11日はMJさんにお誘いいただいてユガマクへ。
cherroお嬢様の忠実な召使い(?)STさんとご一緒に、快適ドライブ♪
打ち合わせ違いで、MJさんが持って来てくださったカムがあったので、久しぶりにクラックでアップ。非常に美しいクラックだけど、ムーヴはフェイスw
初めてのカムセット練習にはよいかも。
そうこうしているうちに団体が襲来。隣のパーティーのマナーが悪く、登っている上からいきなりトップロープを投げ落としたりしはじめたので、早々に上部へ。
今日も懲りずにゲイシャワルツ!
累計3日目。
初見ではノーチャンスに思えたのだけど、じゅんさんの解析を聞かせてもらったら、ひょっとしてできるかもという気がしてきた。甘いかなー。
しかし、やはり核心の左足が外れ続けて、何度もドカ落ちしてしまいました。
cherroさん、いつもシビアなビレイばっかりでごめんなさい。
核心の左足ハイステップを確実にきめるために、右足をいい位置に置きたい。今の右足の位置だと、左足が抜ける方向に体が回転しようとするため、なかなかきちんと入らない。
とはいえ、右足を置きたい位置は、ツルツルのフェースなんだよねー。
長いハングドッグの末に目が慣れてきたので、あらためて詳しくフェースを調べると、右足を置けそうな米粒スタンスを発見。お、これはいけるかもしれない!
STさんビレイで2本目。
核心一つ手前、デッドの要領を思い出した。
おかげで、右手のパワーを温存して核心に突入できる。
右足をそっと粒カチにおいてみる。ギリギリ乗っているかどうか・・。
ここから左足ハイステップをおく。やはり不安定になる。
焦って一気にデッドを飛ばしたら、指先がかかって外れた。
お、はじめて届いた?!
今日は昼になっても湿度が低く、コンディション的にはベストの日だったようだ。
下で見ていた cherroさんには、「私からビレイ交代したとたんに核心がつながるってどういうこと?」と訳のわからないヒガミ方をされました(笑)。
いえいえ、ビレイヤーが信頼できないだとか、カメラを撮るときに両手を離しそうだとか、そんなことは決して思ってませんからね〜! ^^
長いレストをはさんで、今日三度目のトライ。
先ほどのムーヴを慎重にこなして、ついに完登!
計7便くらい?
苦手フェースとはいえ、ここまで跳ね返され続けると、限界感を感じて嬉しくなるねw
調子に乗って「もうじきバカンス」に手を出してしまう。
上からヌン掛けしたのに、まさかの1ピン敗退。これはホント無理w
またまた上に回りこみ、ヌンチャクを懸垂回収してそそくさと去りました・・。
その後、ダイヤモンドヒップとゼルダを思い出しトライ。
最近流行している「復習のつもりが余計な宿題を増やして終わる」パターンが懸念されたが、なんとかRPできました。少しはムーヴの引き出しが増えたかな。
帰りは塾長ご一行と一緒になり、バーミヤンで飯を食って帰宅。
楽しかったなあ。
STさん、長距離運転&送迎ありがとうございました。
MJさん、cherroさん、おつきあいいただいて感謝です。
またご一緒しましょうね!
<本日の成果>
Washing(5.7NP) アップ
サンセット(5.10a) アップ
ゲイシャワルツ(5.11b) 3RP *終わってみれば超良ルート!!
もうじきバカンス(5.11c) × *1ピン敗退・・完敗。
ダイヤモンドヒップ(5.11a) 再登 *ヒールフックはまぐれじゃなかったようで。
ゼルダ(5.11a) 再登×2 *ムーヴを解説しようとしたが怪しかった・・
------------以下OS注意----------
<ゲイシャワルツ ムーヴメモ>
目の高さの水平シンクラックに右・中央・左のカチがある。
ガストン、アンダー気味の左手カチと、右カチを頼りに、左足を大きめのスタンスにあげる。もう一足ずつあげて右手ロックオフと左足でこらえながら1ピンクリップ。
一旦、最初のスタンスに右足を戻してレスト。
次に右手を中央のカチに移し、左足を開いて左の外傾スタンスへ。
左手を顕著な左フレーク下部にガストン、左足に乗り込みながら、重心をフレークより左に移動させ、右手も添えてフレークにぶら下がる。レスト可能。
フレーク沿いに手をあげる。
左手を右手より少し上の甘めの場所に、さらに右手を高めのガバフレークへ。
右足は、最初に使った水平クラック上の左カチから見て、やや下によいスタンスがある。
(YouTubeにあるように、左カチやフレーク下部まで足をあげるとリーチ的に次のムーヴがつらくなる)
左足は、左カンテ上の同じ高さくらいにある、小さな外傾エッジに乗せる。
これでフレークのひきつけも使いながら腰を引き上げられる。
ここから下部核心ムーヴ。
体を右に倒し、左手を大きく高くクロスで出し、チッピング風のキーホールドを取りに行く。右足と左手の引きつけがきまっていれば墜ちないので思い切って。
左手が取れたら、左足をフレーク下部の緩傾斜に大きく引き上げる。ついで右足を右面のスタンスに大きく出して張る。必要なら、右手は右の高いところにガストンが取れる。右手を右上面のカチへ飛ばす。2つあるので中継しつつ、最終的に遠い方に飛ばす。
右手カチがとれたら2クリップ目が可能。レスト可能。
次に左手を右フェースの手前の方のカチにとる。このとき、左足を水平クラックの割れ目に、右足をやや低めの外傾スタンスに取ると片手ずつレストできる。
これが核心手前の最後のレスト。右手を特に休ませるとよい。
右手を上側のカチの右に寄せ、左手をマッチ。
左手がなるべく中央寄りのいいポジションを取れるように微修正する。
左足を高めの外傾スタンスへ、右足を同じ高さにある右カンテ上の豆粒ほどのスタンスへ乗せ、両手で腰をいっぱいに引きつける。足が外れないように両手と体幹でこらえながら、右手を高くデッド。このときに、腰がなるべく高く、かつ壁についていると右手の消耗が少ない。
右手をなるべくいい位置に修正し、カチ握りする。
右足を右手の真下、左足と同じ高さのやや右側にある垂壁面に置く。
ここに米粒大のカチがあるので、あらかじめ位置を確認しておく(上からだとかなり見つけづらい)。つま先を外側に向け、親指を乗せるとかかりやすい。
右手カチと右足粒カチで耐えながら、先ほどのチッピングホールドに左足をハイステップ。
この足がかかるかどうかで、核心ムーヴの成否が決まる。
時間をかけるとヨレる上に、かかりづらくなるばかりなので、一発できめる。
ポイントは、ホールドの左端をめがけて足をあてること。一見すると右端がかかりやすいがこれがトラップ。
そしてつま先を内側にして小指〜中指で乗り込むとかかりやすい。
(両足先が右に向いてるから、後で腰を押し込みやすいという効果もあるのかも。)
これで一気に右カチと高い左足を押し下げ、左上の遠いホールドをデッド。
右足はフラッギングし、なるべく腰がはがれないようにするとデッドの成功確率があがる。
左手を確実にとったら、左足と左手を支えに、右足ハイステップで、さきほどのカチにあげる。これでクリップ可能。たぐり落ちの危険があるので、慎重かつすばやく。
カチを持つ左手に余力があれば、右手がワンシェイクできる。
次に、頭上に二つあるカチを右手で取りに行くのだが、右の遠い方が安定するため、一発で右を取りに行ったほうが疲労が少ない。右足を押し下げ、核心ムーヴとちょうど鏡像対称のムーヴを起こし、右手をいっぱいに飛ばす。
ここからは左手を左側のカチに取り、右足を高く引き上げる。さらに左手を高く出したい。もしかしたら右手を頂上辺りの甘いホールドにとったかもしれない。(右向きのフリムーヴでもできたかも?)
左手をカンテ上の甘いパーミング、そのまま上にペタペタげるとガバがある。
ガバを取ると右手は頂上奥のホールドにとれる。
必要ならさらに左手を左奥の木の根でも取れる。
ここで終了点クリップ。
あとは上に登るかどうかはお好みで。
ただし一つ奥側にある木は、根が浮いているので注意。
------------おわり----------