2015年5月30日土曜日

教えるって難しい・・


週末はI塾長からの召集で、とある山岳会の岩講習をお手伝い

初対面の人々と話すのは結構苦手なのだけどそこはノリが身上の関西人
日頃から塾長にはひとかたならぬお世話になっているから、ワタクシなぞがお役に立てるならやりましょうとも〜。

cherroさんと僕の経験者班は、塾長が説明するロープワーク技術の実践において、安全チェックや、個別フォローなどをしてあげるということらしい。

いま知っている技術を再確認しておけばよいか、と仕事にかまけていたのが甘かった。




(極めてノリがいいアシスタントチーム)


冒頭、kozzzzyさん一部説明してみますか?と無茶ブリ気味の提案に、塾長講習のクオリティを下げないか心配ですが、せっかくだからやってみましょう!と安請け合い。

「無償で来てくれたkozzzzyさんにも悪いので、彼にも説明してもらいたいと思います。すみませんがちょっと聞いてあげてください。・・じゃ、どうぞ。」

おっと!そう来ましたか〜。

「笑点の山田くん」的なつもりでお手伝いに来たら前座にあげられてしまいました、っていう展開。しかもアドリブ(笑)



(根拠のない自信に満ちている昼)



えーゴホン。

「え〜分散支点とはつまり・・・」

「大切なことはアレコレ・・・」

「さらに大切なことはアレコレアレコレ・・・」

「これには例外があってアレコレアレコレアレコレ・・・」



(なんだか小難しくなってきた午後)


(30分後)


講習生( ゜Д゜)ポカーン

塾長 (ー'`ー;) ムムムム

俺 (((( ;゚ρ゚))) アワアワアワ・・


というわけで、最後は塾長に助け舟を出してもらいました。



(首を括ろうとしているわけではない)


イマイチ練られていない難解な説明にもめげず、みなさんとっても熱心についてきてくれて、一生懸命にロープワークに取り組んでくれました。感謝〜!

技術を使えるということと、教えられるってことには大きな隔たりがありますね。でも少しばかり教える楽しさを感じたられたのは、オーディエンスが良かったせいでしょう。


翌日はストマジで、支点作業の続きや懸垂など。
暑ーい空気が滞留している擬岩の上部に陣取って、みなさんの懸垂をチェックします。



(作業をガン見する講師チーム)


遊具だと余裕でできていたことが、高度感のある擬岩だとうまく再現できなかったりするところを横からアドバイス。


僕が見ているせいでプレッシャーを感じているせいもあるんだろうな〜。
逆の立場だったりすることもあるので、よくわかります。

2日間にかなりたくさんの内容を勉強していると思うのですが、最終的な理解度も高く、その真剣な姿勢にちょっと感動しました。
やる気があってみんなの雰囲気もいい、ステキな会ですねー。


(割れ目星人)


なにより全体のまとまりのよさ、統率力の高さに舌を巻きました。

解散後、ちょこっとだけボルダーを触って終了。
自分にとっても色々と学びがおおい2日間でした。

山岳会のみなさまはもちろんのこと、塾長、アシスタントチームのみなさま、お疲れさまでした〜。そして、ありがとうございました!



(写真は、cherroさん、I山の会さんにご提供いただきました。ありがとうございました)


2015年5月27日水曜日

禁じられた遊び


以前から一緒に登りたいですね〜と言っていた、M&Cのツヨツヨクライマー、shuさんとのクライミングがついに実現!

これが、なんと平日の瑞牆。しかも水曜日。

週のど真ん中だよオイw

まあ仕事は絶好調に忙しいのですが、そこはほれ大人のやりくりとかモゴモゴモゴモゴ・・・




ガラガラかと思っていたら、予想外に人はちらほら。塾長やゆかりさん、他にも「明らかにツワモノ」という感じのクライマーがあちこちにいました。週末忙しいプロの方々が、空いている平日を狙ってやってくるのでしょうか。

真っ当な社会人だった僕も、こんなところに踏み込むようになっちゃったのね。





さすがに通い慣れた感が出てきた、今シーズン4度目の末端壁へ。

取付きには先行パーティーの2人がいただけで、終日ガラガラ。




いつも人気のアストロドームだって、この通り、冷蔵庫扱いですw
ここはなぜかひんやりした風が吹き出すんですよね〜。


さて、今日は春うらら(5.11b)のトライをしてみることに。

とはいえ下部に、かなり強度が高そうな部分が見て取れる。
4日前にイレブン様になった僕に、OSトライは危なすぎる〜!

というわけで、shuさんOSトライの後から、恐る恐る挑戦。




うーん・・・長い!遠い!終わりが来ない!

中央最上方にある出っ張ったテラスまで、30mの奮闘が続きます。
もちろんテン山、A0混じりのトップアウト。


今日は気温が高くて夏みたい。
ジャムは滑るし、柔らかくなったゴムが結晶に負けてしまうんだよねー。
末端壁って春と秋の岩場なんだねー。


そんなわけで、長〜いお昼寝休憩でお日様をやり過ごした後、夕刻にshuさんが気合のトライ。

奮闘の末、なんとRP!!
1便目は僕と同じテン山だったのに、そこからピタッと合わせてくる集中力は半端ない! (◎_◎;)

本当にいいものを見させてもらいました〜。




遠すぎて、もはやなんだかわかんないガッツポーツw
(でも一応、お顔にモザイクかけてます)


よおし僕もがんばるお。

まだ2便目だけど、shuさんのトライを見させてもらっているので、カムポイントや核心ムーヴがある程度予測できる。これもセッション効果かな?

何度か力尽きそうになるも、ギリギリこらえて組み立てる。





しかし・・・核心部で惨敗。
手がぬめりだして全く進めず、最後はA0突破。

核心部の3手くらいを除いては、どうにか計算が立ちそうに思えました。
核心は3日間ここに通っても、どうにかなるかどうか・・。
ムーヴがわかっても、スタミナが持つかどうかっていう問題もあるからね。

ここらが自分の限界かなあと感じますが、はじめて持国天5.9をやった時もこんな感じでした。きっと何度もやっていると強くなれる日が来るはず。

何より、こんなに手応えのある一本にトライできたのは大収穫!





普段だとついつい楽しい方に流れてしまって、5.11bクラックなんてじっくりトライしないから、強い人と一緒に取り組めるのは本当に貴重な体験でした。色々と小技も教わったので、今後取り入れてみようと思います。

心地よい疲労感を感じながら、久しぶりにヘッデン下山。

shuさん、本当にありがとうございました!
また瑞牆に、山に、行きましょうね〜^^


----------------

(本日の成果)

渋滞もなく、ルートもガラガラ、快適な1日でした。
平日の休みが癖になりそうで怖い・・。

・調和の幻想1P目(5.10a)アップ やっぱり悪い。
・春うらら1P目(5.11b)2× A0
 アストロに似た厳しい下部の上に、湯川バンパイアを長く悪くしたルートが乗っかっている感じ(笑)。長すぎる。ペガサスとか2P続けてやる人がいるけど信じられない!


2015年5月24日日曜日

地獄の沙汰もカム次第?


韮崎道の駅で、海坊主さんを見送る。

ありがとうございました〜。
気をつけて帰ってくださいね〜。

植樹祭で日登のKさんたちにお誘いいただいて、楽しい宴会へ突入。あわよくば海坊主さんと開けようと思っていたシャンパンを開けてしまい、遅くまで酒盛りしました。


さて、翌朝日曜日。
読み通り前線が大きく南にそれたため、瑞牆は初夏の好天〜!




(夕刻の植樹祭は見事な景色)



Kさんは小川山に転戦ということでしたが、いろいろと調整をしていただいた結果、瑞牆に残るTさんパーティーに混ぜていただくことになりました。
わーい、ありがとうございます〜(^O^)

まずはイケメンクライマーSさんとアップ。





登ったついでに、N字ハングの終了点作りをこなす。
「地下一階」で小休憩。ここは日陰だから寒いねえ〜。
(夏に通うには良さそう!)

次第に寒さに耐えられなくなり、本気トライしますかー!ということで、Sさんは看板ルートのカヌー(5.11b)へ。

僕はN字ハング(5.10d)へ。




たまたまいらっしゃった、ぶなのH明さんにビレイをしていただくことになりました。
昨年バットレスであったご縁なのですが、こんなところで再会があるとは!

どうもフィストが効きにくそうな微妙に広いワイド。トポにも「4番ありったけ」とあるけど、見なくても十分にそうだろうとわかる綺麗なクラックです。

カムの計算が単純なのでオンサイト向きといえばオンサイト向きか。




ぐるじい・・・。




うぬぬ、このカムを喰らえ〜。



でや!


ぬおおお!




ぐははははああ〜!!



苦し紛れのリービテーションを連発。
腰がすんごく出ているのは、手だけで体を引き上げたせいですw




なんとオンサイト!!
「手が大きい人には5.10b」というもっぱらの噂ですが、手のサイズは関係ないよっ!
だってリービテーション使ったからね〜w

H明さんには4番カム2本をお借りしたおかげで、怪我せずに抜けられました。さすがに2つだけだと無理!!

見上げると、ツヨツヨSさんは、なんとカヌー(5.11b)をフラッシュしていました。
すげーよー!

このあとは、連日の体幹酷使で完全に果ててしまい、次に取り付いたB1フィンガーではテン山エイド突破。
それはそれとして、とても楽しい初地獄でした〜!






混ぜていただいた日登、JCC、くらのみなさまがたには、本当にお世話になりました。
おかげさまで楽しく遊べました〜。ぺこり。

次に来ることがあったら、カヌーに手を出してみようかな。怖いけど・・



------------------

(今日の成果)

オリジナル上部(5.10a)OS アップにしては少々怖い。
N字ハング(5.10d)OS   リービのいい練習になりました。しばらくいいけど!
B1フィンガー(5.11a)×   核心は短いが強度が高くプロテクションが悪い。苦手・・

2015年5月23日土曜日

遠い遠いところ



アストロドーム(5.11a)が人生初のイレブンクラックになりました。


夕刻、厳しい核心の後の長い長いランナウトに耐え、消耗しきった状態でのハング越え。

ワイドムーヴからハンドジャムをとるまでの1mは、自分の持っている全てを絞り切ったと思う。







降りてからは、たくさんの暖かい拍手の中、真っ先に海坊主さんと抱き合い、男同士でちょっぴり泣いちまいました。




遠い壁でした。

仕事の多忙による日程問題があり、ビレイヤー問題があり、安定しない天候がありました。何より自分自身の力の限界を越える必要がありました。

昨年4月にインディアンドール(5.10d)をRPしてから1年ですが、たった1グレードを上げる機会に、なかなか巡り会えませんでした。


帰りに立ち寄った、隠れた場所にあるフィンガーボード。この場所に通い詰め、夜を明かし、恐ろしいこの壁に毎日対峙していたという、伝説の猛者たちの思いを感じながら、崩れかかった木版に触れてみました。





きっとこれからたくさんの冒険をするだろうけれど、この日のことは忘れないと思う。



ビレイをするためだけに来てくれた海坊主さん、本当に本当に、本当にありがとう。
海坊主さんの献身的なサポートがなければ、決してなしえませんでした。




過去にビレイしてくださった、くらのK坂さん、メパンナさん、ありがとうございました。
いつも外岩で、またビッグロック日吉やジャムセッション三鷹で、クラック練習に付き合ってくれているみなさんにも大感謝です。


イシゴン塾長、全てはあなたのせいです(笑)。塾長のマルチピッチ講習がきっかけとなって、この瑞牆で自在に冒険したい、その遊びを楽しむためにはイレブンクラックを自在に登れるようになりたいと思い定め、なんとかここまでたどり着きました。


あたたかい励ましやアドバイスをくださったクライマーの方々−日登の有名人Kさん、Yさん、Tさん、JCCのSさん、くらのMさん、ジャムセッションのH内オーナー、瑞牆本にも載っているゆかりさん、取り付きにいらっしゃった沢山のクライマー−本当にありがとうございました。ちょっと大騒ぎがすぎたせいか、憧れの大先輩クライマーたちに祝福いただいて、自分のクライミング人生で最高の1日となりました。










・・・というわけで、ほとんど書いてしまったけれども(笑)、今日の記録。


ビレイヤー難民となっていた今週末。海坊主さんから、「kozzzzyの本気トライをじっくり見てみたい」という、とてもありがたいお申し出をいただきました。

海坊主さんも一緒にトライできる場所をということで、季節外れの城ヶ崎・・なんて思っていたのですが、最終的にご厚意に甘える形で末端壁まで「連行」させていただくことにあいなりました。


「わたしを満足させてくれるなら、魂を売りましょう。」っていう、クーリングオフが効かないあの契約ですね。

メフィスト様、次は地の果てまでも付き合いまする〜!






今日は湿度も低く、末端壁は最高のコンディション。
知り合いやら、講習会やら、その他の数パーティーが入り乱れての大混雑。


アップなしで取り付いた1トライ目では、核心付近をほとんどバラしたかと思ったが、あまりのツラさに後半スタミナ切れを起こしてテンション祭り。

ヨレを取るために大レスト。
このルートは1日2トライが限界だろう。

この日に備えて持ってきたアミノバイタル、さらに手汗止めの制汗剤を投入。STさんの真似をしてザックに入れてきたTiger Tailで入念にパンプ取り。さらには海坊主さんに入念なマッサージまでしていただきました。

満を持して取り付いた2トライ目。




しかし、壁は高く遠かった。
体幹がかぶりに耐えられなくなり、前よりもひどいテン山に終わる。

もうやめようかと思ったが、気を取り直して大レスト。
時間は5時。
すでに何も残っていないと思われたが、執念の最終トライ。

直前にゆかりさんがアストロドームでクールダウンされていたので、美しいムーヴをじっくり観察して、イメージを高める。

呼吸を整えて三たび核心へ。昼には少し滑っていたシンハンドが、一転止まるように感じる。気温が少し下がったせいだろうか。

足を踏み替えてから、苦しい姿勢のまま深いキョン。甘いシンハンドの下に潜り込むように腰を持っていくことで、フリクションをごまかす。
手は、抜けない。





右足を寄せて決め直し、かぶりに耐えながら、大きなフリをつくって手を伸ばす。そう、ジャムセッションの黒テープで散々練習した、アンカーの足を支えに大きく手を出していくムーヴだ。

今まで届かなかったテラスのリップに、手が届く。
あっさりとマントルを返す。

「落ち着いてるね。行けそうだ」
というギャラリーの会話が聞こえる。

ここから第二核心。マイクロを固め打ちしてから、かぶった狭いテラスで小レストをし、思い切って立ち上がる。
フィンガーのレイバック風ムーヴをこなし、次のハンドジャムポイントでいつもどおりナッツを決める。バックアップは割愛する。長居するくらいなら30cm上のバチ効きまで上がった方がよいだろう。

「大丈夫、落ち着いている。」

自分に言い聞かせ、せりあがる。
大きなカムでプロテクションを取り、ようやく安心する。

ラスト10mを切っただろうか。





ふと下を振り返る。
墜ちたくないという気持ちとともに、もう進みたくない、早く終わらせてほしい、という弱い心が気持ちをむしばんでいく。

次第にムーヴが雑になり、思考が停止したまま、ただ上へ上へと詰めていく。

行けるだろうか。

行きたい。行くしかない。


ハング越えの組み立てを間違え、苦しい体勢に入る。
息遣いが荒くなり、思考が乱れてくる。
僕は、落ち着いていると言えるのだろうか。

振り返るとラストのカムは3〜4m下方。
いま手を離したら、後頭部から大きく振られ落ちするだろう。

ずりずりと虚しく外れていく足を絶望的に掻き、甘いジャムにすがりながらにじり上がる。全ての力が抜けていくようなワイドムーヴ。

ハングの上に上半身を出す。
足元には虚空が広がり、もうクライムダウンはできない。

全身の力を振り絞ってここを抜け、ついに終了点へクリップ。




完登!!


降りるなり、ただただ海坊主さんと抱き合う。
大騒ぎしすぎたせいか、いろんな人から盛大な拍手をいただいてしまいました。
じーん。

暖かいクライマーコミュニティーに感謝。


なにより日帰りで、ビレイのためだけに駆けつけてくれた海坊主さん、本当に本当にありがとう。次はハコヤでも三宅島でも駆けつけますからね〜!

夜は日登Kさんたちの宴会にお邪魔させていただいて、宴会を楽しませていただきました。
こんな素性のわからない飛び入りを温かく迎えてくださって大感謝です^^




例の高山植物のエリアには、小さな手づくり看板が立ててありました。


-------
<本日の成果>

アストロドーム(5.11a) 通算5RP 初5.11aクラック!

長い長いと思っていたけど、隣の春うらら1P目と比べると半分くらい。ほとんどの人はアップせずにいきなり本気トライ、1日1〜2便で終了していました。末端壁の1本1本は本当にヘヴィですね。

2015年5月19日火曜日

三鷹のクラック狂

火曜日は海坊主さんとジム練習〜。
あれこれと木枠ジャミングをしているうちに、割れ目会の名宣教師ことcherroさんもご到着。

僕は今日もかぶり壁の黒テープが目標です。



たくさんの撮影係(笑)を従えて、衆人環視の中、いざいざ〜。

・・と思ったけど、5トライくらいしても、先日届いたはずのゴールには届かず。





しかししかし、最後のフィンガーをこらえて、右手を順手に差し替えるまではムーヴが固まってきたよ!
そこからもう一手フィンガーを高く飛ばせるとバチ効きのはず。よれてしまって手が出せなくなっているけれども、フレッシュな時にまたやってみようと思いました。


週末は海坊主さんが外岩クラックにつきあってくださる、というありがたいお話をくださったので、念願の限界グレードを狙ってみたいなと思案中。少しでもかぶり壁クラックに強くなっているといいんだけど。




最後に僕より少し強そうな若者がはまっている3級にうっかり手をだして沈没。しかし日曜日にできなかったスラブ壁(ワイドコーナー?)の3級は解決できたよ〜。

というところで終了。平日クラックが触れるなんて贅沢ですね〜。
海坊主さん、cherroさん、ありがとうございました。
今回来られなかったアメ雪姫も、また行きましょうね〜!


<練習メモ>

かぶり壁クラックについて・・

・最初のクラック
右手が甘くとも頑張って高めに決めた方が、次のクラックに届きやすくなる。

・最後のフィンガー
左手を一手、暫定的に決まるポイントまで高く上げる。そのままスタティックに左手に荷重をうつしたら右手を差し替えられる。右手を順手バチ効きに持ってきたら、左手をもう一手とばしたい。ここを正体でデッドしていくのか、体を横倒しに寝かしたままさらに高いところを目指すのかは要検討。

2015年5月16日土曜日

週末コソ練


イイ季節になりましたね。
みなさん登ってますかあー!


そんな中ですが、先週末は家族サービス、今週末はお仕事のkozzzzyです (T T)
ああ、外岩行きたいな〜。行きたいな〜。
みんなのブログ見ていると羨ましいよー。

16時頃にようやく解放されたので、足を伸ばして三鷹に行ってきました。
ぶらりと行っても一人でクラックができるなんて、なんたる幸せ。

向かうのはやっぱり奥壁の黒テープ!
課題は最後のフィンガーなんだよなー。
左手の甘いフィンガーをこらえ、もう一手出したいところです。


これがですね。
ついに左指をきめ、体幹でこらえながら無理やりに右指もきめ、右デッドでゴールを取るところまで行きました〜!左手も取りに行ったら墜ちたんだけどさ。


指が陥没するかというくらいのダメージで、指関節の皮が盛大に削れましたが、なんとか止まるらしい。思いもかけず完登が見えてきたのをいいことに次のトライ!


記録用に床にiPhoneを下において録画を・・




できてませんでしたw

頼めば録画してくれそうな気さくな若者たちがたくさんいるんだけど、おっちゃんシャイボーイですし・・

気を取り直して、もう1トライ。




しかし左手がいいポイントに届かず。
おそらく体幹がフレッシュな時にやって、ギリギリ届くかどうかなのでしょう。

そして届いてから終了ホールドを取るまでもまだ少し手数がありそう。
次こそはやってやる〜!


あとはグレードの近そうな若者たちと4級・3級のスラブ課題をわいわいセッション。
3級を一つ宿題に残してしまいましたが、セッション効果で色々と片付いたよ。フレンドリーな雰囲気で嬉しいね!

そうそう、今日は塾生HMさんもいらっしゃっていました。

さらに、かの著名なクラックマスターY岸さんのお姿も。

遠目に拝んでおいたから、ご利益あるかも〜?


2015年5月13日水曜日

雨乞いの達人


海坊主さん、「アメと雪の女王」IMさんに混ぜていただいて、久しぶりの日吉に行ってきました。

遅刻にてお待たせしてしまい、ついたころにはお二人はすっかり終了モード。

あわててくの字&フレアでアップ後、ルーフクラックを復習させてもらいました。
3便目でようやくRPでしたが、あまりあわてることなく、足を決め直したりしながらじっくり登れるようになってきたのが収穫かな?


たまたま居合わせたシューイチさんのフィンガークラックを鑑賞して、最後に海坊主さんとスクイズチムニーへ。あんなにワイドを嫌がっていた海坊主さんも、今やすっかりクラック狂徒だそうで。







この晴れやかな顔!
よい信心じゃのお〜。


なんでもお二人揃うと雨がふるらしく、古代に生まれていたら名祈祷師、雨乞いの達人です。世が世ならアメ雪教の教祖さまになっていたことでしょう。
そんなお二人がクラック教の一信徒だなんて、生まれてくる時代を間違えてしまいましたねえ〜(^^

海坊主さん、IMさん、練習にまぜていただいてありがとうございました!
またいきましょう!

2015年5月7日木曜日

念願の本気クラック!:黄金週間4日目


みんなが帰ったガラガラの廻り目平。昨晩は、くらの焚き火に乱入しましたが、みなさんお疲れのようで、さすがに盛り上がらず。とっとと眠りにつきました。


さてさて最終日。

個人的な希望を言うと、一度くらいはクラックで限界トライがしたいよ〜!(魂の叫び)

とは言っても、5.11aクラックなんぞは数が少なく、極端にエリアが限られるのです。

小川山なら「枯れ木を落としたよ!」の一本くらいだが、これはセレクション2P目の終わりという、どうしようもない場所。末端壁だとアストロドームがあるけれどねー。こっちも5.10後半クラックを登らないとやるものがないのです。






んなわけで、GWのクラックはもう諦めるかなと思っていたのですが、メパンナさんが(渋々?)瑞牆まで同行してくださいましたー!ありがたやありがたや〜。




いつも雨とか霧とかなんだけど、今日は絶好の天気。
ウグイスのさえずりが響き渡る素敵な植樹祭エリアです。

さて、取り付きまでえっちらおっちら道を詰めていくのですが、テント泊4日目ともなると、腰が痛くてペースが全く上がらず。トホホ〜。




調和の幻想には、以前バンブーでお会いしたM子さんがいらっしゃいました。
彼女含めて今日は2パーティー、5人が登っているようです。
こうみるとすごいところですね〜。(登ったときは全く視界がなかったけどね!)


さてさて、待ち望んだトライ。

メパさんにも悪いので、アップはパス。
いきなり本気トライですが何かww





・・・墜ちました。

2便くらいは出さないと、ムーヴを固めてRPまでは難しそう。
って、限界トライなんだから当たり前ですね。


今日はちょいと諸事情あってこの一本で終了。
天気がよくてガラガラという、最高のコンディション。ちょいともったいなかったけれど、瑞牆の岩に触れただけでもよかったなあ。

メパンナさん、お疲れのところ長い長いアプローチにただただ付き合わせてすみませんでした。本当にありがとうございました!






アストロドームの近くには可愛らしい花が咲いていました。
ガメラさんが言っていたという貴重な高山植物ってこれかしら?

2015年5月5日火曜日

青春の1ページ(おまけ)


MJさんを囲んでパチリ。
下山はかなりギリギリでしたが、間にあってよかった!







「汽車の別れ」ってなんだか青春ぽくていいね。
暖かい雰囲気は、きっとMJさんのほがらかなお人柄の賜物だな〜。

40代になってリア充なGWを過ごせるなんて感無量!
僕の10代なんて、語るべきことの一つも思い出せないような暗い日々だったのにw

MJさん、はらりさん、mfさん、メパンナさん、あーやさん、はるるさん、楽しいGWをありがとうございました〜。また行きましょう!

烏帽子岩の大冒険:黄金週間3日目



さて、三日目はメパンナさんの強いご希望にて奥烏帽子~♪


・・とは言ったものの、烏帽子岩とか仏壇岩って、いまいちリアルな感じがないのよな〜。場所もいまいちわかってないし。


なんだかね。ドラクエでいうところの「メルキド」みたいなイメージです。(わからん人スマソ)

うわさに聞くところ、魔物がうろつくどこぞの最果てエリアにあるって話。なんでも冒険の後半で経験値が上がりきったパーティーが行くらしいよ。ヨワヨワ勇者の俺には関係ないけどね。








ふうん。
で、ゴーレムとかホントに出るの?都市伝説なんじゃないの?

ま、オレらは明日もテン場の近くでスライム退治なーw


・・というわけで、今まで全く頭に入ってませんでした。

しかーし、脳内勇者としては、こんな面白そうな企画に乗らない手はない。
この武勇伝を肴に、酒場で町娘を口説いてみせようともっ(ゲーム脳)


てなわけでいざ、冒険の旅へ出発〜。






トポ通り、マラ岩方面の途中から旧林道へ入る。
明瞭な分岐を折れ、歩くこと50分。



のっけから、なんだか特徴が違うねえ〜などと話しながらも、明瞭な踏み跡に誘われて、涸れ沢をどこまでも詰めていく。

行き着いた場所は、岩場とも言えないような暗い場所で、山岳会の訓練と思しきパーティーがマルチリードをはじめていました。


んにゃ?初心者マルチ?
これ、もしかして「烏帽子岩左稜線」の取り付きじゃない?


まあ、でも、目的地って烏帽子岩の裏側なんでしょ。
今さらこれを戻ってやり直すのは面倒だから、トラバースしてしまいますかー。





藪漕ぎすること数時間。
ルンゼを詰め上がりすぎてフリーソロで岩峰の頂上へ立つこと2度。
岩峰の上から見渡せど、周囲の岩峰が多すぎて、いまいち地形の概念がわからない。





ああ、こんな時のためにキメラの翼を持っていれば(ry

荷物を置いて、二人で手分けして本格偵察をしていたところ、ついにメパさんがクライマーを発見!そこからもう一度大きく迂回して、取り付きに出たのが12時。

烏帽子岩のスケール感を取り違えていましたが、どうやら「屋根岩」のようなかなり巨大な岩峰群を指すようですね〜。



間違えたら無理せず、一度山を降りるべしという鉄則の効果を、身を持って検証しました。
いや、お互いうすうす「間違いかも」ってわかってたんだけど、意外にルーファイが楽しかったのよね〜w


烏帽子岩~裏烏帽子ですが、雰囲気としてはちょいと「ミニ瑞牆」といった風情。

巨大な岩峰群のあちこちに、手つかずと思われる花崗岩がゴロンゴロンあり、綺麗なクラックも散見される様子。

冒険・開拓目的なら、トポが出て混雑する瑞牆よりいいかも??




お互いにアップしてから、メパンナさんのお目当て、ミスナチュラル(5.10b)へ。
僕はランナウトセクションが怖くて、ひいひいいいながらなんとかFL。




これはたしかに好ルート!僕には、右下端からクラック沿いに入ってオールNPとしても面白そうに見えましたが、屈曲が激しすぎるためダブルロープが必要ですね。

人気ルートに比べるとグレードは辛め、かつランナウトに耐える精神力が要求される感じですが、もともと小川山ってこんなものなんでしょうね〜。

「ロケットマン」というマルチもかなり楽しそう。今度はこれ狙いで行ってみたいなあ。

思ったほどツワモノ向けの岩場という感じでもなく、初中級者が(ちょっとアルパイン的な覚悟と準備を持った上で)いけば楽しめる感じでした。


お互い一本ずつ本気トライしたらもう5時前。
MJさんの列車が信濃川上駅から出るのが、18:10という話。

「お別れを言いたいので、駅に直接行きますね~!」

と荷物をまとめて、脱兎のごとく下山したのでした。



------------

(今日の成果)

・アプローチ(II〜III級)ノーコメントw
・烏帽子レイバック(5.9) FL 同じカムを延々使う羽目になるのがレイバックっぽい?
・ミスナチュラル(5.10b) FL 怖かった!下手に墜ちたら怪我しそうな場所がチラホラ。ちなみに50mロープだと中間アンカーまでも降りられないかも?いろいろ癖はあるが、冒険感がたまらない良ルートでした。