2015年1月5日月曜日

2015年、あけましておめでとうございます。


みなさま、あけましておめでとうございます。

一年の計は元旦にあり。て、気がつけばもう5日なのか〜!

ということで、遅ればせながら今年の目標を考えてみました。ゴホン。


一つでもいいので、記憶に残るラインを登ること。



最近マンネリ化してきたせいか、たくさん登っている割には、振り返ったらそれほど感動した記憶がなかったりする。一昨年ほどのドキドキする登攀、集中力むき出しのクライミングが少なくなってきていると感じるのです。

成長曲線の鈍化もあるのだろうし、安全感覚が鋭くなってきたのはいいことなんだけれど、必要以上にリスクを嫌ってすぐ「手仕舞い」しようとするのがねー。手仕舞いの方法論がこなれてきて、コンフォートゾーンから出なくなってきた結果、ヒリヒリ・ワクワクすることが少なくなってきたというのかな。僕に取っては、クライミングの持つヒリヒリする部分が魅力なのです。


というわけでやることは2つ。


<大きな目標を見つける>

自分が心の底から取り組みたくなるようなターゲットを定める。
初心者だけに、つい有名ルートを見境なく、数多くコレクションしたくなりがちですが、自分がここだと思える山や岩を見つける努力もしてみようと思う。初めて行った頃の源次郎尾根のように。「神風」もその一つになるのかな。

「すぐ狩れる目先の1本」をたくさん手がけるだけでなく、トライするために長い準備が必要な1本を見つけたい。その準備には、体力的・技術的な努力をすることはもちろん、目標を共有できるパートナーを探すことも、共有する努力をすることも、含まれます。


<チャレンジする>

たとえば厳しいルートで、もう一手出せるのにテンション→ムーヴ探り。
これを繰り返すと体力も温存できるし、結果的にRPは早い。しかしトップロープトライを繰り返した後にRP、というやり方と精神的に近いなあと思うようになりました。

引き受けられるリスクを冷静に測り、自分の努力で限界までにじり寄る、という作業こそが、クライミングの冒険性なんだと思う。

というわけで、ここぞというルートではRP狙いに逃げずオンサイトを狙う努力をする。限界グレードに近いオンサイトルートを1つでも2つでも増やしたい。雪山や沢も、食わず嫌いすることなく、できる範囲で行ってみる。
(安全を犠牲にして特攻したいって話じゃないよー!くれぐれも。)



あ、日頃は仲間とワイワイ楽しく遊べているので、こういうガチな目標もシーズンに1つ2つは意識しておきたいということです。
もちろん、RP狙いもお買い得狩りもエンクラも全然やるから誘ってね!ww



(記憶に残る残雪期の富士山。当時は前日寝られないくらいヒリヒリしてました。)


具体的な目標ルートなどはまたアップデートする予定です。たぶん。

それでは、みなさまにおきましても、クライミングライフが充実した一年でありますように。今年もよろしくお願いします〜!
kozzzzy

6 件のコメント:

  1. 今年の目標、私も立てたくなりました。私の場合は、亀の歩みでもまずは続けるってことかも。

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    1. cherroさん、続けることだけでも十分な目標ですよね〜!あとは自分の限界ギリギリにトライしてみるっていうのもいいかもですよ^^ カサブランカでやったみたいに!
      ちなみにcherroさん自身は「亀」と思っていらっしゃるようですが、周囲には「うさぎ」に見えているんじゃないかと・・

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    2. ありがとうございます。そうですねー。カサブランカみたいな登りは多分1年に1度くらいしかできないような気がしますー。自分の実力と機会に恵まれた1本でした。世間的には登れてないけど。

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    3. つぎは「世間的に」登れたことにしましょう!(笑)
      あとは城ヶ崎でも10台にトライできるといいですね!ビッグロックの登りを見ているとそろそろいいところじゃないかなと思いますよー。
      (あの・・その節はチャンスをつぶしてスミマセンでした)

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  2. R.P.タクティクスに手慣れて来ると、リードでトライしてもトップロープリハーサルに近く感じて来る、というのは悩ましいですよね。

    特に、クラックの場合、テンション掛けたりセルフ取ったりした状態で次のカムを決められてしまうときなど、いよいよトップロープっぽいという(笑)。

    昔は、そういう意味でハングドッグしてムーヴを探るのを反則、とみなしたそうです。
    「本来は、落ちたら死んでゲームオーバーなんだから、降りなさい。」
    「もう一回トライするなら、カムは残しておいても良いから、スタートからやりなさい。」

    という形式。(ヨーヨースタイルと呼んだそうです。)

    “ハングドッグ”という言葉自体が、さげすむ意味だったという話で。

    私の知人でも、1人ヨーヨースタイルで登るクライマーがおります。
    そうすれば、常に上部はオンサイトだという考え方で。

    kozzzzyさんのように、
    ここぞというルートは、安易にR.P.用にせず、なるべくオンサイト用として勝負する
    (逆に言えば、R.P.タクティクスそのものは、ルートによっては捨てないで用いる。)

    というのも、現実的な妥協点でしょうね。

    ブログに書こうかとも思いましたが、10人くらいしか喜ばない気がしたので、コメントしましたー。

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    1. 塾長、ありがとうございます!(喜んでいる少数の一人です^^)

      そうなんです。クラックだとテンション→次のカム→ムーヴ探りとなるので、どうにもモヤモヤが。まあテンション時にカムをとらなきゃいいのですが。

      スタイルをつらぬく際に悩ましいのは、
      ・自分のデメリット:一つムーヴが繋がらないとそこから先へ進めず、RPが遅くなる。
      ・ビレイヤーへの負担:永遠に核心を抜けられず何度もガチ落ちを止めさせることになるパターン。
      ・全体のデメリット:ルートを抜けられない場合の敗退が多くなり、上からの残置回収(もしくはクライムダウン回収)の時間が余計にかかる。結果、ルートを占領する時間が長くなったり、残置したカムを使えない状態になったりして、みんなのトライ時間が減る。

      この辺の兼ね合いでしょうか。特に限られた時間で遊んでいるパンピークライマーには悩ましいです。
      ヨーヨースタイルもルートの占領がかなり長くなるのが引っかかるのですよー。RPタクティクスは自分だけじゃなくてパートナーの楽しみを考えると止むを得ないところかなあと思っています。もっと人の少ない高難度ルートを1シーズンかけて一つ落とす、という世界に入ると違うのかもしれませんね。

      そんなわけで細かく言うと、
      (松)オンサイト狙い 安易にRPタクティクスを使わないで行く
      (竹)RPタクティクス ただしカムセットはリード中に行うこと
      (梅)RPタクティクス テンション(A0)→カムセットもあり。

      今回新たに「松」を加え、ここぞという場所では、パートナーの了承を得て、スタイルにこだわってみようかと思っています。

      「梅」は最後の手段として、核心手前でカムの効きが怪しいので決め直す必要があるとか、ランナウトしては墜ちる繰り返しにハマってビレイヤーに負担がかかりすぎるとか、一応自分の中で基準を持ってやるつもりです。
      とはいえ最近は濫用気味ですが・・

      うーん・・
      きっとこれが最終回答ではなく、これからも考えていくのでしょうね。
      勉強になるコメントありがとうございます!

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