すっかり遅れてしまったけど日曜日。
念願の蜘蛛糸へ行けることになりました。
恒例のムーヴメモには、プロテクション位置と順番、一連の核心のホールド・スタンスを細かく記載してある。
あとはフレッシュな時に登るだけ(のはず・・)
朝のテントでスマホを開き、何度もムーヴを反芻する。
この面は日当たりがよく、昼にもなるとどんどんヌメり始めます。
「2トライだけでもいいので朝一で行きたいです」というお願いに神が応じてくれ、早朝から食事を準備してくれました。感謝!
アプローチのダーククリスタル(5.9)を抜けて取り付きへ。
どうやら、ここを怖いと感じるかどうかで、その日の調子がわかるようだ。
あらためてルートを見上げる。
春には果てしなく見えていた終了点が、心なしか近く見える。立って見えた壁も、落ち着いて見てみると部分的にはやや寝ているようだ。
ミズガキ修行で目が慣れてきたのかな。ヨシヨシ。
どうやら、ここを怖いと感じるかどうかで、その日の調子がわかるようだ。
あらためてルートを見上げる。
春には果てしなく見えていた終了点が、心なしか近く見える。立って見えた壁も、落ち着いて見てみると部分的にはやや寝ているようだ。
ミズガキ修行で目が慣れてきたのかな。ヨシヨシ。
枯れ木と共通の下部核心へ。
ここのレイバックムーヴがどうも解決していないんだよなあ・・。
最近レイバックのたびに、春うらら修行でY女王に教わったことを思い出します。
怖がりの僕は、チマチマとレイバックするうちに腕が消耗することが多いのですが、やっぱりリーチを活かせていないという指摘をいただきました。
それからはスピーディーに距離を稼ぐ意識、スタンスを踏む意識に気をつけて少しずつ練習してきたのですが・・少しは上達したかな?
それからはスピーディーに距離を稼ぐ意識、スタンスを踏む意識に気をつけて少しずつ練習してきたのですが・・少しは上達したかな?
指先を強く踏みつけ、上体を大きく弧を描くように伸び上がる。
踏み替えてさらにもう一回。
ここがいつも苦しいところ。
ここがいつも苦しいところ。
ハッハッハッ・・ハァーッ!!
ハッハ・・
アレ?
クルシクナイ…(゚o゚;
ハッハ・・
アレ?
クルシクナイ…(゚o゚;
ずっと届かなかったフィンガーポイントまで、簡単に指が届く。
そのままグイグイと登っていき、核心前の最後のレストポイントへ。
パンプ感はほとんど感じない。
パンプ感はほとんど感じない。
バラシ便のつもりだったが、こうなったら太陽が照り出す前に決着をつけてしまいたい。
よおし、終わったら、あと半日何しようかなあ。
早上がりして、美味しいご飯でも食べに行くかな〜。
早上がりして、美味しいご飯でも食べに行くかな〜。
カムを予定外の場所に突っ込んでしまい、慎重に戻す。
体が上がったあと、見えにくい足位置の参考になる、極めて重要なカムだ。
自分は思っている以上に慌てているのかも知れない。
すぐにでも終わらせに行きたい衝動をこらえて、今一度、目でムーヴを追いかける。
立ち上がりかけては戻り、過剰なくらいにシェイクを繰り返す。パニックを起こしそうな場所を心のメモに刻む。
丁寧にイメージをなぞるように核心を突破し、3mほどのランナウトで迎える最後のワンムーヴ。小さなスタンス、浅いフィンガーチップを頼んで立ち上がる、きわどいムーヴだ。
突如「ガンバガンバッ!」という声が耳に入る。
心の小さな迷いを見透かされたかのような声援。
「大丈夫。わかってるから。」
心の小さな迷いを見透かされたかのような声援。
「大丈夫。わかってるから。」
意地を刺激され、しゃにむに立ち上がる。
ジャムポイントを左手がキャッチ。痛いくらいに握り込んでしまう。
一段上がり、右手を慌て気味にデッド。
カムを決めたところで長いランナウトが終わった。
ジャムポイントを左手がキャッチ。痛いくらいに握り込んでしまう。
一段上がり、右手を慌て気味にデッド。
カムを決めたところで長いランナウトが終わった。
これ以上ないくらいバラしたこともあって、終わってみれば案外あっさりしたものでした。
それにしても枯れ木を含めると5日は来たのかな。
長かった・・。
それにしても枯れ木を含めると5日は来たのかな。
長かった・・。
もうビレイヤーを探すこともないし、自分が来ることも当面ないだろう。寂しいような肩の荷が降りたような、ぼんやりとした気分で懸垂下降しました。
この手のクラックを1日で登れるようになるには、もう少し修行が必要なんだろうけど、足を踏む重要性を教えてくれた一本でした。
この手のクラックを1日で登れるようになるには、もう少し修行が必要なんだろうけど、足を踏む重要性を教えてくれた一本でした。
この後は、極悪な濡れスラブPTAで1ピン敗退。
神がトライしていたメルトダウンダイレクトをオブザベ敗退・・とすっかり腑抜けになりました。
・・が、そらまめスラブへ降りてきたところでムクムクとヤル気が。
4年前の塾長講習で、はじめてリードした外岩ルートの一つ「マイルドタジヤン」。
これがなんとオンサイト!(まあ5.10台だけどね)
リーチで一手楽した気もするけど、ところどころ湿っている手がかりの少ないドスラブで、足を信じてグイグイ乗り込んでいけたことに、精神的な意味で自分の上達を感じました。
神のトライの合間に「帰ってきたタジヤン」をやってみたけど、核心の2・3歩を上がれずに敗退。スラブ力はまだまだ修行が必要だな〜。
カミはそらまめハングダイレクト(5.11d)を見事にRP。カッチョいい~。
おめでとうございます!と言ったら、
「5.11台を3便もかけるのはダメですね」
近づく雨を気にしながら下山。
蜘蛛糸は秋まで宿題かと思い始めていましたが、なんとか天気が持ちました。
蜘蛛糸は秋まで宿題かと思い始めていましたが、なんとか天気が持ちました。
神様ありがとうございました〜!
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(本日の成果)
ダーククリスタル(5.9) 何度も登ったアプローチ。これも最後か・・
蜘蛛の糸(5.11c)通算6RP 6便はかけすぎです。せめて6フォールまでで行きたいものだなあ。
PTA(5.11b)敗退 濡れていて無理!乾いた季節に来ます。いつかねw
ワイルドタジヤン(5.10c)OS 濡れていたけど一歩出せた俺エライw
帰ってきたタジヤン(5.11b)敗退 核心の一歩が踏ん張れず、何度も落ちました。足位置かなあ。
朝から夕刻まで12時間近く登っていた割には、そんなに便数を出せていないのは、気合いが抜けたせいでしょうか・・・。濡れのせいもあるんだけどね。
蜘蛛糸は、意地を張ってギリギリまで枯れ木を頼らず、岩茸のスラブ面くらいまで少し頑張りましたが、一体どこまで頼らないで行けばいいのかな?取り付きから直上してオールNPで行く人がいると言われているけれど、自分の力じゃ到底行けそうに見えませんでした。真・蜘蛛の糸(?)、いつか強くなってやりに来たいな。
蜘蛛糸は、意地を張ってギリギリまで枯れ木を頼らず、岩茸のスラブ面くらいまで少し頑張りましたが、一体どこまで頼らないで行けばいいのかな?取り付きから直上してオールNPで行く人がいると言われているけれど、自分の力じゃ到底行けそうに見えませんでした。真・蜘蛛の糸(?)、いつか強くなってやりに来たいな。
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