2014年10月20日月曜日

湯川ムーヴメモ(OS注意)


テレポーテーション

<テラスまで>
・ハング越え以外はなるべくレイバックに頼らない方が力をセーブできる。左右のスタンスを良く見る。視界の逆側にいいスタンスがあったりするので、よく選ぶとステミングで上がれる。
・テラスはやや左のリップをつかんでマントル。しゃがみ込んだほうが安定する(足は痛いけど)。または足をテラス外縁ギリギリに決めて壁にもたれるようにできる。

<テラスから核心>
・斜上クラック下のスタンスへ右足を張り、クラック下部に正対。左足をテラス外縁ギリギリにおくと姿勢が安定するので楽。一度スタンスを張るとテラスには戻れないので、覚悟を決める。
・核心の斜上クラックは、まず下のバチギキフィンガーに左手、右手フィンガーを顕著な穴の直下に決める。そこから左手ハンドを逆手でボトミング。親指を奥のクラックまで突っ込んで中で曲げるとより効果的。
・ボトミングが決まると右フィンガーを顕著な穴の上に決められる。右手を頼りに、左手ボトミングを解除して、穴の上部にアンダー気味の順手ハンドに差し替える。
・両手が効いたら、足を一足ずつ上げたい。右足はあまり遠くに出さず、体の真下方向に、幅2cmくらいの極薄カチがあるのでそこに爪先を乗せる。左足は黄色カムの下、クラックの縁が微妙に突き出たエリアへ。この左足がかなり不安定だが足を押し続けてスメアで頑張る。
・ハンドを腰元一杯に引き付けるくらいの意識でせりあがり、右手を30cmくらい上まで目一杯伸ばしてフィンガーポイントへ。
・右フィンガーを頼りに、フェース右下の外傾したスメアポイントに右足をややハイステップで押し付ける。すると左手が右手の上に届くはず。
・両手が高いフィンガージャムで右足をスメアにレイバックするような感じでかがんだまま体をあげ(ひざを曲げ、立ち上がりすぎない)、今度は左足を高くあげて、先ほどの顕著な穴にフットジャム(ここまで核心)。
・左足が決まれば楽になる。フィンガーを徐々に上のポイントにずらしながら、右足を右のスタンスに乗せる。
・ここからは上の抜け口まで徐々に楽になるので、素早く。
・クラック最上部に右手ハンドが効く、また最上部のやや左がガバになっている。この辺を取れば休める。
・クリップを先にするなら、上部に乗っている大岩の左側や、上部2段の大岩の隙間にハンドを決めながら左上して終了点へ。ただ終了点上部に行くのであれば、大岩の右側を巻いて大岩の上からまたいだ方が確実なムーブになる。

<カム戦術>
・下からグレー、紫、紫で頑張り、ハング下に緑。ハング上のために最低緑ひとつと、赤一つを残しておく。・テラスへあがると、斜上フィンガーにキャメ0.3(青)も決まるが、後で足の決まる場所を埋めてしまうため、スタンスになりそうな部分を開け、もう少し上にメトリウス黄色を決めるとよい。
・テラスから、右スタンスに出ていくと、ハンドボトミングがきく穴の下に、メトリウス赤・グレーあたりが決まる。穴の近くはフィンガーが効くのでちょっと下げておく。
・この先も青が決まるが、かぶっていてクリップムーブが持たないので、RP狙いの時はこれを飛ばしてラスト2~3mのランナウトを耐える。マイクロ2本が飛んでもグラウンドはないのだが、何しろ怖いので強い気持ちが必要。そこから左足をハンドを入れていた穴に決めるまでが核心。抜け口ガバを取り、黄色メトリウスを腰元に決められる。

テレパシー

<テラスまで>
・下部は緑、ついで赤しか効かないセクションが長いので頑張る。
・テラスから離陸後2~3mくらいの高さにある、ちょいとかぶったのところのシンハンドが核心。その手前で緑を取っておく。ハング越えのところは逆手をしっかり刺してレイバック気味に素早く突破。ここでカムを決めようと思わないこと。
・ハングを抜けたら赤、緑を使い、一旦小さな棚に上がってからの直上ラインで赤を、直上ラインがやや緩傾斜になる手前で黄色が使える。テラス前の抜け口付近でも黄色は(頑張れば)入る。

<テラス>
・ここで必ず大レスト。この先はかなり疲れる。
・オーバーハングの左手バンパイア側の外側に青(場所注意、ちゃんと見て奥へ入れる)が取れるが、これは甘い上に必要ないか。まず左手、オーバーハング裏側の奥には紫が入る。このカムから120cmスリングをつかって目一杯延長しておくとよい。
・必要ならここでヘルメットを残置できる。
 メリット:狭いテラス下でつっかえない。右天井奥にマイクロカムを取る時、視界が得やすい
 デメリット:カムを右側から取る前にテラスから転がり落ちたら、左側壁で頭を強打する可能性あり

・まずテラス下の外縁ギリギリの小スタンスに、右足つま先を押しつけ、手を下に突っ張り、背中の圧力で体をロックする(チムニーを上下にしたような感じ)。この時、右足の左側に左足つま先が入るように場所をあけておくことが重要。
・左足つま先を右足の隣の場所に呼び寄せ、体重をかけて押し付けると、右足が解除できる。
・右足を解除し、少しずつテラス右側に向かって、背中をもぞもぞ移動。右ひざを目一杯右に動かしながらひざで床を押さえつける。右つま先は外に出てしまう。
・思い切って右の方によって行くと、天井右上奥のフィンガーや、右下の浅くて甘いクラックなどで体をテラス奥に引っ張れる。(右側が特に傾斜したテラス。段々と体が後に落ちて行くので、頑張って抵抗する)
・左足をもう一つ近くのスタンスまで呼び寄せたい。そのために背中・腰とひざは目一杯右へ逃げる。このスタンスが決まることが重要。
・足が決まれば、右上奥のフィンガーに、メトリウス青を横からスライドして入れられる。これを120cmスリングで一杯に延長してロープクリップすると、激突する危険を避けられる。

<テラス抜け>
・テラスを抜けるために右奥のアンダーに右手か左手でハンドジャムを決める。そこに体重を預けたいので、右足、ひざを切って下に流す。
・左足をなるべくクラック下まで寄せてくる。(アンダーを効かせるために、体を左へ向かってやや倒れた状態のまま突っ張りたい。つまり、足は右方向へ押したい)
・少し体をテラスの外に逃がしたら、右足をフェース右下に伸びる岩の割れ目上の小さなスタンスに乗せられる。
・左足をテラス外縁、右足を割れ目スタンスに乗せて右手か左手のアンダーが決まっていれば、体は全て外に出せる。この時、左足は狭いテラスにニーロックを効かせることも可能。必ずここでレスト、核心ムーヴをおさらいしておく。

<直上クラック>
・左手をアンダーに決めたら、目の前のクラックに紫カムをセットできる。(その下にグレーも取れる)
・今度は、右手をアンダーにとり、左手を紫カムの少し上のフィンガーポイントへ。
・これを頼りに左足をテラスの右縁いっぱいに寄せ、右足をスメア。左のジャムを引き付けて、右手の逆手(順手だったか?)を上の大穴にボトミング。
・この両手を使って体を引き上げる。右足を外傾スタンスにスメア、左足をハング下端のカチスタンス。このスタンスは、やや遠くにある水平スタンスの方が、手前にある外傾スタンスよりよく効く。
・このスタンスに立てたら右手を差しなおす。(逆手なら順手に。さらに体を引き上げるためやや上方向から入れなおしておくとよい)
・この右手を信じてギリギリ上まで上がるが、徐々に抜けそうになるので、右手の直上に左手フィストを入れるとよい。
・これが決まれば、クラック右側に左足、ついで右足をスメアで張りながらレイバックのようにあがる。右足が外傾したスメアポイントに決まることが大切。
・右足スメア、右手ハンドを下方向に一杯に引き付けながら、左手のフィストを、大穴より上のフィストエリアに決める。ややすぼまっているところの上から手をいれてうまく効かせる。
・このフィストを頼りに、左足をあげて大穴に入れる。ややバランスが悪いので急に立ち上がろうとせず、こらえて右手をすばやく、左手フィストの上にある3番サイズのエリアに入れる。右手はクラックが狭くなっている場所を後ろ下側から回し込んで手前に抱きかかえるように入れると安定する。(ここまで核心)
・この右手が取れて、左足で立てたら、今度は左フィストを解除して、右手の上、ハンドエリアにジャムを決める。
・このハンドジャムをしっかり決められると、先ほどフィストの上にあった3番ポイント(なるべく上側が歩かなくてよい)に青カムが決められる。
・ここで小レスト、シェイク。

<マントル返し>
・次にハンドを頼りにクラックに足を決めて、右上方向に立ち上がって行くと、テラス上部に続いているクラックのエッジをつかめる。ここでエッジにぶら下がり、片手ずつシェイク可能。
・両手でぶら下がりながら、レイバックの要領でクラックを上がる。最後、高いフットジャムポイントに右足をきめること。(感覚的には左足を決めそうになる)
・右足を支点に左足をテラス上のカチにヒールから乗り込んで行く。この時右手は右後ろ方向にある側壁をプッシュすることで乗り込みをサポートできる。右足は完全に左足で立てるまで切らないこと。
・左足に乗り込んだら右足を引き上げてテラスに立てる。
・シーズン末の今は、テラス終端から手が届く範囲に、上から伸びている残置ロープとビナ2つがありました。ただし残置ロープが古そう、さらに支点となっている木の強度は不明なので、捨て縄を持って行った方がいいかも。(と毎回言っているけど余裕が・・)

山案山子

・出だし〜ハング下までが核心。グランド注意。
・最初は黄色が決まる。その後、ハンドポイントの上部に青が決まるが、ワイドハンドを埋めるので考えもの。
・ワイドハンドエリアの少し上に、C4グレーが決まる。奥開き注意。
・次に少し先のハング下まで行くと、ハング下にマイクロ青が決まる。ハング下までにもう一つ取れるかどうか、要検証。
・ハングを越えると、あとはずっと蛇行するフレークが続く。適度にレイバックしてレスト可能。

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