弟がここ数年、山にはまっているらしい。
夏の劔に登りたいので一緒に来てよ、というお誘いがやってきました。
えええー、一般ルートでしょ?
劔・立山はもう何度も登ってるのよね。
それに、お盆の室堂なんて渋谷並みに混むからねえ。
どうせ行くならバリエーションやりたいしさ・・。
いろいろ抵抗してはみたはずなのだが、交渉ごとに弱い兄はまんまと言いくるめられてしまい、ガイド係に確定。
まあ・・かわいい弟君だからね。
勝手に行って事故起こすのも危ないし、仕方ねえなあ。
とはいえヤツがどれくらい登れるのか全くわからないので、お互いに休めそうな唯一の日程を合わせて、妙義山へ。なんちゃって岩トレです。
はらりさんと来たのがもう3年前。懐かしいなー!
あの時も劔のためのトレーニングだったよなー。
慎重派の弟を信頼してルーファイを任せてみたら、のっけからショートカットに誘われてボロボロのルンゼに突入。兄が止めるのも聞かずにどんどん進む。
おいおいおいwww
見た目と実際の難しさは違うんだぜーと言いながら、崩壊沢を決死のトラバース。
まあこんなこともあろうかとロープとハーネス2人分は持っているのだけど、こんなところではロープも出せやしません^^;
(さすがにかなり反省してました)
なんとか見つけた薄い踏み跡をたどり、1時間ほど遠回りして予定ルートに復帰。
さて、奥の院からは鎖場が続きます。
おうおう、手登りだねえ手登りだねえ。
弟は運動センス抜群。
サッカーをしていると習ってもないのにオーバーヘッドを繰り出すタイプです。体が自然と動いちゃうというモテ系男子ですね〜。
ボールを踏んづけて捻挫するドンクサ系のワシとは、血を分けた兄弟だとは思えません。
そんな弟を上から目線で「指導」する日が来るなんて。うしし〜ww
まあでも、飲み込みが早い弟はあっという間にそれなりのムーヴをこなすようになってしまいました。
とてもザン・・いや、頼もしいことです。
そして露出感あふれる登りの鎖場へ。
ドヤドヤ!これが兄貴の余裕やで!
鎖なんてつかわへんからなっ。
ちなみに3年前はこうでした。(タラーン!)
引けてますねー。引けてますねー。
そんなことより、スリングでセルフを取ってるのが気になる?
いいところに気づきましたねえ奥さん・・
実はダイニーマでヴィアフェラータもどきをしていたのでした。
無知って怖ええ!!!
良い子の皆さん、ロープワークはちゃんと教わりましょうね。
ま、そんなことには全く触れず、白雲岳へ登頂。
ロープもあるので、ここで懸垂下降体験をやってみました。
時間的にエスケープすることになりそうなので、おまけですね。
ここではらりさんと練習したんだなあ〜(遠い目)
この後さらにルートロストをして、天狗岳直下を大きくトラバースをして登り返すなどしましたが、なんとかかんとか相馬岳まで到着。
ここで弟が暑さにやられてグロッキー気味になり、敗退を決めました。
前回もここまでだったような。バラ尾根には縁がないのね〜。
下山後は温泉で汗を流して弟宅へ。今日は暑かった!
奥さんがいないのをいいことに、二人でしこたま飲みました。
ま、劔へ向けて、岩稜歩きのいい練習になったかな〜。
いいですね~。兄弟で登山。私のところは絶対に付き合ってくれないな-。羨ましいです。
返信削除cherroさんは運動神経がいいから、ご姉妹も付いて行くことに恐れをなしているのでは?僕はいつもドンくさい兄なもので^^;;
返信削除でも兄弟でこんな危ないことをしていることは両親に言えませんね〜。