2015年3月22日日曜日

試練の壁


大重丸のアサー!





・・を撮るmfさんを撮る僕。


今日は快晴。

昨日の雨で濡れているだろうけど、はやる気持ちは抑えられないよ〜。




かさごねにつくなり終了点をどんどん工作。
手間はかかるけど、こういうの楽しいなあー♪

神風テラスから左の5.9ラインを懸垂。

そのままトップロープとして、このルートにてアップ。
このルートは意外に悪い上に、姿も声がビレイヤーからは確認できないのでちょっと怖い。さすが城ヶ崎!というルートでした。



さてさて、神風。

こんなん本当にできるのか、半信半疑・・。
核心直下のクラックから水がポタポタ落ちてくるし。






まずは思い出しトライでいきなりのテン山。

カムセットムーヴも含めてばらすつもりだったが、テンションをかけすぎてビレイヤーに悪くなってきたので、上にカムやナッツをとりながらエイド混じりで核心直下まで上がる。

はたして、ここからは絶望的に遠かったが、前回のじゅんさんアドバイスを参考にキョンを駆使していくと、なんとか一手出せ、ついにトップアウト!

終了点を超えて上まで上がると、こっちを眺めながら腰掛けているおじさまと目が合いました。美容院にあるマントを着て、後ろに立っているおばさまに髪を切ってもらっていました。

普通に挨拶して、こっちはロアーダウン。不思議な出会いでしたw






ちなみにルートはこんな感じ。
やっぱりかぶってますねー。


このあと4便出してほぼばらしたものの、ムーヴを繋ごうとすると、最後まで跳ね返され続けました。

悔しいけど嬉しいという変な気分です。





自分にとって城ヶ崎は、トラッド的なクライミングが学べる数少ない岩場。

落石やホールドの剥離、ランナウト、危険な場所で絶対墜ちない技術、波にかき消されて声が届かない状況、ルートの判断、終了点工作など、湯川のようなゲレンデでは見られないアルパイン要素がたくさんつまっています。


さらにクライマーを跳ね返す難物の数々。





すっきりしないクラックが多く、1本登るために、ワイドからフィンガー・フェースまでありとあらゆる技術が必要とされることも多いです。

城ヶ崎は、クライミングをはじめたての自分にとっては、本当に多くのことを学べた学校でした。

今シーズンは余裕のあるクライミングばかりで、RPを重ねてる割にどこか不完全燃焼ばかり。ようやく「これぞ城ヶ崎!」というヒリヒリする感覚を思い出せました。





うーん・・もうシーズン最後。
これからは染み出しとの戦いになるけど、あともう一回行けたらなあ。




(おまけ)
リーチがないじゅんさんは、ナッツでラ〜ンジ!




今回もかっこよかったです。





4 件のコメント:

  1. じゅんさん、飛んでますね~。かっこいー!

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  2. 何度も何度も飛んでました〜。スゴイ!

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  3. 気が付けば城ヶ崎海シーズン終了でした~
    最近は秋葉原にもクラック鳥がいるそうなので、是非!(笑)

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  4. 城ヶ崎そろそろ終わりですねー。
    クラックがあると聞けば何処へでも〜(笑)

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