今日はI塾長とまたまたパンツーです。
(毎度ありがとうございます〜)
宿題の薄かぶり5.10dをやろうか、それとも放棄したTsunami横の5.11bをダメモトで出してみるか・・
5.11bの課題は、以前トライしたときテンテンでハング抜け口まで行きました。
ここで斜め横引きしかできないボテを抱え、狭くて高い足に乗り、ハング下から上の垂壁へ遠いフリムーヴを出すようだ。(僕の体幹・保持力だとデッドになる)
しかも頑張って次のホールドをキャッチできたとして、最終ボルトはほぼ足元。
保持しにくそうな丸っこいホールドを持って、次のクリップができるのかな・・
正直言って、やるだけ前腕の無駄遣いになりそうです。
ところが塾長は別の意見。
たぶん行けるから、やってみては?というハナシです。
うーん・・できないと思うけど。
騙されたつもりでやってみるかな。
3便ほどトライして、申し訳ないほどフォールを止めてもらいましたが、ついにホールドをキャッチ!二度ほど突破できました。(その先はできなかったけど)
一見して不可能に見えるけど、時間をかければ進む課題。
僕はこういう課題をやらないので、苦手系は永遠に苦手のままになっている気がしています。ジム練習は、苦手を克服することに意味があるのだけどねえ〜。
以下、自分なりの分析。
一見して不可能に見えるけど、時間をかければ進む課題。
僕はこういう課題をやらないので、苦手系は永遠に苦手のままになっている気がしています。ジム練習は、苦手を克服することに意味があるのだけどねえ〜。
以下、自分なりの分析。
1)少ないトライ数で終われるものしか手がけない習慣がある
ジムにせよ、岩場にせよ、定期的に通えないことが多い。宿題を残したくない心理で、1日・2日程度で片付きそうなものだけを選ぶくせがついている。(唯一の例外は外岩クラック・・ 笑)あと保持力が弱いので、強度が限界近い=すぐに力が終わってしまう課題を避ける習慣もある。
いきおい、「すぐには攻略できないが、日数をかけたら進捗がありそうなもの」を見分けられない。
これは言わずもがなだけど。フェース、とくにインドアは、なんだか間違ったムーヴを一生懸命やったりしている不安もあって、あまり確信を持って撃ち込めていない。
3)ランナウト核心に弱い
できるかできないか分からないレベルのムーヴになると、少しでもランナウトしたら起こせなくなる。(逆に落ちない自信があればかなりランナウトできてしまうところも問題だが)
塾長にも言われたことですが、クラックではエイドをしながら先を確かめるという姑息な技が使える(これはトライ数をセーブすることにも役立ってしまう)ので、「できるかできないか分からないけど行ってみる」という状況を回避しているのだと思う。
以前の5.11aも、この課題も、「一見できなさそうなデッドをとばして、失敗したらドカ落ち」という課題。
塾長のアドバイスがなければ絶対に封印していただろうな〜。
こういうのを克服できるようになりたいな。
折しも亡くなられたヨシーダ大先生のマーズ初登記事を読みました。
言わずと知れた世界で最初に登られたという5.14aクラック。
まだ見えない頂へにじり上がるような日々。息が詰まるような執念。
「たのむ、登らせてくれ・・・・・・」
並みのクライマーがこれを言ったらただの他力本願にしかならない言葉。
それが全く持って甘えに聞こえない。
持てる全てを岩に叩きつけるような故吉田和正大先生の激しいトライに思いを馳せ、自分の中途半端な姿勢を糺されたような気がしました。