2015年3月8日日曜日

ナメネコをなめてたら


家族サービスの土曜日を終え、楽しみにしていた日曜日。

シーズンも終わりに近い城ヶ崎・・のつもりが諸事情で流れる。(おれのクラックぅ〜!)






ところがうまい具合に、以前バットレスでご一緒したWさんにアイスにお誘いいただきました。

あふれるモチベーションに圧倒されてすべてお任せ状態でしたが、なんでも昇天の氷柱に行きたいとのこと。

んん?それ、4ピッチのハードなアイスマルチじゃないですかーw

あの、ボクって、ゲレンデ専門のトップローパーなんですよね。人工やらないからフィフィなんて脳内でしか使ったことないですよ。それに人生で体験した最高グレードはまだV級そこらだし。まだ昇天とかしたくないし。モゴモゴ・・






しかしリードしてくれる予定のツヨツヨクライマーの方が、雪山でビバークとなり合流できず、ナメネコフォールに行くことになりました。(さんくごっど!)

あいにく朝の大仁田下仁田は、昨日からの小雨。
道の駅では他のクライマーたちが撤退の相談中。

何言ってるの?!ここまで来たらもちろん行くでしょう〜!
と、異常にモチベーションが高い我々ww




ところで、ナメネコフォールはルーファイで迷う人続出らしい。
これまたバットレスつながりのベテランアルパインクライマーH氏からメールでヒントをいただきました。

「右へ右へ藪漕いだりしても行く・・・(中略)・・・倒木が多くてしんどいが進む・・」


・・・って右?!何に対して?
ナゾナゾのようなメールを手掛かりに、地形図と照合する。

キーワードは、藪、堰堤、小さな二股、台形状の尾根・・
ってわからーんwww

それでも、知恵を出しあってルートの見当をつけ、濃霧の中をラッセルすること1.5時間。やっと見えました!!




え・・・これ・・なの・・?
ボーゼン。


ナメネコより遠いはずのカブコロンに出てました。ちなみにVI級だとか。

ここからトラバース数分らしいが、トレースも消えて再びさまよう。
途中で飯を食ったり、GPS見たり、メールを読み返したり。





そんなこんなで、出発からかれこれ2.5時間してようやく到着!
まー非常に分かりにくい地形でした・・。


Wさんリード開始。
昼過ぎから止むはずだった雪は、むしろ勢いを増している。
ベチャベチャの濡れ雪に手がしびれはじめる。




続いてフォロー回収。やっぱりスクリューを操作してるとツラい〜!
フィフィ代わりにビナをぶら下げて行ったけど、使い慣れてないから邪魔なだけ。

アックスを打ち込みすぎないようにしたいと思っていたが、こればっかりは恐怖で叩きまくり、またも先を岩に当ててしまいました。反省・・。

せっかくなのでトップロープで右の細いラインもトライ。
ナメネコより難しいというvarルート、しかも氷が痩せていてミックス気味。






あれ・・なにこれ楽勝じゃねww

クラックと同じく、プロテクション含めてのグレードのようですね。
トップロープでグレード高いのやっても、あまり参考にならないようでガックシ。

ともあれ、試行錯誤してようやく適切なアックスの打ち込み方と、足の乗せ方がつかめてきた気がする!当社比で。

次の課題はいつももたつくスクリューのセットと回収、アイスクリッパーからのツケ外しといったギア操作だなあ。これをスムースにできないと、永遠にリードが見えない気がしました。





ぐっしょり濡れたけど、とりあえずナメネコ2本登れたので満足。
カブコロンはまた来年以降かなー。

帰りは霧がすっかり晴れて、二人でルーファイの「答え合わせ」をしながら下山。

え〜こっちの尾根に誘われていたの?とか、こっちの方が近道だった!とか、ここで二手に分かれてどっちが効率良いか見てみます?とかとか、かなり盛り上がる下山w





そんなこんなで雨の日の雪山遊び、かなり楽しかったです。
へっぽこアイスクライマーを引率してくださったWさん、そしてルートのヒントを下さったHさん、ありがとうございました!





・・・最後に盛り下がったわ!寒かった!


2 件のコメント:

  1. やっぱり大仁田ファイヤーなのね(笑)

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  2. うわ!またやらかしたーorz

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