翌日は一人で残留。
ちょいと思うところがあって、甲斐駒の黒戸尾根へ日帰り山行トライへ。
某所でシュラフをひいて野宿していたのですが・・猛暑と蚊の攻撃に耐えかねて、登山口まで移動。車で仮眠したら・・あああ寝過ごした〜(泣)。
以前、冬に全荷を担いで入った甲斐駒では、体力的にも技術的にも全然通用しないことを思い知らされました。シャリバテになったり凍傷になったりと、色々トホホな下山でした。
なんなら、大好きだったこの山を嫌いになったんじゃないかいう気持ちにさえなりました。
それ以来ずっと夏山でもいいので、黒戸尾根にリベンジを・・と思っていたのですが、なんとなく先送りにし続けて早ウン年(笑)
ちょうどはらりさんが、黒戸尾根日帰りを達成したという話を聞いたのがきっかけとなって、自分の中でイジイジしていた決心が固まりました。
(はらりさん、アドバイスありがとうございます!)
んなわけで、ちょっと焦りながら5時スタート。
自分のスピードだと、今から往復できるのだろうか。
よりによって、靴を忘れてスニーカーです。
まあ、ガレがあるわけでもない、整備された登山道だからいいか。
濡れているとやっかいだけど。
刃渡りを過ぎるとようやく楽しくなってくる。
装備は水と行動食程度、冬を思えば快適この上ない。
あっという間に五合目。
帰りにここでビバークしようかと散々迷った気持ちを思い出す。
辛かったな〜。
なぜか祠の上に
冬季の確保用かな。
小屋の給水所で口だけ注がせてもらい、どんどこと上がる。
さすがにここら辺に来ると涼しくて気持ちが良い。
さすがに8合目過ぎてからは足が止まりがちになりました。
冬はこんなだったなーなどと思い出を楽しみながら、順調に高度を稼いで生き・・
山には登ってないはずなのだけど、荷物が軽いからかな?
この山は、登山を始めて自力で登った初めてのアルプスです。
あの時は向こうに見える仙丈ヶ岳に感動して、予定を延長して縦走したんだっけかな。
帰りも、冬のコンディションを思い出しながら下山。
ここが雪の詰まったヤバそうなルンゼか〜。ここの鎖は出ていたな。
行きにうっかりスルーした刀利天狗にお参りして、あとはスタコラサッサと下山。
山であんまり先を急ぐのはすごくもったいない気がするんだけど、リハビリトレーニングとしてはよかったのかな。もうちょっと荷物を担いだほうが練習にはなったのだろうけど、自信がありませんでした・・。
何よりやっぱり山は単純に楽しいです。
そんなわけで、今年の夏は山にも行こうかな!
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甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根
5:00 竹宇駒ヶ岳神社
6:00 笹の平分岐
7:00 蟻の刃渡り
7:40 五合目
8:15 七丈小屋
9:00 八合目御来迎場
9:50 山頂
(大休止)
10:20 下山開始
11:30 五合目
12:10 刃渡り
13:20 竹宇駒ヶ岳神社
往路:4:50
復路:3:00
(山頂休憩30分)
合計:8:20
行きはなるべくペースを保って歩きました。帰りは横着して小走り。考えうるかぎり一番軽い装備、乾いた足元に、超軽量スニーカー。早くて当たり前だけど、最悪は途中敗退だとか、ヘッデン下山を想定していたので、ペースがもったのが嬉しい。
トレランの人は4時間切るとかいうのだけど、日頃走ってもない自分がこれ以上ペースを上げたら絶対足が止まるな・・。
山を始めてからずっと、登山ペースとしては標高差300m/hが、自分が継続して登れる一番速いペースでしたが、諸条件を最高にすれば、1時間に400-450m/hくらいまでは出せそうだというのがわかりました。(逆に言えば、それ以上はどうやっても出せないという限界値がわかった)
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