2016年11月30日水曜日

コソボル


最近草ぼうぼうのブログですが、全然登れていない上にアップデートをすっかりサボっていました。

この日は一人でTwallへ。

2・3時間だったので、ほぼリハビリで終わってしまった。

新しくできた垂壁の5級でめちゃくちゃ手こずったのをなんとか解決したけど、強引にやったのでイマイチムーヴの練習にならなかったなあ〜。

当たり前だけど保持が弱くなっていたのだけど、ガバ主体のルーフ課題(といっても5級とか)は案外できました。

テーマを絞ってやる、はずだったのに、ついついグレードを追いかけてしまうな〜。

2016年11月24日木曜日

カッチカチやぞ


K田姐さんにお誘いいただいて久しぶりのパン2、というか久しぶりのクライミングです。

リベンジしようと思った小ツナミ5.11bでズタズタにされ、けしかけられて取り付いた5.11cでもズタズタになるというトホホな日でした。(内容うっすいなw)


ところで最近、左側の股関節まわりのスジが痛い。
昔から腰が悪いので無意識にかばっているせいか、左のモモ裏の筋肉が常に張っているようになり・・ついには、ももの付け根の筋肉が慢性的に痛むようになってきました。

かなり医者嫌いなので何かすることなく放置していたのですが、姐さんのオススメで30分だけ3階のマッサージを受けてみたら、少し軽くなりましたよ。ほほー。




上り下りするクライマーを目の前で見られる不思議な施術スペース


まず言われたのが、「関節の可動域はそこそこあるけど、筋肉がめちゃくちゃ硬い」

え?たまにストレッチしていたおかげで最近可動域が広がったと思っていたのだけど、それって筋肉が柔らかくなったってことではないの??

たしかにちょっと押されるとクソ痛い・・。

どうも僕は体に力を入れすぎているらしい。

たしかに僕は筋肉のオンオフの切り替えが下手くそなようです。
一度入れたスイッチをずっと維持していればいいような中強度の長いルートは得意だけど、爆発的なパワーを求められるようなボルダーっぽいルートはすごく苦手なんだなー。

「限界トライばかりだとどうしても力みっぱなしになるから、低強度の課題を最小限の力で登る練習を積み重ねたほうがいいですよ」とアドバイスをもらいました。なるほどな〜。

てなわけで、5.10bを3回連続で登ってこの日は終了。
ついついジムでは身の程知らずな高グレードに吸い寄せられるけど、こういうジミ練大切ですね。(って何度も思っているのに行動が・・)

ちなみにこの施術スペースはバルコニー状になっていて、クライミングエリアの上部に突き出しているという特殊仕様。壁の上部にいると施術室からムーヴのアドバイスが飛んでくるという(笑)なかなか他にはないお得な設定でした。

2016年11月18日金曜日

冬の予感


すっかりご無沙汰でございます。

しばらくぶりに山の空気を吸ってきました〜。





昔の会社で同僚だったリッキー社長から食事に誘われたのはいつぞやだったけかな〜?

奢りの焼肉を、幸せいっぱいにパクついていたところ・・


「おれ、100名山をコンプリートすることにしたんだわ。でさ、アルプス一人じゃ登れなさそうだから、一緒に行こうよ。よろしくね!」


おお、山はじめたのかあ!山いいっすよね〜(もぐもぐ)

「んでさ。この冬に赤岳に行きたいんだけど。連れて行ってよ。」







ええ、いきなり!?
もちろん滑落停止とかできるよね?(ぱくぱく)


装備を聞くと、

「え、ピッケル?ピッケル買えば登れるの?アイゼンは8本爪買ったけど、ダメなら買い直すわ。どれがいいの?」


そりゃもち・・ええええええ?!(箸ポロリ)


「自信過剰で技量不足の記録コレクター」って、それかなり残念なコンボですよ社長!







ということで、装備のアドバイスをしたり、某塾の雪訓を受けてもらったり。生暖か〜く見守っていたのですが、そろそろいつぞやの御礼をするべく今回の山行になりました。


山行計画が書けないというリッキー氏に代わってシコシコと用意。まあ、普通はこんなボランティア絶対やらないけど、ハラ立つことに15年来の友達なんだよな〜(笑)

ああ、オレの食いしん坊っ!(ポカリ)






んなわけで、交代で深夜運転して安達太良へ。

さすがに朝の冷気は厳しく、地面には霜が降りている。
たぶん今の小川山と同じくらいな感じでしょうかね?

秋の雰囲気がかろうじて残っている斜面を登り、スキー場の裏手の小ピークに抜ける。






実は東北の山は初めて。
なだらかでゆったりとしたシルエットは好きだなあ。

しばらくするとハイマツ帯を抜け、あっという間に吹きさらしの頂上へ。




(頂上なのに上から撮ってスミマセン。だって遠景入れたかったんだもんw)



最近降ったであろう真っ白な氷雪に、黒い火山岩がまじりあう。






異国の海のような、遠い星の砂漠のような光景に息を飲む。

この季節を見に来られてよかったな〜。


「リッキーさん、帰りは周回でもいい?」

「どっちでも!おれピークハンターだから、途中はなんでもいいw」

「え〜!頂上を踏みたいだけなら、ヘリで巡れば?100名山あっという間かもよ?w」





「たしかにそれもありかな〜。でもそれじゃ自力ってことにならないから、達成感がないな。」

「ええ〜そういうこだわりあるんだ!・・え、じゃあ、人を頼るのは自力なの??」

意地悪な問いをふっかけるワシ。

いやいや、せっかく山に行くなら、自力性にこだわった方が充実した山体験になると思うんですよね〜。ホント。(←おせっかい)







ツルツルした氷混じりの登山路を降りて、くろがね小屋へ。

ラーメンをつくったけど(焼肉のお礼のつもり)、潤沢な行動食で満たされていたせいか、イマイチ食べてもらえませんでした。






・・みなさまを見習って料理精進します。(反省)

お昼頃にのんびり下山。
なかなか珍道中でしたが、行ってみたら思いのほか楽しい初冬ハイキングでした。

リッキー先輩、ありがとうございました。

え?次はアルプ・・・
いやいやいや来年以降で〜!w


そうそう、社長レコメンドの揚げ饅頭がめちゃ美味かった!
花月堂花屋、オススメです。

2016年11月16日水曜日

想像する力



みなさまごきげんよう。
最近すっかりクライミングをサボっているkozzzzyでございます。(仕事をサボれなくなったんだろって?世の中的にはそうとも言うらしいね!)

というわけで、SNSやブログで友達の写真を羨ましく眺めながら、引きこもり状態でしたが、K田姐さまからパンツーのお誘いをいただいて行ってきました。

小ツナミにできていた5.11aや5.11bに触ったものの、ケチョンケチョンに撃退されました。
ま、ブランク明けにぺろっとできるようなもんじゃないよね〜。

で、最後に気になっていた薄かぶり壁の5.11aを触らせてもらいました。




中段に続くコルネが面白そうなルート。
きっとムーヴも面白い(はず)。ちゃんとわかればね・・


んで、まあオンサイトは失敗してしまい、RP便。

核心らしきこのコルネ部分に差し掛かったのですが・・。




上部のクリップムーヴがわからず、こんな感じから・・




こんな感じでクリップしようとして、右手がどパンプ。





何度かクライムダウンして、「もうダメだわ・・」となったところで、見かねたK田姐さんから、「そこキョン!」というアドバイスが。

え?あ?キョン?キョンね!




やってみたら全然力を使わずに突破できました。
んなわけでかろうじて二撃w

ま、正解を知ってみると、当たり前にそう見えますよね〜。





このホールドをまっさらな状態で見て、選択肢にキョンを思い浮かべられない、ってあたりに、自分のムーヴ読解力のなさを痛感しました。(書いていても自分に呆れるw)

いつもインドア練習を漫然とやっているのがイカンのだけど、

・易しいルートだと正解ムーヴじゃなくても力技で突破できる(後から、グレードにしては変だなあとか思うんだけど、それ以上追求していない)

・限界近いと、単純に自分にはまだ早いのかと諦める

んなわけで、ムーヴの読みが一向に伸びないという罠に陥っているのかと思います。
ちょっと工夫しないと突破できないくらいのグレードでこういうのを積み重ねるといいのかな〜。

課題のバラエティがあって勉強になるジムですね。
K田さん、ありがとうございました!

2016年11月6日日曜日

届かない一手



土曜日は最後の瑞牆だった・・はずなのだけど、胃腸が大変なことになってしまい直前敗退でした。一緒に行く予定だったみなさまごめんなさい m(_ _)m


日曜日はなんとか立て直して日帰り小川山へ。




最後にマジのラインをやりたかったのですが、そろそろ廻り目が冬目前とあって、周りでは行こうという気配が全く見えません。

んなわけで、ただいま絶好調のSTさんに「ダンナのお力なら、そろそろクレジャムオンサイトできるんじゃないですか?アッシがビレイしやすぜ〜」と甘い囁きをかけてみたところ、まんまと一緒に来てくれることになりました。

(腹痛でドタキャンにならなくてよかった。本当に)



いままでは、ソールがペラッペラになったミウラーを使っていたのですが、ジム用のカタナレースを投入してみました。硬めのビブラムが残っているので小さな粒に乗ってもゴムが負けないんじゃないかな?と期待。








そしたら・・足に乗れる乗れる!

ほとんどまともに繋がらなかった上部核心で落ちなくなりました。

あああ道具の力で登るなんて・・・(と思ったけどやめられない)

ちょっと足裏感覚が鈍くなるのが欠点ですが、それを差し引いても全然楽です。





一方、下部(4ピン目)核心のムーヴの安定度があいかわらず悪く、何度やっても落ちまくる。ワンテンを挟めばできるのにな〜!


一方のSTさん、オンサイトトライでいきなり下部核心を突破!
いったか?!と思わせたが、力尽きてフォールでした。




くぅ〜めちゃおしい!!

技術的には十分に射程距離内に見えましたが、カムセット体制やレストポイントの読みといった細かい部分でいくつか読みがはずれてしまい、疲労がたまってしまったようです。


読みのズレを次のトライできっちり修正し、見事に攻略!



さすが戦略家ダナ〜!おめでとうございます!!
そそのかした僕としても、ちょっとホッとしました。


あとは肝心の僕なのですが・・ワンテン地獄から抜けられない。
少しだけ安定したムーヴを見出した頃にはカチ筋(体幹?)が終了し、デッドが止まらなくなりました。

無念じゃ・・







あと少し。指先にかかったデッドを止めるだけ。

その「ほんの少し」をつなげ切る集中力、持久力が足りなかったです。

シーズン末にデッドをとれずに終わった神風を思い出しました。あの時は全く安定して取れなかった核心デッドが、1シーズン後にはスタで取れるくらいに成長していたんだよな〜。

このルートも、今の僕にとって「何度も出して確率的にギリギリ繋がる1本を待つ」というレベル。もっと安定して登れるくらいに強くなれ、ということか。




打ちのめされたけど、なんとなくスッキリしました。


でもあと一回、いや2時間だけでも行きたいなっww


だれか〜廻り目に行く子はいねえが〜


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(本日の結果)

小川山レイバック(5.9+) アップ
マジのライン(5.12a)5× 力不足。決めるなら、朝のフリクションがいい時間に1・2トライで決めないとだな〜!

にしても累計15トライ・・つながんないな〜!
Yさんが、このルートはワンテンからが長いのよね、とおっしゃっていたのを思い出しました。次は来春かもし
れないけど、またゼロからやり直すなら、より安定するムーヴを追求してもいいかな。



※以下は核心ムーヴについての個人メモ(オンサイト注意)

ビデオの該当フレームだけを切り出して、gifアニメにしてみたけど、うまく表示されるかなあ?

成功ムーヴ





失敗ムーヴ(この後、デッドで取ったカチからはがれて落ちる)




成功時は下半身が動いておらず、上半身だけで取りに行っている。失敗時はスタート地点が若干ターゲットから遠く、下半身から伸びようとして、腰がやや後ろにのけぞり気味に伸びているため、キャッチした瞬間に後ろ向きにめくれる力が働きやすい。


比べてみるとデッドした後の姿勢にはそこまで大きな差はない(省略)のだけど、デッドに行く直前の姿勢に違いがあるようだ。






成功時はより左足側に重心があり、右足も上からまっすぐスタンスを踏んでいる。

失敗時はより腰や右膝が右側に逃げていて、重心がやや右に傾いている。ターゲットのホールドに対して、やや右斜め下方向に体が逃げている分、デッドの距離が遠くなっている。そのため、デッドの瞬間に左足に乗り込み気味に、体全体を左側に倒す動作を交えながら取りに行っているらしい。

(右に下半身を逃すと、右肩があがりやすくなるような錯覚にとらわれるのだけど、実際は腰が遠くなっているのでかなり届きにくい)


というわけで対策としては、

・もう一つ前の動作で右足を高く引き上げる時、左足一本に乗り切っておく(重心が右に残ったまま、左手のサイドカチに対してレイバック気味に右足を上げている)
・左手のサイドカチをもうちょっと引き付けるとともに、右足をしっかり踏んで重心を左に戻す

このあたりが改善点になるのかな〜

2016年11月3日木曜日

ちびっこクライマーズ再び


木曜日は子供サービスで日吉へ。


息子の宣伝効果なのか、クラスにクライミング希望者が5・6人はいるらしい。
そんなに相手できないよ〜と戦々恐々していましたが・・・アキくんとトウくんの二人がやってきてくれました。
最近の小学生は色々と忙しいもんね(ちょっと安堵)


トウくんは手足が長くて、しかも体幹が強い。120度壁のガバルート(6級くらい??)を完登しただけでは飽き足らず、あえて一手飛ばしにも挑戦して、デッドを成功させていました。




初めてでこれってスジが良すぎない?!


いっぽうのアキくんは、前回の宿題だったワイドチムニーを完登!
フリクションを稼ぐために裸足でしたが、オトナも敗退するチムニーを完登するなんて、将来有望ですね〜。





余勢を駆って、くの字やコーナーにもトライしていました。

息子も何やらテクニカルな垂壁バランス課題を、リーチ差にめげずなんとかこなしたようで・・(見られなかったけど)

そろそろ、若い芽はつんでおかねば

大変よく頑張りました!!


そんなわけで、今日もなかなかの盛り上がり。
さすがに一人で結んで解いてするのがキツいので、八の字結びを教えてみましたが、なかなかいい感じで結べるようになっていました。

2016年11月2日水曜日

酷寒のバベル


今シーズン、どうしてもロプロスを終わらせたく・・塾長に懇願してバベルへ行ってきました。




ピーカン予報・・だったはずなのだけど・・

次第に雲の下になる岩場。




サブ〜!!!

塾長のバビルトライをビレイしてから、ロプロスへ移動。





前回のワイドは、核心でのカム戦術の失敗が大きい気がしています。

安易に塾長の真似をして、ハンドサイズのカムを取ろうとしていい手を塞いでしまい、さらに塾長がやったように足下カムをずらし挙げようとしたら、怪しい体勢になってハマってしまいました。

実力ギリギリのワイドグレードなのに、塾長を完コピして突破できると思っていたのが甘いな・・





あれからずっと考えていたカム作戦を反芻し、塾長のアドバイスももらってイメージを固める。

バベルに来られるのもシーズン最後。
手足の先が冷たすぎて痛いから何度も持たない気がするから、この一発で決めたい。

恐る恐るワイドに突入。

先に進めば安定できる場所があると知っているせいか、前回より体が伸びる。






前回が嘘のように突破できました。

テラスで荒い息を整えてから、ストレニュアスな上部へ。
昨日の雨のせいかクラックが若干濡れているように感じ、力んだ手を何度もきめ直す。冷たい岩の中に、握力が吸い取られていくのがわかる。




足下カムでランナウトして、手をかけた最後のリップ。

期待したようなガバが取れない。
指先が助けを求めてあたふたとリップの周囲を触りまくる。


もう落ちるわけにいかない。
パンプした手で無理やりスローパーを押さえ込み、なりふり構わず体を引き上げた。

完登・・・

汚い形だったけれど、久しぶりに力を振り絞った戦いでした。






こんなに気持ちを打ち込むクライミングに、あと何度巡り会えるかなあ。
もしかしたら夏の花崗岩シーズンで落とせた最後の1本になるかもしれないなあ。
岩峰の上で、しばし満足感にひたる。

シャツについた赤い色を目でたどると、感覚が消えた氷のような指に、パックリとした裂け目が開いていました。


この後は、バビル(5.12d)に宿題を残したままの塾長が追い込まれるのを尻目に、ひとり終戦モードにはいる。




・・イチ抜けしてすみません〜(笑)

これから5.12aに手を出す気にも、ワイドをもう一回復習する気にも、どうにもなれない。





二人とも寒くて斜面を上ったり降りたり丸まったりしながら迎えた夕刻。
あちこちから霧まじりの風が吹き下ろす。






塾長がついにバビル完登!
自分には異次元すぎて何がどうなっているのかわからなかったのですが、とてもいいものを見せてもらいました。

そんなわけで、最後はお互い気持ち良く下山。


今日触ったのはたった1本だけど、自分にとってはとても価値ある1本でした。
塾長、お付き合いありがとうございました〜(ぺこり)


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(本日の結果)

ロプロス(5.11c)累計2RP 時間切れの恐怖と寒さに追い込まれての完登(なんか昨年もあったような)

5.11台中盤をもっと登りこみたいと思っていたのですが、思いもかけずちょうどいいクラックに出会えました。
ワイドは相変わらず厳しかったけど、一度わかってしまうと二度目は思い切って行ける。こういうのを、オンサイトで出せないとイカンなあ・・。
グレード的には、ワイド部分があるせいか、上部は易し目なのかなと思いましたが、今の自分に丁度良い感じでした。

バビルはすごく面白いルートと聞いたけど、さすがに取り付くには何年も早そうに見えました。ビレイポイントには、上から小さな落石が常に落ちてくるので、かなり集中して見ておかないと目に当たりそうです。ビレイグラスがあってもいいのかな?

2016年11月1日火曜日

カラーホールドは敵?


今日はcherroさんと日吉練習。

cherroさんから、オブザベ時に、ホールドを記憶する方法について質問されたのですが、毎回ホールドに迷っている僕にはさっぱりわかりません。

ルート上に触っていいホールドと触ってはいけないホールドが混在しているインドアジムならではの悩み。「触っていいホールドの色や形を覚える技術」なんて身に付けたところで、全く外岩の役には立たないな〜。

・・と、すぐに「やらない言い訳」を思いついてしまう僕は、その質問に答える資格が最もない人種だと思います (_ _;;


ま、そんなこと言ってもはじまらないので、素人考えを。
たぶんですが、ホールドの物理的な特徴だけを記憶しようとしても難しいので、実際はムーヴの動作込みで覚えているのかなと思います。

進行方向にドアがあるとして、ほとんどの人はドアノブの位置や色、形状を把握しようとしているわけではなく、おそらく「手でつかんで回転させるイメージ」を持って近づき、目の前に来たところで再度観察して現場対処している、と思うのです。
クライミングでも上手い人はそんな感じなのかなあ。

となると、単純にホールドを目でたどって「ピンクガバ→紫カチ→グレーの縦ホールド・・」などと記憶しようとするより、実際に体を動かしながら動作のイメージごと記憶しておくといいのでしょうね。(厳しそうなところは、複数通りのシナリオを用意できれば、さらにいいのかな?)

んで、要所で間違いを防ぐためにホールドの色や形状を補助的に記憶しておく、という感じなのでしょうか?(自信なし)

これがパパッとできるためには、ドアノブを見て、「ドアノブはこういう風に手をひねることで突破できる」「この高さにあるドアノブだとこういう感じで掴める」という、最低限の経験が必要です。

「こういう形状のホールドはこういう風に動きを取るとよい」「この高さ、この角度についているホールドはこういう風にやれば持てる」という経験を、意識して積み重ねていくといいのかな?

別の機会にI塾長と話していた時に、インドアであっても取り付く前に精度の高いイメージを固めて、集中してOSトライ練習としてやるようにすると、外岩のオブザベ力向上にも役に立つはず、というアドバイスをもらいました。

確かにね〜。
何となく登ってしまってから現場処理→回数をかけてRP、という僕には耳が痛い話です。

そんなわけで、オブザベをちょこっとだけ意識しながら、どっかぶりフェースに手を出したら、5.11bが二撃できました。前までムーヴばらしに1日、RPに数日かかったりしていたのですが、ちょっとだけオブザベ力が増したのかな〜。たまたまかもしれないけどw


ともあれ、短時間ながら実りの多い練習でした。
cherro先生、ありがとうございました〜!