睡眠不足なのに、しこたま飲んだ翌朝。
沢コンシェルジュのK坂先輩のご案内で、初めての泊まりの沢に挑戦です。
前深沢で一泊。翌朝、至仏山の稜線から狩小屋沢を下降するというプランです。
焚き火楽しみだな〜。
激しい筋肉痛も冷めやらぬまま出発!
歩く。
そして歩く・・
あの・・長くないっすか?
K坂先輩いわく、「アプローチ三時間くらいかな〜」
ええ〜3時間?!
3時間、長い〜!!
口々に文句を言う我々。
誰も計画について調べてなかったということが早くも露呈(^^;;
ようやく現れた狩小屋沢の渡渉点。ここでアプローチシューズなどをデポ。
どうもこの周辺の林道が、地形図とは合わない。
若干のやりとりをしたのだけど、ともあれ狩小屋沢の渡渉はここで大丈夫らしい。
後から考えるととても重要なチェックポイントだったけど、流れに乗って詳細確認しないまま先へ進んで入渓。
ここも遡行図より随分下流から入ったようで、アプローチ道が地図にあるよりも下流を通っているようでした。
うひー。つめたー!楽しー!
初心者らしく、濡れまい濡れまいと、大事に太ももを守りながら遡行。
深い淵を大きく巻いていると・・
ここ泳げますね〜♪と、K坂先輩。
え?ホントに泳ぐの?
僕たちは巻きますよぉ〜。
と、T屋パイセンを見ると、
泳いでるし!
むむむ・・大切に上半身を守ってきたというのに、ここで恥じらいを捨てにゃあいかんのかい。
そういや、大学時代に山岳部の某君がよく話していたな。
新歓コンパで、「芸がないので飛び込みます!」と春先の冷たい鴨川に飛び込んだ、という武勇伝を。
ゴクリ。
芸がないのでガチ泳ぎします!
スコーミッシュでプールに通った成果がこんなところで使えるとはwww
この先も、
恐ろしいトラバースとか、
夕飯の調達とか(←失敗しましたorz)
恐ろしいクライミングとかをこなして、12m滝へ。
はひ?
どうするのこれ?
先ほどからヤル気スイッチが入ったT屋パイセン。
行くの?
それ行きまんの?
ダバダバダバダバ〜
「いいね〜いいね〜!」
というわけで、オーディエンスの圧力に負けてボクも行きます。
ドババババババババババ
うはぁ目が開けられねえ!ホールドも見えねえ!
どうすればどぼずればどうすればばばぶぶぶばばっばあぼぼぼあぱっpくrゅいおp#$%あwせdrftgyふじこ
なんか、めっちゃくちゃいい顔しているじゃないすか先輩!
最後まで守っていたザックの貞操も奪われ、ヘルメットの裏からパンツの中まで余すところなく水浸し。なのに、なんだかキモチいい感じです。
ふっふふ〜、もう失うものないし!
ぐいぐいと水線沿いを攻める・・
・・と、行き詰まりました。
あやういクライムダウンをして高巻き。
失ってはいけないものは、他にもいろいろあったようです。
今日のビバーク予定の40m滝手前に到着。
明日は雨かもしれないので、今日中に核心部を越えてしまおうず!
よおし、誰も行かないから僕が・・と腕まくりをしていたら、リーダーK坂さんがリードしてくれました。
7mほど上で、クソ悪そうなスメアをこなすK坂さん。
しかも摂理がないらしい。
プロテクション取れてないし・・
いかなくてヨカッタ〜!
K坂さん突破してくれてありがとう(涙)
滝上にビバーク適地を発見し、今日はここで行動停止です。
名コンシェルジュK坂さんは、うまい酒を担いで来てくれただけでなく、テンプラ(!)を作ってくれたのでした。
うはー。沢で食べるご飯は美味しいね〜。
ホントにごちそうさまでした!
飯をガン見する浅ましいワシ。
こういう時の恥じらいは捨てなくてもいいんだよな・・
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