さて、翌日はすっきり晴れ〜!
おそらく岩は濡れているだろうということもあり、易しそうな冨賀浜へ。
今日はなんと、NHK「おはよう日本」の取材チームが同行。
なんとなんと、われらがじゅんさん、あーやのインタビュー、さらに組長のクライミング奮闘シーンが国営放送にでましたYO!
ネタ作りに余念がない関西人のボクも、頭にカメラつけて登りましたよ。
ロボットダンスか!ってくらい力んで登ったけど、微塵も放送されてませんでしたwww
ま、最後に振り返った景色が採用されたので、ヨカッタ。
御前の終了点から、冨賀浜の全景が綺麗に見えますね〜。
ここからは自分のクライミング。
今日は前回、やり残した2つの「完登」を果たしました。
が、それぞれちょっと考えさせられました。
御前(5.10b)は昨年、終了点クリップしたところで、不安定な姿勢に耐えながら終了コール。が、実際はもう少し上に上がるムーヴがあって、抜け口の溶岩を掴んで安定した足に立つくらいまでやってもよさそう。どうも上がギザギザ溶岩でボルトを打てないため、終了点が下についているのかも。
・・で、今年はやっぱり不安定なままゴール宣言。頭にカメラつけたまま無様なガチ落ちしたくなかったし・・(笑)
mfさんのご指摘も受けて、後からもう一度回収トライ。ルートの最も楽しい部分をやれていないようで、どこかモヤっとしていたので、やっぱり一番上まで上がってよかったな〜。
・そしてアイランダー(5.11a)。昨年気になっていたのですが、当時の実力でトライするのはもったいないかなということで、残しておいたのです。結果的になんとかオンサイトでよかった〜!\(^o^)/
上部核心でレストするために1〜2mほど隣のルートまで逃げたことを、ギャラリーに指摘されたような気もしなくもないですが・・自分がもし初登ならこのレスト箇所は使うだろうということで、コイツはいいことにします(笑)。
何を持って完登とするのかって、個人のクライミング観が出ますね。今日もいろんな意見を聞けて面白かったです。さすがI塾生ダナ〜!
今日は珍しいものがもうひとつ。(わかるかしらん?)
岩場にクジラ・・。なかなか不思議な違和感でした。
大海原の中の島にいるんだなということが、リアルに感じられました。
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(本日の成果)
ジャムの学校(5.9) アップ
御前(5.10b)再×2 撮影便と回収便。ようやく上まで抜けてナットク。
Blue(5.10b) 下がナッツ・マイクロ連打でボルダームーヴ。怖くて充実しました。
アイランダー(5.11a) 一年待ってよかったな。いい内容のルート!
磯ひよどり(5.9) 回収
ビードロ模様(5.10b/c)クールダウン。いいルートですね。
易し目と書いてはあるけど、blueはなかなかのモノ。ビードロ模様より易しいとは思えませんでした・・。唯一、心残りは自分たちが開拓した「冨賀浜奥」に行けなかったこと。
いいアップルートだと思うんだけど、このままだと野に帰りそう・・^^;;
5年以上前だと思うんですが、ミズガキのアプリオリをオンサイトした際に、下山中に先輩クライマーに会って「オンサイトできましたー!」と報告したことがあります。
返信削除そしたら、「上に着いたときに、終了点作れるギアは残ってた?」と聞かれて、「一応ありました。(ボルトあるって知ってたから、偶然作れる状態だった感は否めないけど。)」と答えたら、「なら、良いでしょう!」と言われました。
初登時は、終了点なしで登っていることも多いから、それで登ってほしいのかなと思いました。
先輩クライマーは、初登者ではないけれど。
ちなみに、三宅島の場合も上から回れないので、初登時はカムでビレイ点を作って、ドリルを荷揚げするようです。
どこまで終了点を上に上げるかも、初登者のセンスが問われるのだと分かりました。
塾長、こんな場末のブログに巡回ありがとうございます〜!
返信削除終了点を自分でつくると、より初登攀の状況と近く感じられて楽しめますが、それだけでなく「このルートのあるべき終了場所を、自分自身で判断する」という作業が自然と必要になるから、そこも充実しますね。
終了点が示す終了場所と、自分のイメージする「あるべき終了場所」にずれがあったりすると、どの辺までで終わりにするのかということをめぐって時々モヤモヤさせられます。その意味で、新鼻のように、最初から自前で終了点をつくることが前提の岩場だとはっきりしている場所は個人的に好きですね〜。
僕はボルトを打ったことがないので詳しくはわからないのですが、終了点を見ながら、それぞれの事情やスタイル的なこだわりを想像して楽しんでいます。