2015年4月12日日曜日

サクラチル・・



神風はついに時間切れ。

暑いし濡れるしで、もはやクライミングどころではありませんね。
(6月でも登れるだなんて、それどこの変態w)


ところが今週は、冬並みの気候に逆戻り。
終わったはずの城ヶ崎シーズンに、オマケの一日が到来。

カミサマホトケサマ寒気サマ〜!





こうなったら、かさごねですよカサゴネ!

じゅんさんにお付き合いいただいて伊豆高原へ。


覚悟していたとおり、あちこち濡れているけれど、天気も風も乾きも、先日よりはましなくらい?





前回の細かいムーヴメモを確認。
入念にアップして、いざトライ〜。





2テン、3テンですが、トップアウトまではなんとかできるようになりました。

前回まで、デッドポイントジャムを使う苦し紛れムーヴで乗っ越しを解決していたのだけど、Kさんにもっとよいムーヴを教えてもらって省エネ。

それでも強度が高いムーヴばかりなので、一気につなげるとどこかで限界を迎える。



じゅんさんはいつも通り、果敢にナッツでランジ!




この思い切りがすごいな〜。


お互い2回リハーサルをして本番へ。
核心が濡れてくるため、これがラストトライか。


慎重にナッツを決め、ルーフの舳先に向かって体をせり上げる。
核心最初のデッドだ。

頭に浮かぶネガティブなイメージ。
自分の飛距離を信じきれていない自分を、乗り越えられるだろうか?
じゅんさんのランジを見ていて、自分が届かないなんて言えるはずない。


腰を近づけ、思い切って引き付ける。

足を踏み切る刹那、再びよぎる失敗のイメージ。
一瞬の逡巡の後に、飛び上がる。



・・だめだ。届かない。



スローモーション。
上に伸び上がった身体が重力に絡め取られ、再び落ちていくのがわかる。


こみ上げる自分への怒り。
シーズン終戦。




チクショー!!!
自分への怒りを、ひとしきり岩にぶつける。





あらためて核心下からやり直し、上までノーテンでトップアウトしました。



もう一度どうですか、と言っていただいたので、やってはみたものの、すでにヨレヨレでエイドの連続で突破する羽目に。

情けない。

でも、なぜだかすっきり納得できました。
ここが自分の力の限界なんだ。


体調不良だとか、濡れだとか、もう少し晴れた日が続けばとか、言い訳はいくらでも出てくるけども、自分の今持っている力を全部ぶつけて、10トライのチャンスがありながら解決できなかったというのが事実。

悔しいけど、どこか清々しい。



じゅんさんも、トップロープで強度が高すぎるランジ部分を飛ばしてみたら、その後はすんなり解決。やっぱりマントルがうまい!


そんなわけで、お互いあと少しのところで、来シーズンへ持ち越しとなりました。






もう初夏の匂いがする城ヶ崎。

この1日があったおかげで、納得して終われました。


さて、今年は瑞牆に通うよ!
そこの変態のみなさんも、ぜひ一緒に通いましょうw


じゅんさん、何度もお付き合いいただいて本当にありがとうございました。
来シーズンまた行きましょう!

4 件のコメント:

  1. 難しいルートに次々挑戦するkozzzzyさん、じゅんさんペア、すごいです。私はいつもできるルートしかトライしていないので進歩がないんだなー。見習わなくては。

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  2. cherroさん、懲りずにやっているとなんとかなりますよ〜。
    (あ、なんともならなかったんだったっけ・・)
    今年はジャクマメとかどうですかー?^^

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  3. おつかれさまでした。
    悔しいけれど力不足の現実は現実として受け止めます。やることがたくさんあって、ワクワクします。
    来週末からミズガキゲートオープンだそうですね!トポも出るし混むかな?末端壁、行きましょう!

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  4. じゅんさん、おつきあいいただいて、ありがとうございました〜。悔しいけれど、夏に修行してまた戻りたいですね!
    また末端壁にも通いましょう。

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