さて、翌朝コンビニで行動食を仕入れていざ出発。
と思ったが・・不注意で後輪が縁石を巻き込んでしまいました。
げげげ!やったかな?
・・・500mもいかないうちに後輪がガタガタ言いだす。
こりゃバーストかもしれんな。
ハザードをつけながらソロソロ運転して最寄りのガソリンスタンドへピットイン。
やっぱりただパンクではないのでタイヤごと交換だそうだ。
ところがこの時期の松本には、夏用タイヤが置いてないらしい。
ならばこの際、高価なスタッドレスでも・・と思ったがサイズがあわず、万事休す。
このままだと移動もできません。
GSのおじさんがまるで我が事のように心配してくれ、近隣のメーカー営業所が空くのを待って、夏用をなんとか持ってきてもらいました。
予想外の痛い出費でしたが、なんとか復帰。
慣れない英語で話していると、普段に増して注意が散漫になるなあ。
今後はくれぐれも注意しようと思います。
ジョーは心配して「半分出そうか?」とまで言ってくれたが、どう考えても自分のミスなので丁重に辞退。「大急ぎで修理しました。山は今からでも間に合いますか?」とまで心配してくれたおじさんに何度も御礼を言って出発しました。
いきなりのアクシデントにぺこぺこに凹んでいましたが、優しい言葉に救われますね〜。
そんなこんなで出発が遅れたので、上高地に着いたのは12時半。
槍沢ロッヂに電話を入れると、4時までに来てくれという返事です。
河童橋でお互いに写真を取り合ったりしていると、持ち時間が3時間になってしまいました。あうあう!
ここからはジョーにルーファイを任せ、僕は後ろからついていく形。
万が一、途中ではぐれたら、彼が自力下山できないと困るからね。
地形図の読み方を教えて、チェックポイントを確認。
好きなペースで行っていいよ〜。
ただ時間はないから、できれば急ぎ目でね。
・・そしたら置いてかれるんじゃないかという猛スピードでガンガン歩いて行きました。
お、おう・・もっと遅くてもいいんだぜ。ハァハァ。
よくよく聞けば若い時に、海兵隊にいたらしい。
海兵隊って、あの、一番屈強なアレだよね??
そ、それ先に言えよな〜。ゼイゼイハアハア。
真面目な話、ジョーの足運びはとても安定しています。
アイゼンを履くことを考えて、両足の間を離して歩く練習をするようにね、とだけ伝えましたが、僕よりも下半身が安定している様子で見ていて安心。これなら少なくとも稜線までは行けそうだね。
そんなわけで、4時ギリギリに到着!
槍沢ロッヂ名物の風呂に入って、飯をいただきます。
もう小屋締め寸前のロッジは貸切りでした。
かんぱーい!
さて明日は稜線まで上がり、槍ヶ岳山荘に宿泊予定。
ところが、明後日の天気がかなり崩れそうな情勢となりました。
ひとたび暴風雪となれば我々の実力では槍沢を下ることができなくなるため、明日はピストン往復に変更。天候が安定している明日中に、なるべく高度を下げる作戦です。
稜線からの朝日を見たがっていたジョーには悪いけれど、どう考えても明後日は朝日なんて見れそうにないことを説明して納得してもらいました。
そんなわけで、不要な荷物はここにデポして暗いうちに出発となりました。
疲労と睡眠不足で深い眠りへ。
おやすみ〜!
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