2014年10月5日日曜日

ロープワーク修行


日曜日は台風のため山の予定が流れ、ロープワーク講習にトライ。

cherroさん、MJさん、MRGさんと、笑いが絶えない和やかな講習。
6月末にロープワークを受けているので、3ヶ月ぶりくらい。

塾生界隈でも、「クラック講習卒業!」という話は「虎ノ門ヒルズ開業!」くらい華がある話題のネタだが、「登り返しがスムーズになった」ってのは「水道網の耐震性が強化された」くらいのイブシ銀ネタ。

やっておくといろんな局面が少しずつ安全・快適になるんだけど、ないならないなりに、当面なんとかなっちゃったりする、「岩生活のインフラ」なんですよねー。

ま、でも、こういうところも頑張らないと。
アルパイン目指すなら、なおさらね。


まずは恒例のロープ畳み。
以前から困っていた、「畳んだロープをうまく持ちながらの懸垂下降」を質問。

新たに習得した技は、薮やら落石やらが多い本チャン的な環境ではかなり役に立ちそう。コイル畳みはどうにも使いにくいと思っていたけど、これで各ピッチ10分は早くなったかも?

昼休憩後はこれまた恒例の支点構築などをやって、登り返しとフォローのテンション解除を復習。

登り返しについては、効率は悪いが、まあ安全にはできる感じ。
ATCに頭皮かまれた時に使うからねw
一方、テンション解除の原理は覚えているが、実際やってみると意外に抜けが多い。

スリングを引き解けにするのってどうするんだっけ??マッシャーが滑り出したらどうなるんだ?などなど、塾長にビシバシ指摘をもらって、随分と洗練度が高くなった。

これはフォローの命に関わる場面があるので、もうちょいこなれないとな。

ここで午後5時くらい。
あ、あのおー。この1年くらい新しい話題をやってないんですけど〜!
ということで、おねだりして1/3システムを教わりました。

メモが真っ黒になるような超絶難解システムを覚悟。

「まずはマッシャーを一個とって・・」

(ふむふむ)

「カラビナにメインロープをかけます」

(ゴクリ)

「あとは力まかせに引いてください」


あ、はい。

へ・・それだけ??

非常に専門的な響きを持っていますが、ただの力技ローテクでしたw




試しに塾長を引き上げてみたが、腰を痛めそうになって途中で断念。
薮やハングでフォローが引っかかったりなんかしたら、とてもじゃないけど引けないわ。ごめんフォローの人w

1/3はまあ使う場所が中々ないですねーという塾長の話に納得。

1/9システムの実験もやらせてもらったが、まあ、これならなんとか使い道はあるかもねという感じ。もちろん9m引いて1m上げられるという原理だから(エネルギー保存の法則ってヤツ)、とてもじゃないけどスピードなんて出せない。

時間がものを言う局面では使えそうにない。あとはテラスが狭くて大きくロープを引けないようなところではかなり辛い。

滝で宙づりになったフォローとかはとっとと滝壺に下ろして、泳いでもらうなり回収するのが吉ですな。

最後にフィンガージャムの練習。
これが苦手なんだよねー!
ビッグロックにいい練習ルートつくってくれないっすかね。

cherroさんがウマすぎてビビりました。
こんどcherro塾に入れてもらおうっと。


−−−−−

1/3が使えそうな局面の例として・・
後日、塾長からアドバイスをいただきました。

①ほんの少し引き上げれば解決する岩場
②フィックスロープの弛みを取る
③荷揚げ
④セカンドのテンション解除などで手順ミスをして、テンション解除できない結びにテンションが掛かったとき

意外に使い道あるのですね。特に2と4はなるほどねー!という感じでした。


しかし「岩場で動けなくなったから10mほど引き上げて♪」なんて問題をあまねく解決する魔法のシステムはなさげ、ですね。

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