2015年5月5日火曜日

烏帽子岩の大冒険:黄金週間3日目



さて、三日目はメパンナさんの強いご希望にて奥烏帽子~♪


・・とは言ったものの、烏帽子岩とか仏壇岩って、いまいちリアルな感じがないのよな〜。場所もいまいちわかってないし。


なんだかね。ドラクエでいうところの「メルキド」みたいなイメージです。(わからん人スマソ)

うわさに聞くところ、魔物がうろつくどこぞの最果てエリアにあるって話。なんでも冒険の後半で経験値が上がりきったパーティーが行くらしいよ。ヨワヨワ勇者の俺には関係ないけどね。








ふうん。
で、ゴーレムとかホントに出るの?都市伝説なんじゃないの?

ま、オレらは明日もテン場の近くでスライム退治なーw


・・というわけで、今まで全く頭に入ってませんでした。

しかーし、脳内勇者としては、こんな面白そうな企画に乗らない手はない。
この武勇伝を肴に、酒場で町娘を口説いてみせようともっ(ゲーム脳)


てなわけでいざ、冒険の旅へ出発〜。






トポ通り、マラ岩方面の途中から旧林道へ入る。
明瞭な分岐を折れ、歩くこと50分。



のっけから、なんだか特徴が違うねえ〜などと話しながらも、明瞭な踏み跡に誘われて、涸れ沢をどこまでも詰めていく。

行き着いた場所は、岩場とも言えないような暗い場所で、山岳会の訓練と思しきパーティーがマルチリードをはじめていました。


んにゃ?初心者マルチ?
これ、もしかして「烏帽子岩左稜線」の取り付きじゃない?


まあ、でも、目的地って烏帽子岩の裏側なんでしょ。
今さらこれを戻ってやり直すのは面倒だから、トラバースしてしまいますかー。





藪漕ぎすること数時間。
ルンゼを詰め上がりすぎてフリーソロで岩峰の頂上へ立つこと2度。
岩峰の上から見渡せど、周囲の岩峰が多すぎて、いまいち地形の概念がわからない。





ああ、こんな時のためにキメラの翼を持っていれば(ry

荷物を置いて、二人で手分けして本格偵察をしていたところ、ついにメパさんがクライマーを発見!そこからもう一度大きく迂回して、取り付きに出たのが12時。

烏帽子岩のスケール感を取り違えていましたが、どうやら「屋根岩」のようなかなり巨大な岩峰群を指すようですね〜。



間違えたら無理せず、一度山を降りるべしという鉄則の効果を、身を持って検証しました。
いや、お互いうすうす「間違いかも」ってわかってたんだけど、意外にルーファイが楽しかったのよね〜w


烏帽子岩~裏烏帽子ですが、雰囲気としてはちょいと「ミニ瑞牆」といった風情。

巨大な岩峰群のあちこちに、手つかずと思われる花崗岩がゴロンゴロンあり、綺麗なクラックも散見される様子。

冒険・開拓目的なら、トポが出て混雑する瑞牆よりいいかも??




お互いにアップしてから、メパンナさんのお目当て、ミスナチュラル(5.10b)へ。
僕はランナウトセクションが怖くて、ひいひいいいながらなんとかFL。




これはたしかに好ルート!僕には、右下端からクラック沿いに入ってオールNPとしても面白そうに見えましたが、屈曲が激しすぎるためダブルロープが必要ですね。

人気ルートに比べるとグレードは辛め、かつランナウトに耐える精神力が要求される感じですが、もともと小川山ってこんなものなんでしょうね〜。

「ロケットマン」というマルチもかなり楽しそう。今度はこれ狙いで行ってみたいなあ。

思ったほどツワモノ向けの岩場という感じでもなく、初中級者が(ちょっとアルパイン的な覚悟と準備を持った上で)いけば楽しめる感じでした。


お互い一本ずつ本気トライしたらもう5時前。
MJさんの列車が信濃川上駅から出るのが、18:10という話。

「お別れを言いたいので、駅に直接行きますね~!」

と荷物をまとめて、脱兎のごとく下山したのでした。



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(今日の成果)

・アプローチ(II〜III級)ノーコメントw
・烏帽子レイバック(5.9) FL 同じカムを延々使う羽目になるのがレイバックっぽい?
・ミスナチュラル(5.10b) FL 怖かった!下手に墜ちたら怪我しそうな場所がチラホラ。ちなみに50mロープだと中間アンカーまでも降りられないかも?いろいろ癖はあるが、冒険感がたまらない良ルートでした。


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