2015年8月20日木曜日

目標ということ


クライミングをやる理由ってさまざまですね。

「ドコソコを目指したい」というように、登攀対象が強い動機になる人もいれば、「少しずつ向上しているということが嬉しい」とか、「自分が何かに打ち勝っていく感覚に喜びを感じる」というように内面の感覚を大切にする人もいる。

山でも海でも構わないから仲間とワイワイやっていることが楽しい、って人もいると思う。競争意欲の強い人は、誰々に負けたくない、誰よりも最初に登りたいってのもあるだろう。




ま、モチベーションの源なんてやっているうちに変わるものだし、そもそもスパッと分かれたりしないんだけどね。


僕は結構(かなり?)目標達成型の人間なんだなー、と思います。
「あのルート」や「この山」といった登攀対象。そして「自分の弱さの克服」といったところに、気持ちがすごく向かっているのですよね〜。


スポーツ的な努力は超苦手なのに、なぜかストイックだと言われるのは、きっとこの目標へ向かう「遊びのなさ」なんだろうな。

ま、それはクライミングをはじめるはるか以前に、薄々気づいていたんだけどね。ええ、これでも一応、気づいてはいるんですよ。(大事なことなので二回言ってみる)

じゃあお前の目標は何じゃ、って聞かれたら、やっぱり山が大好きなんです。

山といっても、氷雪や沢じゃなくてね。
乾いた岩の登攀がやりたいなあ。

・・だってクラッ(ry





日本だとスーパー赤蜘蛛を目指しています。甲斐駒大好きだし♪

まだ2億光年くらい先の話ですが、心のハッブル宇宙望遠鏡で捉えられる距離にありますぜ。




話は飛びますが、この日とてもありがたいことに、尊敬するクライマーから某山岳会の例会にお誘いいただきましたですよ。実力が近いパートナーを探したら、と気を遣ってくださいました。

わわわわわ、人生で初めての山岳会でんがなアンタ!


ツヨツヨクライマーばかりの中、ただただキョドりまくり、自分の好みやら過去の経験やらを聞かれるままにボソボソ話す、という残念なデビューを飾ってきました。
素人の退屈極まりない話を聞いてくださった周囲の方には、ただただ心が痛いです。

岩はオンサイト好みですが、人のオンサイトは苦手分野ですからね。


ここでもう一人見学に来ていた女性がいらっしゃったのですが、彼女は飲み会で海外の比較的珍しい岩場のトポを出していました。この威力がもう半端なく、超有名クライマーが食いついていたのを見て、衝撃を覚えたのです。




僕は、「まず僕の人となりを知ってもらって・・・」というまどろっこしいアプローチを取っていたのですが、彼女のやり方は、「面白そうな登攀対象を持ち込んで同行者を募る」っていう、とっても単刀直入なやり方ですよね。

いい加減な例えを言うなら、相手を食事に誘ってじっくり口説くなんて面倒なことはせず、いきなりパンツを脱いで迫る、という大胆極まりないアプローチ。
たしかに、そっちの方が割り切ったパートナーが見つかりそうな気がします(何のやねんww)

昔は憧れの場所ばかり見ると現実とのギャップが辛いから、あんまり見ないようにしていたのだけど、こうやってバンバン目標を持って、それを外に発信するって大切なんだなあと思いました。
なるほど、写真集とか雑誌とかスライドショーとか、これからはたくさん見てみよう。

40才を過ぎて山岳会バージンの僕には、深い気づきがある飲み会でした。

4 件のコメント:

  1. いよいよ山岳会!山岳会に入られてツヨツヨクライマーになられても、たまにはヘタレとご一緒してくださいね--。

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    1. cherroさん、また久しぶりに一緒に外岩行きたいですね〜^^
      つぎは「ックと豆の木」とかどうですか?有名ルートの後半部らしいですが。ビレイしますよ!

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  2. おや!入会するんですか??(^^)

    ツヨツヨな方が紹介してくださったのなら、同人に近い会なのかな~と思いますが、
    強い山ヤはその多くがパートナーを熱望してるので、相手の人となりというよりも、「落ちずに登れる実力や長時間行動に耐えうる体力があるか」ってとこを最重視しているような気がしますね~。

    がんばってね!

    あ、でも冬はアイスでワタシとも遊んでよ~~ん。


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    1. メパンナさん、ここは奥ゆかしく「まずは会友から・・」ということにさせていただきました。誘ってくださってる方が僕を買いかぶっていたりなんかしたら、ただただ申し訳ナスですし。弱小クライマーだし^^;
      ほほう、なるほど!実力を見ているんですねー。そりゃますます登りにいかんとイカンのだすなあ〜。

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