそうだなあ。






いずれにせよ、やるならもう一度ゼロから取り組む覚悟で、ある程度の期間に固めてやらないと同じことを繰り返す気がしました。ここまでグダグダならトップロープでやればいいのですが、なんだか踏み切れず。


あと2・3回触りにくるのか、ちょっと封印して他の修行をするか悩ましいなあ。


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(本日の結果)

春うらら1P目(5.11b)再 下で落ちてカムを残したので、厳密に言うとPPです。しかしまだ危うい・・
春うらら2P目(5.12a)× いろいろ残念。

イムジンの方が厳しいかも、なんて言って反省しています。
言い訳くさいが指がよれていた気がする。とはいえ、ここまで5.11後半も何本かRPしたし、花崗岩の結晶に乗る練習もしたし、コンディション的にもかなりいい。自分に期待していたのだけどなあ〜。

唯一の成果は2P目の雑草を引き抜いたことかw
そのあとYさまが丁寧な掃除してくれて、随分と土が落ちました。
あと一回掃除したらしばらくは大丈夫かな?

2016年10月15日土曜日

マジのトライ


土曜日は再び小川山へ。

あー、屋根岩ってたしかこういう感じだったよね!w





恒例の親指・殿様岩界隈へ。
今日はK坂先輩たちのクレジャムと、T屋先輩のイムジンの応援です。

ついでに僕は先日手をつけたマジのラインへ。今日はボルトデーだよ。

何度も言うけどクラック専業じゃないんですよ〜。
目標ルートを聞かれたら、いつもクラックをあげてしまうんだけどねw


はじめてレイバックの2ピッチ目を経由してヌン掛けをこなすが、1・2トライ目はボロボロ・・。そりゃそうだよな。

でも垂壁だからパワーがいらず、スラブ系のボルダーっぽくて面白い。
逡巡したあげく、ようやく使うべきホールドとスタンスが固まりました。





ついにイムジン完登したT屋パイセンを見届け(おめでとうございます!)いざ回収便へ〜。


ゴミカチと呼びたくなるような、ワケのわからない粒に立ち上がってバランシーなムーヴを起こす。これはどう工夫しても避けられないらしい。

いつ滑るともわからないつま先を信じて、踏んで踏んで立ち上がる・・気合で恐怖を封じ込め、ナントカ最初の核心を突破!


ガバカチのスタンスで一旦レスト。次、さらに怪しい粒カチに両足を乗せてムーヴを起こしたら終了。・・のはずが、いきなり手が滑ってフォール!あうあう。

よく見ると人差し指の腹がえぐれ、血が出てました。
これってボルダラーの方がよく言う「指に穴があく」ってヤツでしょうか・・(初体験)

たぶん死ぬほど握り込んだんでしょうね。
血のおかげでカチが全く止まらなくなり終了でした。





今日はリハビリ中のイケメンクライマーから人生初のアブミを教えてもらいました。

なんといっても最近の僕、フリーの岩場でもエイドしかしてないもんね〜_| ̄|○


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(本日の結果)

マジのライン(5.12a)累計5× ムーヴはわかった・・わかったけどできそうにない。ワンテン地獄の悪寒


2016年10月13日木曜日

禁断のカード



さて、ようやく秋の晴れウィーク!
貴重な家族カードと平日カードを切って、女王Y様のお供でミズガキへ。

・・というはずだったのですが、瑞牆は厚い雲の下。
しかも、須玉IC降りたら気温が10℃切ってるし(> <)


ということで、廻り目転戦となりました。






駐車場でゆっくりしていると、小川山を包んでいた霧も徐々にとれ、寒すぎず暑すぎない登攀日和に。

春うららは来年かなあ。
いまさらだけど、今年は小川山に通うのが正解だったのか〜w




Yサマのご好意に甘えてイムジンをトライ。
どこか騒然とした連休とは打って変わって、シーンとした空気に集中力が高まる。

月曜にバラさせてもらった甲斐あって、さすがにRP。






コンディションもあるけど、花崗岩垂壁の微妙な足づかいが少しだけできるようになった気がする。

親指岩へ移動し、Yさんがトライされているマジのライン(5.12a)をビレイ。

見ていると3ピンまでは安全に行けそう。しかも、絶賛強化中の花崗岩垂壁、「細かい足に乗ってバランシーなムーヴを起こす」系のようだ。







勧められるままになんとなくやってみたら、オブザベ通り快調にすすみ・・・4・5ピン目でどハマり。それでもツヨツヨな皆様にアドバイスをもらいながら2便出したら、少し可能性が見えてきました。


またやろうかな。つながるかどうかはかなり怪しいけど、せっかく足に乗ることを少しだけ覚えてきたチャンスだからな〜。






境川PAで、長らく使えずにいたポイントカードをついに切り、キンキ定食(1480円!)を食べてひとり祝賀会をして帰宅したのでした。


人の少ない平日は登りのペースを乱されなくていいですね。混雑時は時間がかかる焼き魚定食だって余裕で頼めるし!(廃人の予感)


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(本日の結果)

イムジン河(5.11c/d)計6RP コンディションに助けられました。
マジのライン(5.12a)2×  シビアなホールドやスタンス、使ったことのないムーヴ、これは面白い! 

ナッツ系でランナウト必至のイムジンなんて絶対やらないと思っていたけど、この天気で瑞牆から転戦した際にうっかり手を出してしまいました。
お付き合いいただいた皆様、とくに何度も長いビレイをしてくれたT屋さん、写真を元に丁寧なムーヴのアドバイスをくれたアイロンさん、スーパーゴッド本さん(略してスパ本さん)にはとくに感謝です。
ありがとうございました〜。m(_ _)m

こういうのをもっと少ない便数でバラせるようになりたいので、これからは足づかいを意識しよう。
小川山クラックコースでいえば次はバナナ・・・なのですが、オンサイトトライが怖すぎるので来世の目標にしたいと思います。

2016年10月10日月曜日

スーパーなお方



霧、霧、キリ〜!!





月曜日の廻り目平はまさかのガスガス。
最終日くらいは天気が期待できると思っていたのに〜 (T T)
さらに戦意を失いそうなくらい空気が冷たい。


いっそのこと転戦・・というハナシすら出たのだけど、諦めきれずに岩場へ行ってみることにしました。
今日はイムジンをトライ中のT屋さん、そしてスーパーイムジン狙いのゴッドと一緒です。






アップで小川山レイバックを登って降りてしていたら晴れ間が出てきました。

んなわけで、激混みのイムジンへ移動。

朝イチ便は昨日のトライよりグダグダでした。こういうルートは一旦怖いと思い始めるとダメだな・・。

順番待ちをして夕刻前に最終トライ。さすがに5便目なのでRPを狙ったけど、やっぱりつながらない。

ちょっと反則くさいけど、ロアー時に中段核心のムーヴをおさらい。

極細フィンガーに微妙なジャムをきめていた核心ムーヴは、ゴッド様のアドバイスでフェースムーヴに切り替えておさらいしてみたら一気にこなれました。
なるほど、こうすればいいのか〜!

ジムでもそうだけど、ホールドを見て合理的なムーヴを組み立てる力が弱いのが課題だなあ。特に足置きがいつも適当だから、イムジンみたいなフェース系だとダメダメになる。

クラックとレイバック主体で、シビアな足置きがあまりない春うらら2P目の方がまだ楽なんじゃないかな〜、と言ったら全員に猛烈な勢いで否定されました。はははは・・






さてさて、ゴッド本先生はついにスーパーイムジンを攻略!(*_*) マジスゲー

もともと神々しいくらいにツヨツヨですが、ついにスーパーゴッドにおなり遊ばせました。


次はカリスマゴッドを目指してくださいね〜。


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(本日の記録)


小川山レイバック(5.9+)   下部は意外に悪いんだな〜。湿度が高い日だと怖いかも。
イムジン河(5.11c/d)累計5×  随分便数出したので次は攻略したいなあ。あとは強い気持ち?


ちょっと余談ですが、小川山レイバックを3年ぶり(?)にトライした際に、やり方を変えてみました。

こういうルートでカムを無制限に突っ込むと、ほぼ常時トップロープ状態にできる。僕はとくにカム連打したいタイプなので、登ったルートはいろいろなカムで万国旗状態になりがち。

危ないですが、今回は持って行くカムを限界まで減らしてトライすることにしました。(0本ではないです。念のため。)ずらし上げすると、カムの本数を制限した意味があまりなくなるので、本当に使いたいところを厳選してセットするという個人的な「ルール」をつけて。

外れないとは限らないから、いきおいカムセットは神経質になる。このグレードにしては考えられないほどオブザベしながら慎重にムーヴを起こす。簡単なパートは落ちたらグラウンドという局面が続き、こんなに易しいクラックなのに、カシオペア軌道に取り付いた時のような気持ちと変わらない・・

大げさに言うと、フリークライミングにある「フリーソロのシミュレーション」という側面ってこういうことなのか〜と体で理解できました。もっとカムを減らして全部をフリーソロしたら、このグレードであってもガクブルなんだろうな。(やらないけどね)
アレックスオノルド大先生をはじめ、フリーソロイストへのリスペクトが一層高まったのでした。

2016年10月9日日曜日

大陸からの風


秋の気配が忍び寄る3連休。
・・でしたが、土曜日から日曜日の朝まで雨が降ったこともあり、期待せずに小川山へ。

廻り目平は思いのほか早く雨がやみ、ひんやりした空気。
ようやくいやーな秋雨前線はどこかへ去って、冬型到来ですね。





アップがてらにみんなとお姫様岩へ。
みんなでワイワイとカミイクラックを遊んで、マントリングムーヴが少しこなれてきたところで、2時すぎ。

恐る恐るイムジンへ移動したら、最高のコンディション。貸切りでした。

濡れた岩を登った前回より足に立てるせいか、ずっとスムースに登れました。
物理的な下部核心については、少し解決が見えてきたのは自分でビックリ。あまりに無理すぎてビレイヤーに申し訳ないから、来シーズンまで放置かと思い始めていたけど・・。

たったの1トライだけど、手を出してよかった。
ただ、ランナウトからの苦しいレイバックを起こす最後のセクションに、もうしばらくかかりそうな気がします。

ビレイヤーのTご近所氏にトップロープを提供。クラックはまだ初心者のT氏でしたが、落ちても落ちても落ちまくってもめげずに粘り・・ついに夕刻までかけてトップアウトしていました。(すごい根性だな!)

2016年10月7日金曜日

ソロ練パート2



ちょっと思うところあって、平日昼間に品ロキへ。


前回に引き続き「射程距離内」の課題をていねいに。4級オレンジだと、自力ではどうにもできなさそうなのが2つあり、残りはコンプリートしました。

いつもならここで煮詰まってしまうのだけど、できた課題を丁寧にやってみようということで、怪しい形でクリアしたものをおさらい。

とくに「限界ちょっと下」くらいの課題(ここだと甘い4級〜5級とか、マンスリー課題)だと、多少の無理が効くので、割と雑にやっていることに最近気づきました。







・・・って最近まで気づかなかったんかい!


どうやらこんなケースが多い。

◯ 本当はクロスで取りに行くホールドを、飛ばしからの両手ガストンで耐える

◯ フラッギングするとスタティックに取れるところを、足を正対に開いたまま体幹と掻き込みで振られを押さえ込む

手にせよ足にせよ、交差する感覚が弱いんだな・・


かぶったルート壁において、クリップやレストで楽な体勢を作れてないのも、これと結構関係している気がします。


易しめの課題だと設定が読みやすいので(とくに品ロキは課題ごとの「教育的な意図」が読みやすい親切設計!)、わかりやすいクロス設定になっているものを選んで復習。

混雑時は、同じ課題を繰り返しやるのはなかなか気がひけるのですが、人のいない時間は反復練習向きですね〜。


これだけじゃ物足りないので、自分的には不可能核心だったどっかぶり3級(紫十字)をトライ。






浅めのホールドで足ブラになったあと、苦しいパンプに耐えてクロス、最後にルーフ下からのマントリングがあります。
ああ、こんな苦しいところでクロス!苦手クロスかよ〜!


普通は諦めるタイプの課題なのですが、ツヨツヨ女性たちのムーヴをこっそりオブザベしていたおかげで、切れ切れながらもバラせました。(ええネクラです)


テーマを決めて練習するのも楽しいものだな。
ただ反復練習は、空いているときにしかできないのが難点。

混んでいても、気にせずやればいいのだけどね〜。


2016年10月4日火曜日

ソロ練のひとりごと



いきなりですが、振り返ると僕のボルダージム歴はこんな感じです。

ビレヤーがいない時しかたなく行く
   ↓
「週1回ジムに行くこと」自体が目標になる
   ↓
行った先で、とりあえず最高グレードを落とすため頑張るようになる
(イマココ)


グレードだけを見てトライしていると、できる課題はやりつくしてしまい、解決できない課題ばかり残る。




周囲の人に話しかけてセッションするなり、もうちょっと日時を決めて通えば、新しい何かが身になることもあると思うのだけど、週に1回程度、気まぐれに行っているようじゃあ、行き詰まるばかりだな。たまにジムを変えて新しい課題でプチ満足感を得る、ということを繰り返している気がする。


これでも筋トレにはなるので行かないよりいいのですが、毎回、何かの意図を持ってやらないと効率が悪いよなあ〜。

んなわけで、今日ははるばる品川ロッキーへ。




パンツーの5.11bをイメージして、スローパーを使ったバランシーなムーヴと、強傾斜の課題を中心にやってみるつもり。やみくもに限界グレードを頑張るというより、テーマに合いそうな課題をいろいろやってみよう。


結論としては・・強傾斜については普通に「筋トレ」になってしまったような気がする。スローパーは未解決の宿題を残してしまったけど、バランスと足づかいの感覚を鍛える練習にはなった。たぶん。

しばらく重点的に鍛えたいムーヴや傾斜を意識してみよう。

2016年10月1日土曜日

木枠キッズ襲来


土曜日は日吉へ。

子供の運動会が中止になったので、一緒にクライミングへ行ったら、ひよっしーずの皆様がいらっしゃいました。見ると、海坊主さんのジュニア殿がクラック登っていらっしゃるし・・ひょっとして木枠キッズのブーム到来?!

チームkozzzzyジュニアにおいても、前回からの「布教活動」により興味を持ったショウくんが新規ご参加となりました。(なんでも参加希望の友達は結構いるらしい・・が、一人ずつ来てよね〜!)





今日は頼みの綱のcherroさんやヨッシーさんも(恐れをなして?)来られず、お二人様のビレイ奴隷です。
幸か不幸か、今日の子供達はあまりモチベーションがあがらず、ひとしきり遊んだら漫画タイム入り。しめしめそのまま休んでおきなさい


その間、お願いされてなぜかリービテーション(ブームなの??)を見せたり、フィンガーを見せたり(さしてうまくないけど)してましたが、結局リードトライはせず。

前回に引き続き、昔の記事なぞを読みふけっておりました。






上:Rock&Snow 024号 / 下:Rock&Snow 047号(記事はぼかしました)



んなわけで、1日お子様ビレイの週末。
ああ、ボクもみんなみたいにワイドに挟まれたかった〜。


最後にK谷大先輩にお願いして、〆のルーフクラック上り下りを1本だけやらせてもらいました。冬の城ヶ崎シーズンへ向けて、これを2往復できたら一皮むけそうなんだけど。キビチいかな〜。