2015年9月22日火曜日

癒しと試練の花崗岩①


さて、身を削る恐怖ワイドともお別れして、今日は楽しそうなマルチ♪

てなわけで暗いうちに起床して撤収。
今日はお湯も沸かさず、手早く朝食を済ませます。




撤収準備を急いだおかげで、今日は少しだけ撤収を手伝えたような気がしなくもない。
ここまで食事の支度からテント撤収までほとんど神にやってもらっていた気がするもんなー。うーん、がんばろ。




昨日までとは比較にならない快適登山道をガンガンあがると、30分ほどで藤内小屋へ。




裏道登山道を通ると、すぐに小屋やゲレンデに行き着くあたりとか、三つ峠に似ていますね〜。ルート渋滞を危惧していたのですが、さすがに連休4日目ともなると人の気配はなさそうです。




普通は一般登山者に目立たないように、ひそやかについているクライマー道ですが、このおおっぴらな分岐はセンセーショナル(笑)。


太陽の向きから判断すると、おそらく岩場は北東面。
これは涼しそうだな〜。





おおお、でかくなってきました!
体は疲れていても、白い岩峰が近くなるとテンションがあがりますね〜♪

足元のフリクションもとても気持ち良く、ぐいぐいと沢を上がります。




見えてきました見えてきました〜♪

右手側から上がっていくスカイラインが中尾根。
正面、滑り台状二段が見えているエリアが、カリフォルニアドリーミング(5.12a)を擁する中尾根バットレスです。

神はカリフォルニア・・をご所望でしたが、まずは中尾根に付き合っていただけることになりました。ありがとうございます〜(><)

バットレスはどうやら途中敗退もできそうなので、午後に回しても良いだろうという判断です。




小尾根にあがり、なんだかヤバげな場所を次々にこなす。
グリップが抜群に効くので問題はないのだけど、帰りは懸垂かもですね〜。

「ツルムのコル」の下部らしき場所に行き当たったので、まずはそこに荷物を残置。




トラバース気味に岩峰を巻いて取り付きを目指すと・・ありました〜!


トポによると、ハング越えのラインで、正規V級と5.10aバリエーションがあるらしい。

見た感じ、中央のチムニーがV級だろうかね。
バリエーションは右のハング越えかな?
なんだかやばそうかも・・(ゴニョゴニョ)

ということで、神が出発。




どうやらラインはオフィズスのハング越えらしい。
ここでもワイドなのか!

当然ラージカムなんてものは持ってきていない。
しかし神はランナウトにもめげず突破、ハングの向こうに消えていかれました。

続いてワシの番。苦心してオフィズスを上がりますが・・




ぬおお、ザック重いじゃねえか!
なんとか気合いでハングを突破。

これで終わりかと思いきや、そのあとも落ちられないワイドが続く。
フォローでよかったと思うヘタレなkozzzzyなのでした。




プロテクションが取れないワイドを延々乗り越え、ようやく最初のコルへ〜。
ルートは思ったより厳しいけど、花崗岩はいいな♪

(つづく)

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