塾生のみなさんと、すっかり恒例の(?)忘年クライミング@城ヶ崎。
クラックで10人も集まるなんて感無量〜!
そもそもクラックなんて異常者の趣味だと思われていたもんねーww
それぞれ目標に応じて、あちこちに分かれることになりました。
僕はというと、どうしても今年の目標だったイレブンクラックを触りたくてかさごねへ。
山野井三部作の中では最も易しいとされる神風(5.11b)がターゲットです。
情報が極めて少ないルート。遊歩道からは見えないハング下に位置するため、写真による照合すら不可能。ほとんど挫折しかかりましたが、メパえもんが4次元ポケットからトポを出してくれました\(^o^)/
ひゃほー!深謝!!
とはいえ、グレードといい、トップダウンの面倒臭さといい、こんな場所に来てくれそうなパートナーはいないよね・・。
と思われましたが、じゅんさんが
ありがたやありがたや〜(>_<)
近隣にいいアップルートがないので、ファミリーへ出張。
唯一の宿題というべき新人クラック5.10aを・・墜ちました_| ̄|○
二度目で何とかRP。ふう。
というわけで昼頃、やってきましたかさごね!
初のラペルダウン!アドベンチャラス〜♪
もちろん支点も岩角にロープを巻いたりして全て手作り工作です。
と思ったら、先客がいらっしゃって懸垂用ロープを使わせていただきました。
ラッキー♪
もちろん神風サイドには終了点をつくったよ。
降りてみたら、取り付きにいらっしゃったのは、30年前に山野井さんに連れてこられてここを登ったという某クラブのベテランクライマー。しかもビッグロックで何度か会っていた!(笑)
イレブンクラックはたくさんあるのに、なんでまたこんなところに・・と言いますと、僕が山野井ファンだからです。もちろん、お父様の書かれた本までくまなく読んでいるぜ。
記念すべき初イレブンは山野井三部作にしたい!って意気込み。
記念すべき初イレブンは山野井三部作にしたい!って意気込み。
そんなところで山野井さんゆかりの人たちに出会う奇遇に興奮して、トークに花を咲かせるミーハーなボク。
肝心のルートは・・完全に力負け。残置敗退しました。
いやまあ、1日やそこらでできるとは思っていなかったけどさ。
それでも、核心最初の遠いキーホールドを取りに行くムーヴが組み立てられたので良しとしたい。体が半分裏返しの状態で、デッド気味のフィンガージャムなんて出せるかyo!
・・と、ほとんど諦めかけたが、じゅんさんのムーヴ講座が非常に役立ちました。初段クライマーほんとすごいわん!(尊敬)
次の一手、さらに遠いジャムまでが本当の核心だとは思うけど、パワーが全く足りていない。加えてランナウトの恐怖で、一手も一足も出せず。
ま、でも夢のルートに触ることができたこと、そして久しぶりに限界を大きく超える厳しさを体感することができて、また次の目標が見えてきた気がします。
じゅんさんは隣接エリアの忍者(5.10d)を希望しておられましたが、遠目からわかる濡れと時間切れで、結局こちらにつきあってもらってしまいました。
本当に本当にありがとう〜 m(_ _)m
さて、2人で計3トライ出したらもう16:30。夕食が18時開始だから余裕かと思っていたら、ここからが本日の核心でした。
トライ中に隣のパーティーが撤収。帰りはワイド気味の5.9ルートを登り返す必要があるのだけど、これがめちゃめちゃ悪い。じゅんさんがここをヘッデン、サブザックで苦労しながらオンサイト。
フォローでヒイコラ上がったあとは、じゅんさんに撤収をお願いしつつ、神風側に回りこむ。漆黒の海へ再び懸垂下降して、ハング下にぶら下がり、残置ギア類をナッツキーでゴリゴリ回収。暗闇にドカンドカンと波が響く中、ミスると取り返しがつかないので、いきおい作業が慎重になる。
ヨレた体で登り返して、あちこちの岩から取った終了点を全て回収。
時計を見たら18時。
時計を見たら18時。
宿に着いたのはなんと19時でした。
肝心の幹事が乾杯に間に合わない、という締まらない締めで申し訳ナス。
そんな中、オトナな皆様は各自で買い出し、配車&ピックアップ、食事の段取りなど着々と進めてくださって大感謝。今回も名ばかり幹事のkozzzzyなのでした。
夜は・・当然飲むでしょ〜w
というわけで、岩トークに花を咲かせ、大重丸の夜は更けていくのでした。
年末の忙しい中、気持ち良くツアーに集まってくれたみなさん、お手伝いに運転に、さまざまなお気遣い、ホントにありがとうございました。
来年もこんな楽しい岩仲間と登れますように。
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