2014年12月30日火曜日

年忘れジム修行(ソロ)


記録つけ忘れていたのでこっそり更新w
30日の夕刻、軽くジム詣でしてきました。


前回cherroさんと行った日吉で、薄かぶりフェースの5.11cをやりかけていたのが気になっていたので。

誰も知り合いがいないので、町さんにビレイしてもらおうかな、と思ったらちょうどお帰りでした。人見知りの僕でしたが・・・これをやらなくては後悔する!との一念で、受付にいらっしゃったあき子さんにビレイしていただきました。
これが恐れ多すぎて?緊張のあまりメタメタw

さらに同じ壁でルートセッティング&トライを繰り返されていた常連Kさんが申し出てくださったので、交代でビレイ。ツヨクライマーのビレイは緊張するー^^;;

最終的にはワンテンまで迫って終了。もともと弱い保持力が最後まで持たず、ラスト2の核心ホールドを取って高い足をあげるムーヴでどうしても墜ちる。

まあ全く不可能という感じはしないので、太ってしまったウェイトを落として、股関節を毎日ストレッチして、筋力を少し鍛えたら・・という地味な努力でなんとかなるかな?
新年の宿題となりました。


それにしてもジムで見ず知らずの相手にビレイをお願いできるなんて、人見知りの自分には革命的な進歩ですw
2015年はもっと通えるといいなあ。

2014年12月28日日曜日

年忘れクラック! その2



おはよござびばず〜。




深酒の後は朝日がやけにまぶしいゾ。


今日は日蓮崎へガチトライへ向かうmfさん、じゅんさんを見送り、メパンナさん・STさんとあかねの浜へ行くことに。

アップがほぼ「増長天」に集中することもあり、混雑を避けてしりいだしにご案内。



カッコイイはったりクラックを順番にトライ。二人とも見事なオンサイト。
僕も久しぶりにやってみたけど5.7は辛〜い。



どれも終了点がやっかいなのが玉にキズだが、いいクラックエリアですね。

あかねへ移動してみると・・トップロープすだれでした。

今日は何をやろうかなあ〜。


というわけで、ガラガラの対岸「ゴミステーション5.11c」をオブザベ。






どれどれ・・・。





セツ子〜!これアカン奴や!!( ゚д゚)


ということで秒速で敗退。ようやく空いたホタテクラックへ移動。
STさん、メパさんの後で、 僕も復習トライをしてみた。


しかし・・・核心で勇気が出ずテン山。トホホ。


ここでちょっとしたアクシデント。
詳細は控えますが、その場にいた僕としてはもう少しなんとかできなかったか、大きな反省が残るともに、アクシデントの後に冷静に周囲を気遣えるその姿勢に感動しました。僕だったらすんごい騒いでいたかもなあ。


ともあれ、今日の岩場は混んでいてあまり撃ち込める雰囲気でもない。
ちょうど持国天が空いたので、メパンナさんの回収をかねて年内最終トライへゴー。

12−13年の冬シーズンに何度も泣かされ続けた因縁のルートだが・・




うまく登れて一安心。
塾長がワイド登りで登るとか言っていたのが、今ようやく意味がわかるようになりました(感涙)。


最後に、たまたまいらしたクライマーS野先生に思い切って話しかけてみました。


「魅惑のトラッド」愛読してます!というつもりが、あまりに緊張していて、


Cliff愛読してます!


と言ってしまったよorz。(※CliffはS野さんのスクール)


他にもかなりデタラメなことを言っていた気がするけど(あわあわ)、ニコニコ笑ってお相手していただけました。いい人ダナー!





最後にファミリーへ立ち寄り、昨日うっかり残置したランナーを回収。

その後、みんなで某定食屋に集合してわいわいと食事、楽しい二日間の締めくくりとなりました。

海坊主さん、じゅんさん、STさん、mfさん、メパンナさん、組長、cherroさん、アニキ、MJさん、ホントにありがとうございました〜!

皆様のおかげで楽しかった2014年でした。
来年もぜひ遊びましょうね。


クラッククラックゥ〜

2014年12月27日土曜日

年忘れクラック! その1


塾生のみなさんと、すっかり恒例の(?)忘年クライミング@城ヶ崎。

クラックで10人も集まるなんて感無量〜!
そもそもクラックなんて異常者の趣味だと思われていたもんねーww


それぞれ目標に応じて、あちこちに分かれることになりました。





僕はというと、どうしても今年の目標だったイレブンクラックを触りたくてかさごねへ。
山野井三部作の中では最も易しいとされる神風(5.11b)がターゲットです。


情報が極めて少ないルート。遊歩道からは見えないハング下に位置するため、写真による照合すら不可能。ほとんど挫折しかかりましたが、メパえもんが4次元ポケットからトポを出してくれました\(^o^)/

ひゃほー!深謝!!

とはいえ、グレードといい、トップダウンの面倒臭さといい、こんな場所に来てくれそうなパートナーはいないよね・・。
と思われましたが、じゅんさんが付き合ってくださいました拝み倒して無理矢理来てもらいました。

ありがたやありがたや〜(>_<)




近隣にいいアップルートがないので、ファミリーへ出張。
唯一の宿題というべき新人クラック5.10aを・・墜ちました_| ̄|○
二度目で何とかRP。ふう。


というわけで昼頃、やってきましたかさごね!


初のラペルダウン!アドベンチャラス〜♪
もちろん支点も岩角にロープを巻いたりして全て手作り工作です。






と思ったら、先客がいらっしゃって懸垂用ロープを使わせていただきました。

ラッキー♪
もちろん神風サイドには終了点をつくったよ。







降りてみたら、取り付きにいらっしゃったのは、30年前に山野井さんに連れてこられてここを登ったという某クラブのベテランクライマー。しかもビッグロックで何度か会っていた!(笑)


イレブンクラックはたくさんあるのに、なんでまたこんなところに・・と言いますと、僕が山野井ファンだからです。もちろん、お父様の書かれた本までくまなく読んでいるぜ。
記念すべき初イレブンは山野井三部作にしたい!って意気込み。

そんなところで山野井さんゆかりの人たちに出会う奇遇に興奮して、トークに花を咲かせるミーハーなボク。






肝心のルートは・・完全に力負け。残置敗退しました。
いやまあ、1日やそこらでできるとは思っていなかったけどさ。


それでも、核心最初の遠いキーホールドを取りに行くムーヴが組み立てられたので良しとしたい。体が半分裏返しの状態で、デッド気味のフィンガージャムなんて出せるかyo!
・・と、ほとんど諦めかけたが、じゅんさんのムーヴ講座が非常に役立ちました。初段クライマーほんとすごいわん!(尊敬)




次の一手、さらに遠いジャムまでが本当の核心だとは思うけど、パワーが全く足りていない。加えてランナウトの恐怖で、一手も一足も出せず。

ま、でも夢のルートに触ることができたこと、そして久しぶりに限界を大きく超える厳しさを体感することができて、また次の目標が見えてきた気がします。


じゅんさんは隣接エリアの忍者(5.10d)を希望しておられましたが、遠目からわかる濡れと時間切れで、結局こちらにつきあってもらってしまいました。

本当に本当にありがとう〜 m(_ _)m





さて、2人で計3トライ出したらもう16:30。夕食が18時開始だから余裕かと思っていたら、ここからが本日の核心でした。


トライ中に隣のパーティーが撤収。帰りはワイド気味の5.9ルートを登り返す必要があるのだけど、これがめちゃめちゃ悪い。じゅんさんがここをヘッデン、サブザックで苦労しながらオンサイト。

フォローでヒイコラ上がったあとは、じゅんさんに撤収をお願いしつつ、神風側に回りこむ。漆黒の海へ再び懸垂下降して、ハング下にぶら下がり、残置ギア類をナッツキーでゴリゴリ回収。暗闇にドカンドカンと波が響く中、ミスると取り返しがつかないので、いきおい作業が慎重になる。

ヨレた体で登り返して、あちこちの岩から取った終了点を全て回収。
時計を見たら18時。






宿に着いたのはなんと19時でした。
肝心の幹事が乾杯に間に合わない、という締まらない締めで申し訳ナス。


そんな中、オトナな皆様は各自で買い出し、配車&ピックアップ、食事の段取りなど着々と進めてくださって大感謝。今回も名ばかり幹事のkozzzzyなのでした。


夜は・・当然飲むでしょ〜w
というわけで、岩トークに花を咲かせ、大重丸の夜は更けていくのでした。


年末の忙しい中、気持ち良くツアーに集まってくれたみなさん、お手伝いに運転に、さまざまなお気遣い、ホントにありがとうございました。
来年もこんな楽しい岩仲間と登れますように。

2014年12月23日火曜日

上下逆さまでジム納め


cherroさんが付き合ってくれて、半日ほどジム練習。

実は前日4時まで飲んでいたのだけど、意外に体が重くないんですよ〜!
とか話していたら、cherroさんに「確かに酒臭いですよね」と言われてしまいました。

ウゲゲーそんなに臭いですか Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
自分では気づきませんで大変失礼しました・・・。


さて、例によってTRクラック群を上がっておりて、アップ終了。

ルーフクラックを見上げる。
ずいぶん久しぶり。
最後に完登したのって夏だっけ?

案の定、3トライして立て続けに跳ね返される。
ちょいとおしゃべりしてから4トライ目。核心を抜けた!
と思ったら、最後の薄かぶりでなぜか力尽きて墜ちました。

まあまあ納得したので、クラックは打ち止めとしてフェースへ。

下部10c、ルーフまで抜けたら11aという課題にトライ・・したら途中で墜ちました。まさかの10c敗退〜!

今日はルーフをやる力が残っていないということにして、最後に中央垂壁へ。
店長マチさんの11cを3トライ、2テンまでせまったけどあいにく時間切れとなりました。



結局一つもクリアできず、この課題は年越し宿題にはなりそうだけれど、11cをバラせるようになるとは感慨深い。少しはフェース慣れ、ジム慣れしてきたのかなあ?

最後にスクイズチムニーをやったら、コツをすっかり忘れていてエラく難渋。やっぱり定期的にやらないとダメか。

一方のcherroさんは、思い出しトライで簡単にトップアウトしていました。きっと「チムニー登り」という機能がDNAに入っているんですね。

ま、そんなこんなで実りが薄かったですが、酒のせいですからね!


cherroさん、今年はたくさんジム練習に付き合っていただいてありがとうございました。
来年も日吉行きましょう〜^^

2014年12月21日日曜日

城ヶ崎でクラック愛を語る


またまた日曜日がぽろっと空きました。

「オラクラックいきてえ!12月にもなって城ヶ崎に行けてないなんて・・もう限界だっ」と遠吠えをしていたところ、お優しいじゅんさんが一緒に来てくださるということに。

それでは、1年前から行こう行こうと言っていた日蓮崎南面はいかがでしょう^^




話はずれますが、城ヶ崎はクラッカーとしてのkozzzzyの原点ともいうべき場所。

ルートが短い、シオや崩落がある、純粋なクラックというよりは「トラッド風に登るフェース」という意見もあったりして、好き嫌いが分かれる印象ですが、ボクは結構好きなんです。





ここに来ると、かつて塾長が「クラックはワンピッチのアルパイン」と言っていたことが思い出されます。

クラック講習を卒業して、初めて自力で行ったのがフナムシ。初めてのワイド、ネッシーでは死ぬかと思うくらいの激しい墜落を経験し、あかねでは弾丸のように落ちてくる落石にビビリ、カムスタックやロープスタックも数知れず。

いつぞやは宿難民になり、おっさん二人ラブリーなペンションのベッドで寝たりもしました(アルパイン的にいうとフォースドビバーク?)





様々なリスク判断、終了点工作や登り返しの技術、イレギュラーな状況への対処など、初心者にとってアルパイン的な楽しさ&厳しさが詰まっているのが城ヶ崎だと思うのです。

ここで出くわした様々なトラブル経験が、マルチの現場で役に立つことを痛感して、はじめて塾長の言葉の意味が腑に落ちました。逆に、そういうイレギュラーな要素を排除してスポーツ的に楽しむには、適してない岩場かもしれませんね。

というわけで、マルチ志向のみなさま、一度は城ヶ崎にどっぷりはまってみるのはいかがでしょうか(笑)




さてさて、例によってオーシャンでアップ。
今日は波が異常に高く、取り付きはざぶざぶ波をかぶっている様子。
しかたないねーとか言いながら、原人テラスと同じ高さまで一段上がって支点構築。

おおおお〜濡れとるのー濡れとるのーw


オーシャン初体験のじゅんさんはボクサーをOSトライ。つづいて僕も通算4・5度目のトライでしたが・・今までで一番状態が悪かったです。じゅんさん、変なコンディションでOSトライさせてすいませんでした。




そんなこんなで日蓮崎に到着したのはお昼すぎ。

16時頃満潮ということで、いよいよもって波が高くなっている。
じゅんさんは白波がドッカンドッカン砕ける中、緩傾斜をフリーソロで登り、果敢に偵察行動。





ルートの取り付きは・・




絶賛水没中。

そんな状況にもめげず、じゅんさんはインディアンドールにトライ。
つづいて僕はイブ5.10dをOSトライさせてもらいました。

どうみても僕が大嫌いなオフフィンガーサイズ。しかも被っているし・・。




猛烈に時間をかけ、テン山トップアウト。

ムーヴとカムセットばらしの2トライ後、だいたい繋がってきたところで、ラスト3トライ目。



やたー完登!
最初は死ぬかとおもったけれど、終わってみればいいルートでした。
思えばサイコキネシスで嫌というほど修行をして、オフフィンガーのコツがわかってきたかもしれない。


ちなみに波は終日荒く、一度はなんと終了点の高さまでしぶきが飛んできてびっくり。
もちろん取り付きも水をかぶり、アプローチシューズが濡れてしまいました。
ビレイ中のじゅんさんは、ものすごく冷たかったことと思います・・。



(ビレイ点から本来の取り付きを見下ろす)


帰りは塾長御一行と最近できたらしい富戸温泉でばったり遭遇。
ちょっと笑える話が発覚したのですが、それはまた今度w


思えばこの場所で、初10dとしてインディアンドールを完登したのが4月。
それが今や、6本目の10dレッドポイントですよ奥さん。
攻略法を確立したこともあるせいか、余りアルパインらしさを感じなくなりました。

そろそろ城ヶ崎で味わってきたあの「限界ギリギリの緊張感」が欲しいな。
次こそは11トライかなー。


ともあれ、フレッシュな気持ちを思い出した城ヶ崎でした。
じゅんさん、おつきあいいただいてありがとう〜!

2014年12月20日土曜日

また会員証作ってしまったよ


松山に出張。
最近、地方専門の仕事になっている気もしますが、たまたまです。

帰りの飛行機を待つ間に、2時間ちょっと行ってしまいました。


東京から来たとわかると、どのジムですか?と聞かれることがままある。東京=強いってことはないのだけど、やっぱりクライマー人口が多い分、強い人も多いのかな。ちなみに弱クライマーの僕は、「あ、こいつ弱いな」とわかっていただけるまでの時間がひたすら苦痛。もうこっち見ないで〜w




というわけで、5級をひいひいいいながら何本かクリア。
4級は、右手垂壁と奥の薄かぶりだけはできました。かぶり壁は全然歯が立たず。
ま、まあ、出張で怪我したくないからね。勘弁してやったさ。

あと5.10dと書かれた長モノをやったらヨレヨレ。
なーんだ、東京から来たのに大したことねーなー、という視線を感じながらスゴスゴと帰りましたとさ。




く、くそう。また来るからなー!

Rampidは市内中心部からバスで20分くらい。広くて、雰囲気もよく、いいジムでした。垂壁課題が少なく、かぶり系が充実しているイメージ。グレード感もしっかりしていて、種類も多いので結構遊べそうでした。

2014年12月14日日曜日

カチカチ山でワルツを踊る


えー週末をまたぐハズの出張が、土曜日で終わることになりまして東京に戻りました。

オラ、一日だけでも外岩行きてえ〜!
と吠えていたら、Iアニキが付き合ってくれることに。ありがとうございます〜!

近場、ということでユガマクへ。
城ヶ崎も候補に考えていたんだけど、うっかりトポを忘れたw




湯河原初見参のアニキには、桃源郷が瞬く間にトップロープで埋まるという、ユガマク恒例のルート渋滞について細かく説明。「ほらほら、アップができなくなると困るでしょー?」と、ちんぷんかんぷんな 様子のアニキを無理矢理せき立てて岩場へ。

まだ8時前でしたが、すでに2パーティーほど登りはじめていて、我々がアップを終えたころには大群衆が取り付きを埋めていました。

上部にあがって、アニキにはクリスマスローズをおすすめ。




女性のムーヴをガン見するアニキ。見事に2撃でした。

ボクは近くにあるゲイシャワルツ(5.11b)を試食。しかし上部の核心ムーヴで詰まり、手も足も出せず。仕方がないので端のクラックからワイドムーヴでせり上がってトップアウト。

下部はかなり思い切ったムーヴを強いられるので、ゲイシャワルツってきっとド派手な踊りに違いないと思っていたら、全然おしとやかな歌でした。





その後、「幕岩では最難の10台」とトポに書いてある紅葉前線(5.10d)へ。

フィンガークラックあり、カチあり、デッドあり、核心はテクニカルなジムムーヴの連続で、強度は高いけど楽しい!





4・5トライののちにギリギリ解決・・。
長時間ハングドックでの核心バラしにつき合ってくれたアニキのお陰でした。感謝です^^

これで10台は卒業かしら!?


ずっとつき合ってくれた御礼に、あとはどれだけでもビレイしますよー!ということで、アニキにマゾおけさをご紹介。



これをあっさりOS!さっすが〜!

下にいる塾長パーティーを冷やかし見学(?)した後、桃源郷を覗いてみたが、相変わらずトップロープだらけ。というわけで、再びアリババへ登ってアニー(5.10c)へ。

アニキが難渋している間に、どんどん日没がせまり、残念ながら敗退として、まだ明るいうちにと、回収便を出しました。

ここでワンテン。「いかん、回収便が宿題になるなんて許せん!」と、やり直し便を出させてもらったが、あせるばかりで余計にパンプしていき、ついに諦めてA0。ミイラ取りがミイラになるという失笑ものの展開、大変ご迷惑をおかけしました。。
まだまだ10台卒業とはいかないようです。



(周囲の方によると、毒グモとして時々ニュースになるセアカコケグモだ、とのこと。ユガマクに行く方はご注意アレ)
12/16追記:詳しい方のタレコミによると、どうやらセアカとは違うクモらしいです。お騒がせしました^^;;

最後はゆとろ で温泉。長年のゆとろファンには悲報なのですが・・なんと併設のレストランが閉まっており、「温泉セット」もなくなっていました。せっかくなので、二階のレストランで 金目鯛定食を頼んだけど、これが高い割にアレでした。思い切って奮発したのにぃ。

ともあれ、一年に2・3 回くらいしかフェースをやらないはずのボクですが、なぜかこの1ヶ月で二年分くらいのフェースをやる機会に恵まれました。フェースはフェースで楽しいですね。指が痛いけど^^;

アニキありがとうござました。また修行に行きましょう!

2014年12月12日金曜日

年末大バーゲンセール

12月11日〜12日の記録。

今年最後の福岡出張で、「ホームジム」ブラボーへ。

前回、Fくんの眼前で彼ができなかったスーパーお買い得2級を落として帰る、という快挙を成し遂げた。
その後、負けず嫌いのFくんは2級のみならず、ウルトラお買い得1級を落としたらしい。
電話をかけても、「あ、2級クライマーのkozzzzyさんですね」といじられる始末。

というわけで、福岡に着くなり1時間だけコソ練。

件の赤1番(1級)、スタートからの一手が全くわからないけど、のこりは体感4~5級くらいで問題なくつながる。これは恥をしのんでFくんに聞くしかないな。

翌日、出張の目的だった大仕事を終えた後、一目散にジムへ。
(出張の目的はボルダーではないです、念のためw)

登ること2時間、ようやくあらわれたFくんに赤1番のムーヴを聞きました。
Fくんも10回に1回くらいしか成功しないらしい。


ジャーン!これがその課題!(モデルはFくん。勝手にゴメン)





赤丸で囲んだ遠いホールドにデッドで飛びつく。
(かなり遠いので、両手を伸ばしてもスタティックには届かない)



と同時に、すばやく右足を左足に踏み替え、右足を次のフットホールドに素早く出す。



つまり足デッド!
リードクライミングでは決してお目にかかることがないムーヴですねww


横っ飛びを右手右足で止めるため、左半身が大きく回転しようとする。
ホールドは横にしか効かないから、後方にめくれたらかなり厳しい。

うまくいくと、横っ飛びのふられを右足の踏ん張りで絶えることができる・・・らしい。
ホントかよ〜!?



で、半信半疑、ボクも10回ほどやってみました。
全然疲れないムーヴなので、数だけはこなせる(笑)。  

パワーも保持力もテクもいらない、反射神経一発勝負だからねー。


「おお〜!止まった止まった!!」
と、言われて我に返る。


と・・止まった!!
どうやったのか全く覚えてませんwww

残りのシークエンスは、丁寧にムーヴをこなして・・

一級 とったどお〜〜〜!



ここの課題は1級まで。なんと入り口垂壁の課題は全て完了!
Fくんとのグレード争いもこれにて解決。

いやーこれで出張の目的を果たしたナー(だから違うってばw)

お買い得バーゲン品は穫り尽くしてしまったので、標準的なグレード感のかぶり壁にうつって3級に撃退される。どうやら、Fくんはかぶり壁が苦手らしいということがわかった。グフフ。次に来る時ははこれをターゲットにしよう。

最後に店長が垂壁で即興課題をつくってくれて、Fくんやスタッフの女性とボクでワイワイとしごかれました。楽しかった~!


お買い得ハンターのみなさま、福岡にお立ち寄りの際は、ぜひこいつを触ってみておくんなさい。ヒジョーに敷居が低いスバラシイ課題ですぜ。


というわけで、年内最終の福岡出張は終わり。
来年は定期パスを買った方がいいんじゃないだろうかと悩んでます。


<今回の成果>
・緑(4級)の未解決課題クリア。1~10番までコンプリート。
・オレンジ(3級)4番、6番クリア。5番は未解決、かぶり壁の8、9番も最後が未解決。
・白(2級)1番、2番クリア。3番未解決 4番以降はできる気すらしない。
・赤(1級)1番ゲット。足デッドは成功確率を上げるコツがありそう。2番以降は5年後くらいに・・
・即興課題 一番右の1本。Fくんとはあまり差がつかず。面白かったのでまたやろう。

2014年12月7日日曜日

スポートルートにクラック鳥が泣く

12月6日〜7日の記録。

週末はずっと仕事のはずだったのですが、ビルが停電とのことで休日は会議できないという流れに。シメシメ・・って仕事自体は減らないのですが。


そんなわけで、メパンナさんのシーズンラストトライにおつき合いする形で甲府幕岩へ!
・・だったはずが、直前の木曜日の雪で急遽林道が閉鎖されてしまうという痛恨のアクシデント。

兜岩へ向かわれる海坊主ツアーズに混ぜていただくことになりました。


駐車場でひとり出遅れたので、急いで頂上方向をめざし、上へ上へと林道を駆け上がる。





ゲートをくぐって500mほど走ったところで分岐に出くわす。
確認のためトポを見ると・・


林道入り口は、駐車場から下方向に降りるの でした。

ガビーン。


走って探しにきてくれたアニキ、途中で待ってくれていた皆さんに感謝。
ご心配おかけして申し訳ございませぬ〜。



登山道から見える富士山はとってもキレイ!
冬型という割には風が吹かなかったので、気温の割にはポカポカと暖かい。


アップをすませると、目を付けていたディライト(5.11b)へ。




ここの岩質なのか、「ある程度いけばガバがある」というつくりなので、4・5回テンションをかけつつもキーホールドを特定。

上段で間違えて「振り向いて(5.10a)」 をほとんどOSしてしまったけど(笑)、下降時に正規ルートを通過して、とりあえずヌンがけのミッションは果たしたよ。

あとはムーヴのお美しいメパンナ先生に解析をお願いしますねー。


・・フムフム。ナルホド。これはできそうだわい。




というわけで、二撃でグレード更新!がはははは!(ドヤ顔)
もちろんリーチ有利系でした。


午後3時を回ると、西側の稜線の影に入る甲府城エリアは、徐々に寒くなります。

追われるように大手門エリアに戻り、終わりかけの雰囲気のところをお願いしてラスト一本。今日は何かが足りない。そうだ、クラッククラック〜♪

桃色小道(5.10a)で遊んでその日は終了。なぜかボルトが2本ありましたが、残置無視で十分登れる好ルートでした。

宿に戻って、海坊主さん主催の楽しい焼き肉忘年会へ突入。




ハルコ嬢の酔っぱらいトークが面白すぎて、気づいたら思いのほか飲んでしまいました。


さて、翌朝もさむーい!
朝風呂入っておいてよかったよ〜。




風邪が辛そうなメパさんに代わり、運転を申し出る。

しかし、なぜかメパさんが寝ようとしない。

そうだ。昨日ルーファイを間違えまくったため、全く信用がないんだったw
使えない運転手でごめんなさいー。


二本目のアップでNightmare(5.10c)へ。
これ簡単そうだなーと思っていたら・・・




簡単だったwww

5.10b/c→5.10cと、オンサイトグレードがほんのりアップ。

「まあ、実際のグレード感は・・」と言いかけた瞬間に、海坊主サンに「ダウングレードしたらダメですよ!」と釘を刺されたので黙っておきます(笑)。スミマセン。




メパさんのお供で再び甲府城エリアへ。

ここでヌンがけをかねてラ・メント(5.10d/5.11a)をFL。

フラッシュグレードも、5.10dから半グレードアップなり!
昨日メパさんのムーヴ解析をガン見していた甲斐がありました。
当のメパさんも全く危なげなくRP。


隣でははらりさん、mfさんが、ディライトのOSトライを繰り出す。


なるべく2撃以内では解決しないよう願いますね〜w





写真は、核心を越えるmfさんに、「これでも食らえ!」とお尻を向ける人。


大手門エリアに戻り、調子に乗って「てんとう虫のレクイエム(5.11c)」を二人して撃つものの、短い核心に跳ね返され続ける。

最後にヌンチャク回収を賭けたトライで、なんとかテン山トップアウト。





これはあと1〜2日はじっくり取り組まないと終わらないかな。

最後に一階で別のイレブンに逆襲された後、メパさん、はらりさんが渾身の回収トライ。





はらりさん姿勢が絵になるな〜!

ボクはやっぱりクラックが気になって、アニキにビレイをお願い。
誰も取り付かなかった謎の5.9クラック二本を、最後に試食してみました。




プアプロ、浮き石だらけ、グレード辛いという、ただのワイルドなアルパイン(笑)。みんな取り付かなくて正解!(笑)
墜ちない覚悟でやればそれなりに面白いけど、兜岩に来てわざわざこれをやる理由は見いだせませんでした・・。


下山後は珍しく空いている中央道を飛ばし、八王子道の駅で食事、解散。




(人生初の「すあま」をオブザベ)


海坊主サン、みなさま、楽しいツアーに混ぜていただいて、ありがとうございました。
メパンナさん、ピックアップ、送迎に、暖かい飲み物まで頂いて感謝です。


兜岩また行きたい!てんとう虫のレクイエムは解決しておきたいナア〜




<修行の結果>

◯12月6日(土)
はじめの一歩(5.10a)FL
薫風    (5.10a)FL
ディライト (5.11b)2RP  ※変化に富んだ好ルート!
桃色小道  (5.10a NP)OS ※下部ボルトは無視しました。

◯12月7日(日)
青とブドウ色(5.10a)OS
Nightmare  (5.10c)OS ※初登者はジャムを使ってない??
ラ・メント (5.10d/5.11a)FL
てんとう虫のレクイエム(5.11c)2×TO
祝退職   (5.11b)×
林     (5.9 NP)OS ※トリトン1P目にやや似、プアプロ。
風 下部var (5.9 NP)OS ※右クラックから入ったらボロボロだった。





<ムーヴメモ>

◯てんとう虫のレクイエム(記憶に頼っているのでやや曖昧)

ボルト4本目までは悩むことはない。十分にレストしておく。
5本目、下から続くフィンガークラックの最上部に左手ガストン。右手にマッチして、右手をボルト横のフレーク状に飛ばす。ここがしっかり取れたら、クリップ可能。

次に右手を右フェースの大きなカチに取り、左足を少し高めにスメア。

この状態で体を右向きにふって、右手を左手フレークガバの上にある、横カチに取る。
(左のフレークに対して、やや両手レイバック気味になる)
悪いバランスに絶えて、右足をフィンガークラック終端フレーク状の、高い位置にまで上げる。さらに左足を右足より若干だけ高いところに スメア。

右手をカチで耐えながら、左手をフレーク上端にピンチ持ち。このとき、四本の指はフレークを横向きにつかむが、親指は下向きに押さえ込んだ方が持ちやすい。これが取れたら、左手は右下フェースのカチに戻してもよい。

この左手ピンチを頼りに、体を右に大きく倒し、左足を高く大きく引き上げる。この左足が5本目ボルト左のフレーク下端に乗ると、左足に乗り込むようにして立ち上がり、右手を遠くのガストンカチへ飛ばす。

ここが核心。

ガストンが取れれば、右足が右下フェースのカチまで引き上げられる。

ここから右上のガストン気味のカチまで右手をさらにとばす。
(これはスキップできるかもしれないが取れると安心できる)

これで、左手をリップ上のあいまいな模様にカチると、終了点クリップ可能。

終了点右上のリップにガバがあるので、目測をつけて取りに行ってから、終了点クリップしても良い。

2014年12月4日木曜日

疑惑の2階級特進?


今週も福岡。残念ながらブラボーはホールド替え中でしたが、水曜日に再開らしい。
F夫妻に誘われて、新課題をつまみ食いに行ってきました。

いい具合に仕事が終わらず午後9時になってしまったのだけど、F夫妻に戦わずして負けるワケにはいかないので、もう意地でも行くしかない。

ジムはホールド替え直後とあって、混み混みでしたが、緑(一応4級)を片っ端からトライ。サクサクとクリア。

おお?4級を連続で一撃?

試しにオレンジ(3級)を触ってみると・・。
おおお、これもできるじゃないか〜!


これは紛れもない・・

お買い得の予感。


ヒャッハー!!!!

こうなったら白(2級)を狙ってみよう。
最も易しそうだというウワサの白2番を、F君と二人して撃ちまくる。

しかし、のけぞった体を左手ガストンのロックオフで止めるムーヴがどうにもできず、どんどんヨレて最後は時間切れ。

諦めきれず、最後の最後に垂壁の白1番に手を出してみたら・・

あれれ??
解決ー!

さっそくFくんに自慢したら、「このまま東京に返すわけにはイカン」とばかりに、禁断の閉店時間超えトライを繰り出していたが・・解決せず。

(ふふふヨシヨシ・・)

もうすっかりボクより上手くなってしまったFくんに先んじてグレード更新するだなんて、これはキモチいい〜w
ま、アキパンにあったら4級以下は間違いない課題なんだけどね。

というわけで、しばらく地獄の仕事ウィークですが、気分よく頑張れそうです♪

2014年11月30日日曜日

太刀岡山左岩稜



さてさて、ついにやってきましたメパさん卒業記念マルチです。
行き先は、乾徳山とか直上裏参道とか色々候補があったりしましたが、 メパンナさんご提案の太刀岡山に落ち着きました。

朝は寒い!



よりによって、左岩稜はどうやら北側のよう。
日陰なのですねー。

とりあえず下部はクラックをサクサク登ります。



事前情報だと、3P目のワイド〜スラブがやばいとか。
ワイドグレード5.8というので、不肖ワタクシめが突入させていただいたのですが・・




(写真上部、ピラーの右側がワイド、さらに右のハング上がスラブ面)

ワイドが広すぎてプロテクションとれず。スラブにはペツルがあるが・・ここは残置無視にこだわりたい。

ということで、迷ったあげくにワイドの奥に出て、突き当たりの5.7程度のハンドクラックを登ることにしました。
ま、初登だったら間違いなくこっちを登るよねー(言い訳)。


この先からは打って変わって岩稜通しの快適ピッチ。
ポカポカと日も当たるし、高度感もすごい。



あれれ?なんだかロープを絡ませてしまいました・・。

そしてかの有名なハイライト、7P目!
メパさん、ポーズしてくださーい!




・・と、こんなことまでさせておいて、まさかのピンぼけでした(土下座)


さて、最終9P目。

意外にも、途中まではクラックがあってプロテクションが取れそう。

じゃ、残置は無視で、行ってきまーす♪



しかし・・核心がグレードの割に悪い。
核心手前を過ぎてからマントルを返すまで、プロテクションは取れず、ほぼほぼフリーソロ。死ぬかと思った〜!



つづくフォローのメパさん。


頂上で飯を食ってから、懸垂1P+歩きで登山道へ合流。




民家や道路が見られるのは、里山ならではの距離感ですね。


一旦下山して、シングルロープをピックアップ。
時間もあるので、再び小山ロックへ登り返します。

二人してハッピーバースデー(5.11a)にしごかれ、あろうことかこんな場所にまたしても宿題を残してしまいました。



(写真はメパさん)


というわけで、コワ楽しかった〜!太刀岡山左岩稜!
海金剛ほどではないけど、残置無視だとそれなりにシビアなアルパインでした。


メパさん、車やら宿やらすべて手配していただいて感謝です!
甲府幕岩の宿題がまともにできなくて残念でしたが、またやっつけにいきましょうね〜。
(あ、できれば太刀岡山のボルトルートもよろしくお願いしまする・・)



<感想>

・ 風景最高!下に民家が見えるという独特の高度感。アプローチも近いし、内容も楽しかったのでもう一度いってもいいかも。
・残置無視ということもあって、ところどころ恐ろしかった。海金剛ほどではないけれどアルパイン風味かな。グレードだけを見て突入するのは危ないかも。
・ルーファイはとりあえず登ってしまえば次の場所がわかる素直な設定。特に迷うことはありませんでした。事前情報を見ていたからかもですが。
・岩稜はプロテクション取りづらいところ多し。3級程度はフリーソロのつもりで。

・3P目は悩んだけど、ワイドでプロテクション取れない上に、さらにコケたスラブをフリーソロであがるのは無理だと判断。一応ビレイヤーのメパさんにお断りして、奥にある5.7程度のクラック沿いに登りました。(設定ライン沿いじゃなくてスミマセン)。ま、もし初登者ならば間違いなく奥のクラックを登ることしか考えられないので、今回のスタイルだとこれでいいのかな。
・最終はさみ岩は、核心部手前からプロテクションが取れない。(一応、古そうなリングボルトはある)。核心からトップアウトまでは実質フリーソロ。途中で恐怖に気持ちが折れないよう最高度に集中しました。オレ頑張った〜w
・核心部は墜ちないムーブを組み立てたつもりで突入したけれど、ガバと思ったところがガバじゃなくて死ぬかと思った。グレードにしては悪い。気をつけよう。

(以下は記録)

時間はおおよその推計

6:15   駐車場出発
6:30   取り付き

7:20   登攀開始
1P    7:20-8:00 (0:40)
2P    8:00-8:30 (0:30)
3P    8:30-9:10 (0:40)
4P    9:10-9:50 (0:40)
5P    9:50-10:30 (0:40)
6P    10:30-11:00 (0:30)
7P    11:00-11:30 (0:30)
8P    11:30-12:00 (0:30)
9P    12:00-12:30 (0:30)
計    5:10(ピッチ平均35分程度)

昼食   12:30-12:45
懸垂   12:45-13:05
取り付き 13:30
駐車場  13:50

※この後、はさみ岩付近の小山ロックへ登り返し。