2016年9月4日日曜日

はるかな尾瀬



タープの夜は寒いかと思っていましたが、全然寝られました。
ヨカッタヨカッタ。





朝も美味し〜いご飯をいただいて、いざ出発!




全然天気いいじゃないか〜





朝から攻めまくるK坂隊長。






昨日で核心を越えたのかと思ったけれど、結構悪いし怖い。





ときおり現れる割れ目に目を奪われながら、ぐいぐい標高を上げます。






おおお割れ目ボルダー!
徐々にガスガスになってきましたね〜。




ガシガシと藪漕ぎをしていくと、稜線らしき場所が見えて来る。






割れ目に引き寄せられるミッチー先輩。




両手を差し込むワタクシ。




んなわけで、登山道にザックをデポ。
位置確認のために山頂へ。

ついに登頂!




・・が、みんな体が重くてイマイチ感動がない写真になりました^^;;


初めての尾瀬♪

山歩きに熱中していた頃周辺の地形図を買って、ずっと持ってるんだよね〜。

下界を覗き込んだけど、こんなガスガスじゃ何も見えません。ガックシ。


下山も気になるので、そそくさと頂上を後にします。






ここから狩小屋沢に下る。
下降点を間違えないように慎重に同定。





・・・したはずだったのに、様々な勘違いが重なって下降点を間違えるという、手痛いミスをしてしまいました。

結局気づいたのが、かなり降りた後になってしまい、斜面を大トラバース。




ええ、ここ行くの?





数々の深い藪を越え、鋭い尾根を乗っ越し、草付きで足を滑らせながら・・







ようやく予定ラインに復帰。
これでかなりの時間を使ってしまいました。






しばらく降りていくと顕著な滝。

どうやら20m×2段のF13らしい。
となると、まだまだ先は長いな・・





慣れない下降に手間取り、日没を迎えてさらにスピードが落ちる。
長いダムのアプローチを歩き終え、やっと携帯電話が通じるエリアに出たのは深夜。
下山遅延にて周囲に心配をかけてしまいました。


最後に反省の残る山行となりましたが、ヘッデン行動でも集中を切らさず、助け合って無事に降りられたのは、メンバーに恵まれたお陰です。
初めての泊まりの沢は、学びの極めて多い山行でした。


K坂さん、T屋さん、ミッチー先輩、本当にありがとうございました!


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(行動記録)

※写真データよりおおよその時刻を推定

9月3日(土)
8:00 ならまたダム 出発
11:00 狩小屋沢デポ点
11:15 前深沢入渓
16:15 40m大滝
17:15 大滝上(1600m付近)にて行動停止


9月4日(日)
8:00      行動開始
11:15〜11:30? 至仏山頂上(2,248m)
12:30〜12:45? トラバース開始(2000m付近?)
14:30?    狩小屋沢本流に合流
 ※入渓点ロストにより下部区間を往復(1〜1.5時間?)
22:00頃    デポ点到着
24:30     ならまたダム 車回収


下山遅延に関しての詳細な分析は、個人的なブログでつまびらかにするのは適切ではないと思い、ここでは控えます。ただ誰かの参考になればということで、自分に関する範囲で感じたことを書いておきます。(kozzzzy個人としての反省点です)

・事前準備
 まずは準備不足、認識不足が痛かったです。山域の概念を詳しく把握しておらず、「ついて行くだけ」という甘い認識でいたのがそもそもの失敗でした。いざとなってから焦って地図を読んでいるので、チームの混乱を増幅させるだけの存在になってしまいました。

・タイムマネジメント
 朝の出発で1〜2時間、稜線上でももう少し時間をセーブできたと思います。そもそも、下降にどれくらい時間がかかるのかを事前に考慮していなかったので、焦る気持ちすらなく、のんびりと行動していました。
 さらには、そもそも行動が遅かった(初心者なのでこれが精一杯だったとはいえ)。ついて行くだけとはいえ、上越の沢に出かけるには、もうちょっと自分の力の積み重ねが必要だなあと思いました。

・キーポイントでの位置同定
 特に下降点は、慎重すぎるくらい慎重になるべきだった。下降点や沢の分岐点は、確実な同定のために時間をかけてもいいので、確信を持ってから一気に進むべしとのことでした。入渓点・デポ点や、稜線への合流点についても、もう少し注意深く同定(少なくとも周囲の観察と地形図との照合)をしておけば、防げた部分があったように思う。

ともあれ、様々な局面でのフェルト靴の特徴から、ルーファイの勘所、沢特有のリスクやその対処法など、沢を知らない僕にとっては学びの多い沢でした。
ご飯も美味しく、仲間との時間も楽しめて、山旅としては充実した内容。こんなボンクラクライマーを引率してくれたK坂さんをはじめ、仲間に感謝です。

今回の山行の反省点に関しては、仲間はもちろんのこと、K谷大先輩やレジェンド、U宮さんや、I塾長などたくさんの方にアドバイスをいただき、たくさんの気づきを得られました。この場を借りてお礼をさせてください。

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