そろそろ睡眠不足と疲労にやられてきた三日目。
いやーもうレスト日にしてもいいくらいだな〜。
と思い出すヘタレな僕。
神聖なる割れ目を前に何を言っておる。
立ち上がるのじゃ!
は、はい。神サマ〜。
というわけで今日はモーニングライトという岩場へ。
神もお初らしく、いろいろとネットを調べてくれていました。
ざっくり岩場の見当をつけ、まずは渡渉。
斜面を上がっていくが、早くも踏み跡が薄くなり手分けして捜索がはじまる。
地形的にこの沢筋じゃないかな〜?
大体の見当をつけてガレ沢を詰め上がるが、激しい倒木やら浮石やらに阻まれて難儀することこの上ない。
ほとんど行き詰まったところで神が時間を気にしてくれて、一旦は下山の流れに。
しかし右手へのバンド状トラバースが気にかかる。
こっちも見てみませんかと神に提案すると、ラッセルマシンのような勢いで藪の奥に消えていかれました。
待つこと10数分ほど、どうやら岩が見えたらしい。
ひょえ!これホントにアプローチなの〜!?
取り付きについてぐったり。
岩場のオブザベすらろくに行わず、タラタラと準備するダメクライマーを尻目に、神が良さげなアップルートを見つけてくれました。
岩場のはずれにあるこれはGeek Towerと呼ぶらしい。
左奥のラインは5.10a、右のラインは5.11a。
んにゃ???
左側って・・かぶったオフィズスですよね・・。
どうみても悪そうです。
まあ、たぶん左右のルート名が逆なんだろうということで、神はさくっと右を選択。
結果的に読み通り、右が5.10aのようでした。
ほっ。
ながーいクラックをたどると、最後は岩峰の上に出るというちょっとミズガキっぽいルート。今日は太陽も出て気持ちいい〜。
いつもクールな神が珍しく手を振ってくれました。
聞くと、どうやら今ツアーで初めてのオンサイトらしい。
え?!
昨日までは行ったことあるルートばかりやっていたのデスカ?
実は僕を連れていく岩場を考えて、いろいろとお気遣いをいただいていたようなのでした。
それなのに、それなのに。
こんなにヘタれてばかりでごめんなさい神様〜 (T_T)
というわけで続いてアップ。
景色が最高でちょこっとアガりました。
盛大に藪を漕いであちこちオブザベし、アンドロイド(5.10b)をトライ。
フレアした草溝へ果敢にジャムを決める、これまた癖のあるルート。
なんだかずいぶん難しかった気もするけど、ヒイコラとオンサイト。
さて、ここは下降も大変そうだから日没までには降りたい。
さきほど神がやっていたCat Fishが面白そうだったので、〆の一本としてこれをチョイス。
核心は4番後半〜5番前半サイズのワイドという、見るからに苦手なタイプです。
せっかく名張に来たらこういうワイドで揉まれないとね!
しかししかし・・。
やっぱりアームバーサイズは苦手なのでした。
足がね〜。
んなわけで、帰りもルーファイをしながら、藪を漕いで下山。
こいつの下をくぐるムーヴが核心でしたw
てなわけで名張3daysは終了!
今日は晴れ間が多く、さすがに暑かった。
次はもうちょっと寒い季節に来よう。
翌日は少し東に移動して、御在所になりました。
わーい!一度は行ってみたかったんだよね〜^^
ナバラー御用達という某食堂でたらふく食べつつ、深夜の移動。
というわけで、まだまだ睡眠不足は続くのでした。
------------------------------
(本日の成果)
名張香落渓 モーニングライト
Campagne (5.10a) FL 岩峰の上に立てる気持ちのいいルート。こんなのもあるのね。
Android (5.10b) OS 草をかき分けジャミングを決める!フレアハンドの好課題。
Cat Fish (5.10b) × やっぱりアームバー苦手だ〜(涙)。出直します。
藪漕ぎ (V+) いい修行になりました。ほとんど神にやってもらった気もします。
藪漕ぎ (V+) いい修行になりました。ほとんど神にやってもらった気もします。
※グレードはジャミング紳士さんのブログを参照
渡渉に藪漕ぎの厄介なアプローチでしたが、神とのルーファイは楽しかったです。
2月になめねこフォールを探してさまよった時も思いましたが、お互いの推論を出し合って、ああでもないこうでもないとか話し合うのが結構好きなんですよね〜^^
ある意味、登ったルートよりもアプローチのルーファイの印象が強かったのですが、これがまたツアーのいい思い出になりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿